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HIOKIは世界に向けて計測の先進技術を提供する計測器メーカーです。
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開発、生産、販売・サービスが一体となり
お客様のニーズに迅速にお応えしています
革新的技術の創出へ
人々の安全で快適な暮らしや、夢の実現のために、科学技術は日々進歩しています。それを支える電気計測器も進化し続けています。時代の要請にお応えする電気計測器を開発していくために、全社員の1/3以上が開発・技術者で、研究開発費は売上高の約10%を占めています。
高品質と短納期の追求
電気計測器は、その性質上、高い精度や安全性が要求されます。このようなお客様が要求する高品質の製品をお客様が必要とするタイミングで提供するため、継続的に知識・経験・スキル・技術力を磨き、また、仕入先様と連携した多品種少量・変種変量生産を実現する生産体制を目指しています。
世界中のお客様を身近でサポート
販売会社や販売店と協力し、地域密着の体制を整えています。お客様の要求に合わせた対応を継続的に行い、お客様の満足と信頼を得られる商品とサービスを提供します。お客様からいただいた情報は次の製品開発につなげていきます。
研究開発を担う部門では、将来の製品に必要となる基礎技術開発と、現在市場から求められている製品設計開発をバランス良く組み合わせて、継続的に新製品を生み出しています。世界初の金属非接触電圧測定技術をはじめ、高精度電流センシング技術、高周波測定技術やレーザ光測定技術、ミクロン単位のプロービング技術など、独自の技術を開発し、それをベースにお客様の困りごとを解決する画期的な製品を世の中に提供してきました。
これからの市場動向を適切に予測し、そこで必要となる技術や製品を企画するために、技術者全員がお客様とのコミュニケーションを重視し、計測機能だけではなく安全性やデザインでも、顧客視点に立った製品の創出に努めています。
最新鋭の実験研究設備を導入したHIOKIイノベーションセンター(研究棟)が2015年に完成し、より充実した設備環境のもと、研究開発に取り組んでいます。
新製品の設計開発では、製品ごとに開発・製造・販売・品質保証の各部門の担当から成るコンカレントエンジニアリングチームと呼ばれる全社横断組織が結成されます。新製品は誰もが提案でき、チームの責任者には大きな権限が与えられます。組織の壁を取り払い、一丸で活動することにより、高品質な製品を短期間で開発しています。
2022年グッドデザイン賞受賞 解析サービス【スラリー解析システム】
商品コンセプトがしっかり具現化された計測器は、機能面で優れているだけでなく、お客様の使用感や安全性の確保まで、あらゆる視点で配慮され、
形状としても美しいものです。当社では、これらの要素すべてに関わる「デザイン」を重視し、デザイナーが商品企画の初期段階から開発に参加して、様々な提案を行っています。
こうした活動により、1985年の当社初のグッドデザイン選定商品を皮切りに、多くの製品が受賞を重ね、2022年度までの累計受賞数は78件にのぼります。当社の製品デザインは、ユーザーが計測器を手にした時や使用した時に感じる気持ちに寄り添い、くらしや社会をより豊かにすることを目指しています。(デザインポリシー「COGNITIVE」)
目まぐるしく変わる市場の要求に対応したモノづくりを実現するため、変種変量生産を追求し、さらなる生産性の向上に取り組んでいます。 修理サービスでは、お客様のダウンタイムが最小になるよう、納期改善に取り組むとともに、製品設計へ必要な情報をフィードバックする機能も果たしています。 新製品開発においても製造部内の各担当が製品開発初期から参画し、最適なモノづくりの在り方を追求しています。
お客様に当社製品を永く、安心してお使いいただけるよう、公的機関の認証を取得し、製品に対する信頼性の向上に努めています。 1993年に品質マネジメントの国際規格ISO9001を、1997年に環境マネジメントの国際規格ISO14001を取得しました。 2016年に、2015年版規格改訂に伴い品質と環境を統合しています。さらに、2008年9月には、現場測定器に分類される絶縁抵抗計で 計測器業界初となる新JIS マーク表示制度の認証を受けました。また、計測器メーカーとして重要なJCSSの認証(MRA認証含む)を取得し、 計測技術を向上させ、お客様のニーズにお応えしています。また2018年には、670製品について3年保証を実現しました。
※保証の詳しい内容については、製品保証をご確認ください。
品質方針
最高の顧客サービス
顧客の満足と信頼を得るために、高品質の製品と最高のサービスを提供する。
2018年1月1日制定
2021年1月1日改定
JCSS( ISO17025)校正を拡大
JCSS 校正事業者として 2008 年に認定されて以降、クランプ電流計、電力計、電力量計、時間・周波数計、接触式温度計まで拡大し校正を行っています。 お客様のニーズにお応えするために、JCSS 校正のさらなる拡大を行い、国際的な校正サービスを提供いたします。
グローバルに展開するネットワーク
1998年にアメリカに HIOKI USA CORPORATION を設立したのを皮切りに、世界各地にグループ会社を設立し、現地市場の開拓を進めています。当社の代理店は 30か国を超える国々にあり、世界各地で製品の販売体制を築いています。海外市場においても、市場ニーズをリアルタイムに把握し、新製品開発にフィードバックすることが製品のグローバル化には欠かせません。海外における販売会社、代理店は、販売のみならず開発面においても日本の本社工場との橋渡し役として、重要な役割を担っています。(事業所・拠点)
HIOKIイノベーションセンター(研究棟)
コンセプトは「PLATFORM TO THE FUTURE」人と情報が集まり、自然な交流の中からイノベーションを喚起し、お客様に向けた新たなものを発信していく。
そんな未来に向けてのプラットフォームでありたいという想いをこのコンセプトに込めました。HIOKIの全技術者が108m×36mのフロアに結集。
自然と一体化した3 Fのワークプレイスの階下には各種実験室と開発設備を配置しています。
※同センターは 2016 年度 第 29 回 日経ニューオフィス賞「ニューオフィス推進賞(クリエイティブ・オフィス賞)」を受賞しました。
実験施設
当社の知財戦略は、事業戦略と開発戦略が密接に連携した三位一体の活動を推進してきました。この活動をさらに深化させるため、三位一体の戦略が経営に資することを目指すIPランドスケープ®* の確立に取り組んでいます。
*IPランドスケープ : 「IPランドスケープ」は、正林真之弁理士の登録商標です。(使用許諾 2021/4/22 )
(特許庁ホームページ 総務部企画調査課 掲載資料より)
「経営戦略又は事業戦略の立案に際し、(1)経営・事業情報に知財情報を取り込んだ分析を実施し、(2)その結果(現状の俯瞰・将来展望等)を経営者・事業責任者と共有すること(分析結果をきっかけに・・・双方のやり取りが行われること)」と定義しました。
多種多様な製品群はカテゴリーごとに特長が異なるため、それぞれに適した特許ポートフォリオ*を作成し、事業戦略と開発戦略との連携により、タイムリーに知財戦略を見直しています。
※ポートフォリオ:自社や市場のパテントマップ、他社のパテント調査や分析の結果などを目的に沿ってまとめた資料集
開発戦略では商品企画のための要素技術レビューにおいて発明発掘が議論され、事業戦略ではコンカレント・エンジニアリングのプロセスに特許レビューが組み込まれることにより、自立した三位一体の戦略が実践されています。
かつては、最先端の技術により日本が多くの産業を牽引していましたが、その勢力地図は大きく変貌しています。当社でも日本国内の基盤強化に注力してきた知財戦略の方向性を大きく転換し、保有する国内特許の戦略的な権利放棄を進め、海外の主要マーケットにおける権利取得に注力しています。
知的財産権は価格決定力の強化に直接的な影響を持つ重要な無形資産です。各国の法令等を踏まえての知財動向分析から、経営戦略と連携して、権利行使を前提に侵害・被侵害のリスク管理を強化しています。
また、社内においては知財のKPIに対する進捗状況をダッシュボード化して公開するなど、知財マインドを醸成するための情報を積極的に発信しています。
当社では、技術者の発明精神を育むためのインセンティブとして、職務発明報奨制度を整備し、特許出願活動を長期にわたって支援しています。
取得した知的財産権は、ブランド価値を向上させるための重要な会社の資産として、その権利の有効活用と保全に努めています。
工業デザインとしての安全性と使いやすさを徹底追求した製品は、日本のグッドデザイン賞やドイツのiFデザインアワードといった国際的なデザイン賞を数多く受賞しており、同様に多くの意匠権も保有しています。
波形記録装置の代名詞となっている「MEMORY HiCORDER」(メモハイ)も、当社の登録商標です。サービスや商品名の商標登録により、ブランド価値の向上にも取り組んでいます。
お客様とともに問題の解決に取り組むことにより、コア技術による計測ソリューションは「守りの特許」として競争力を強化し、新たなチャレンジは「攻めの特許」としてビジネスフィールドを拡張しています。
長期にわたり日本の先進技術と共に培われてきた計測技術は、およそ1000件の国内特許を保有するまでに至りました。その後は、グローバル市場の拡大に伴い外国における特許の権利取得に経営資源を振り分けるべく、国内特許の有効性を精査しての権利放棄を進めながら、外国出願を強化しています。
また外国出願では、各国の産業と特許制度の特徴に合わせて出願先を決定しています。
特許保有件数の推移
コーポレートブランドである「HIOKI」の表記文字は、世界107*の国と地域において商標登録され、多様なHIOKIの計測器群が、さまざまな国や市場に広がっています。高品質の製品と最高のサービスを提供するため、世界各国でブランドの浸透と管理に取り組んでいます。
※2020年現在
知的財産権はすべての企業にとって大切な資産であり、尊重されるべき権利です。他社の知的財産権を侵害しないことは、当社の「社員行動規範」に明記され、規定の整備や知財検索支援ツールの充実などを図り、継続的に実施されるコンプライアンス研修によって、知財のガバナンス体制が強化されています。