ステータス・バイト・レジスタには、イベント・レジスタと出力キューの情報がセットされています。
これらの情報の中からサービス・リクエスト・イネーブル・レジスタによって、更に必要なものを選択することができます。
選択された情報がセットされた場合は、ステータス・バイト・レジスタのビット6(MSS マスタ・サマリ・ステータス・ビット)がセットされ、SRQ(サービス・リクエスト)メッセージを発生し、これによりサービス・リクエストが発生します。
RS-232C、USB、LANの場合は、ステータス・バイト・レジスタのビット4(MAV メッセージ・アベイラブル)はセットされません。
ステータス・バイト・レジスタとは、シリアル・ポールを行うときに、本器からコントローラに出力する8ビットのレジスタです。
サービス・リクエスト・イネーブル・レジスタで使用可能に設定されたビットのうち、ステータス・バイト・レジスタのビットが1つでも"0" から"1" になると、MSS ビットは"1" になります。
それと同時にSRQ ビットも"1" になり、サービス・リクエストが発生します。
SRQ ビットは、常にサービス・リクエストに同期しておりシリアル・ポールされるときにのみ読み出され、同時にクリアされます。
MSS ビットは、"*STB?"クエリでのみ読み出されますが"*CLS"コマンドなどでイベントをクリアするまでクリアされません。
サービス・リクエスト・イネーブル・レジスタは、各ビットを"1"に設定すると、ステータス・バイト・レジスタ内の対応するビットが使用可能になります。