ステータス・バイト・レジスタと関連キューのクリア(出力キューを除く) LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

*CLS  

クエリ

 

応答

パラメータ

解説

コマンド

イベント・レジスタ(SESR、ESR0、ESR1、ESR2、ESR3)の内容をクリアします。

クエリ

コマンド

*CLS
イベント・レジスタ(SESR、ESR0、ESR1、ESR2、ESR3)の内容をクリアします。

クエリ

応答

注記

GPIB:出力キューには影響しません。
RS-232C、USB、LAN:出力キュー、各種イネーブル・レジスタ、ステータス・バイト・レジスタのMAV(bit4)には影響しません。

標準イベント・ステータス・イネーブルレジスタ (SESER) の書き込みと読み出し LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

*ESE   <マスク値>

クエリ

*ESE?  

応答

<マスク値>

パラメータ

<マスク値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

SESERのマスクパターンを設定します。
初期値(電源投入時)は0です。

クエリ

SESERのマスクパターンを返します。

コマンド

*ESE 36
SESERのbit5とbit2をセットします。

クエリ

*ESE?

応答

*ESE 36  (HEADER ON のとき)
36  (HEADER OFF のとき)
SESERのbit5とbit2が1に設定されています。

注記

標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR) の読み出しとクリア LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

*ESR?  

応答

<レジスタ値>

パラメータ

<レジスタ値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

SESRのレジスタ値を返し、レジスタをクリアします。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

クエリ

*ESR?

応答

32
SESRのbit5が1に設定されています。

注記

本器では、bit6、bit1は使用しません。

機器のID(識別コード)の問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

*IDN?  

応答

<メーカ名>, <モデル名>,<シリアルNo>,<ソフトウェアバージョン>

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

機器のIDを返します。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

クエリ

*IDN?

応答

HIOKI,IM3533,123456789,V1.00

注記

実行中の全動作終了後、SESRのOPCをセット LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

*OPC  

クエリ

 

応答

パラメータ

解説

コマンド

送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンドが終了した時点で、SESR(標準イベント・ステータス・レジスタ)のOPC(bit0)をセットします。

クエリ

コマンド

A;B;*OPC;C
A、Bコマンド終了後、SESRのOPCをセットします。

クエリ

応答

注記

実行中の全動作終了後、ASCII の1を応答 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

*OPC?  

応答

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

送信されたコマンドのうち、*OPCコマンドより前のコマンド処理が終了した時点で、ASCIIの1を応答します。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

クエリ

*OPC?

応答

1

注記

機器の初期化 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

*RST  

クエリ

 

応答

パラメータ

解説

コマンド

本体を初期化します。
システムリセットと同じです。
ただし、インタフェースの設定は初期化されません。
参照:「本体取説:初期設定一覧表」

クエリ

コマンド

*RST
本体の初期化を実行します。

クエリ

応答

注記

本体を初期化すると、現在の設定内容が消去され、初期状態になります。

サービス・リクエスト・イネーブル・レジスタ(SRER) の書き込みと読み出し LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

*SRE   <マスク値>

クエリ

*SRE?  

応答

<マスク値>

パラメータ

<マスク値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

SRERのマスクパターンを設定します。
初期値(電源投入時)は0です。
bit6、未使用ビット(bit7)の値は無視されます。

クエリ

SRERのマスクパターンを返します。
bit6、未使用ビット(bit7)の値は常に0です。

コマンド

*SRE 34
SRERのbit5とbit1をセットします。

クエリ

*SRE?

応答

*SRE 34  (HEADER ON のとき)
34  (HEADER OFF のとき)
SRERのbit5とbit1が1に設定されています。

注記

ステータス・バイト・レジスタの読み出し LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

*STB?  

応答

<レジスタ値>

パラメータ

<レジスタ値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

STBのレジスタ値を返します。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

クエリ

*STB?

応答

8
STBのbit3が1に設定されています。

注記

サンプリングの要求 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

*TRG   <TRIG番号>※トランスモードのみ

クエリ

 

応答

パラメータ

解説

コマンド

外部トリガの時に、1回サンプリングを行います。

クエリ

コマンド

:TRIGger EXTernal;*TRG;:MEASure?
外部トリガに設定し、1回サンプリングした後に測定値を取得します。

クエリ

応答

注記

内部トリガの時にこのコマンドを実行した場合、実行エラーになります。
トランスモードのみTRIG番号を指定する必要があります。

セルフテストの実行と結果の問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

*TST?  

応答

<結果>

パラメータ

<結果> = 0〜15 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

以下のセルフテストを実行し、結果を返します。

  1. ROMテスト
  2. SDRAMテスト
  3. SRAMテスト
  4. BUSテスト
テストを開始すると、測定を含む全ての機能が停止し、コマンドも受け付けなくなります。
テストには約1分程度かかります。
テスト中は、コマンドを送信したり、本体の電源を切らないようにしてください。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

クエリ

*TST?

応答

5
ROMテストとSRAMテストがNGでした。

注記

結果が0以外の場合は、故障の可能性があります。
お買上店(代理店)か最寄りの営業所にご連絡ください。

コマンド処理終了後、続くコマンドを実行 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

*WAI  

クエリ

 

応答

パラメータ

解説

コマンド

コマンド処理終了後、*WAIに続くコマンドを実行します。

クエリ

コマンド

A;B;*WAI;C
A、Bコマンド処理終了後、*WAIに続くCのコマンドを実行します。
現在の周波数:1kHz 内部トリガの状態において

  • *WAIコマンドを使用しない場合
  • (送信)
    :FREQuency 120;:MEASure?
    この場合の:MEASure?クエリの応答は、どちらの周波数の測定値かは不定です。
  • *WAI コマンドを使用した場合
  • (送信)
    :FREQuency 120;*WAI;:MEASure?
    この場合の:MEASure?クエリの応答は、周波数120Hzの測定値です。

クエリ

応答

注記

固有コマンドは、:MEASure?クエリを除き、シーケンシャル型のコマンドを使用しています。
そのため、*WAI コマンドによる効果は、:MEASure?クエリのみ有効となります。

測定アベレージの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:AVERaging   <OFF/アベレージ回数>

クエリ

:AVERaging?  

応答

<OFF/アベレージ回数>

パラメータ

<アベレージ回数> = 1〜256 (NR1)

解説

コマンド

測定アベレージ回数の設定をします。

OFF:アベレージ機能を無効にします。

クエリ

測定アベレージ回数を返します。

コマンド

:AVERaging 32
アベレージ回数を32回に設定します。

クエリ

:AVERaging?

応答

:AVERAGING 32  (HEADER ON のとき)
32  (HEADER OFF のとき)
アベレージ回数が32回に設定されています。

注記

アベレージ回数を1回に設定すると自動的にアベレージ機能がOFFになります。
アベレージ回数を2〜256回に設定すると自動的にアベレージ機能がONになります。

測定値の判定結果に対するビープ音の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:BEEPer:JUDGment   <OFF/IN/NG>

クエリ

:BEEPer:JUDGment?  

応答

<OFF/IN/NG>

パラメータ

解説

コマンド

測定値の判定結果に対するビープ音の設定をします。

OFF :消音
IN:範囲内にあるときにビープ音が鳴るように設定します。
NG:範囲外にあるときにビープ音が鳴るように設定します。

クエリ

測定値の判定結果に対するビープ音の設定を返します。

コマンド

:BEEPer:JUDGment NG
範囲外のときにビープ音が鳴るように設定します。

クエリ

:BEEPer:JUDGment?

応答

:BEEPER:JUDGMENT NG  (HEADER ON のとき)
NG  (HEADER OFF のとき)
範囲外のとき、ビープ音が鳴るように設定されています。

注記

キー操作のビープ音の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:BEEPer:KEY   <ON/OFF>

クエリ

:BEEPer:KEY?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

キー操作のビープ音の設定をします。

ON:ビープ音が鳴ります。
OFF:ビープ音は鳴りません。

クエリ

キー操作のビープ音の設定を返します。

コマンド

:BEEPer:KEY ON
ビープ音が鳴るように設定します。

クエリ

:BEEPer:KEY?

応答

:BEEPER:KEY ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
ビープ音が鳴るように設定されています。

注記

ビープ音の音の種類の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:BEEPer:TONE   <A/B/C/D>

クエリ

:BEEPer:TONE?  

応答

<A/B/C/D>

パラメータ

解説

コマンド

ビープ音の音の種類を設定します。

クエリ

ビープ音の音の種類を返します。

コマンド

:BEEPer:TONE C
ビープ音をCの音に設定します。

クエリ

:BEEPer:TONE?

応答

:BEEPER:TONE C  (HEADER ON のとき)
C  (HEADER OFF のとき)
ビープ音がCの音に設定されています。

注記

BIN機能のON/OFFの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:BIN   <OFF/ON>

クエリ

:BIN?  

応答

<OFF/ON>

パラメータ

解説

コマンド

BIN測定機能の設定をします。

OFF:BIN機能が無効になります。
ON:BIN機能が有効になります。

クエリ

BIN測定機能の設定を返します。

コマンド

:BIN ON
BIN測定機能をONに設定します。

クエリ

:BIN?

応答

:BIN ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
BIN測定機能がONに設定されています。

注記

コンパレータ測定時に:BIN ONコマンドを送信すると、自動的にコンパレータ測定を終了し、BIN測定を開始します。

BIN機能の第1パラメータの上下限値の設定と問い合わせ(絶対値モード) LCR

構文

コマンド

:BIN:FLIMit:ABSolute   <BIN番号>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:BIN:FLIMit:ABSolute?   <BIN番号>

応答

<OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<BIN番号> = 1〜10
<下限値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)
<上限値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)

解説

コマンド

指定されたBIN番号の、絶対値モードにおける第1パラメータの上下限値を設定します。

クエリ

指定されたBIN番号の、絶対値モードにおける第1パラメータの上下限値の設定を返します。

コマンド

:BIN:FLIMit:ABSolute 1,234.560E-06,1.23456
BIN1の絶対値モードにおける第1パラメータの下限値を234.560E-06、上限値を1.23456に設定します。

クエリ

:BIN:FLIMit:ABSolute? 1

応答

:BIN:FLIMIT:ABSOLUTE 234.560E-06,1.23456E+00  (HEADER ON のとき)
234.560E-06,1.23456E+00  (HEADER OFF のとき)
BIN1の絶対値モードにおける第1パラメータの下限値が234.560E-06、上限値が1.23456に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、パーセントモード(%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。

BIN機能の第1パラメータの上下限値の設定と問い合わせ(偏差パーセント(Δ%)モード) LCR

構文

コマンド

:BIN:FLIMit:DEViation   <BIN番号>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:BIN:FLIMit:DEViation?   <BIN番号>

応答

<OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<BIN番号> = 1〜10
<下限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)
<上限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)

解説

コマンド

指定されたBIN番号の、偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの上下限値を設定します。

クエリ

指定されたBIN番号の、偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの上下限値を返します。

コマンド

:BIN:FLIMit:DEViation 1,-10.000,10.000
BIN1の偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの下限値を-10%、上限値を10%に設定します。

クエリ

:BIN:FLIMit:DEViation? 1

応答

:BIN:FLIMIT:DEVIATION -10.000,10.000  (HEADER ON のとき)
-10.000,10.000  (HEADER OFF のとき)
BIN1の偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの下限値が-10%、上限値が10%に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、偏差パーセントモード(Δ%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。

BIN機能の第1パラメータの判定モードの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:BIN:FLIMit:MODE   <ABSolute/PERcent/DEViation>

クエリ

:BIN:FLIMit:MODE?  

応答

<ABSOLUTE/PERCENT/DEVIATION>

パラメータ

解説

コマンド

第1パラメータのモードを設定します。

ABSolute : 絶対値(ABS)モードに設定します。
PERcent : パーセント(%)モードに設定します。
DEViation : 偏差パーセント(Δ%)モードに設定します。

クエリ

第1パラメータのモードを返します。

コマンド

:BIN:FLIMit:MODE PERcent
パーセントモード(%)を選択します。

クエリ

:BIN:FLIMit:MODE?

応答

:BIN:FLIMIT:MODE PERCENT  (HEADER ON のとき)
PERCENT  (HEADER OFF のとき)
パーセントモード(%)に設定されています。

注記

BIN機能の第1パラメータの上下限値の設定と問い合わせ(パーセント(%)モード) LCR

構文

コマンド

:BIN:FLIMit:PERcent   <BIN番号>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:BIN:FLIMit:PERcent?   <BIN番号>

応答

<OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<BIN番号> = 1〜10
<下限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)
<上限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)

解説

コマンド

指定されたBIN番号の、パーセントモード(%)における第1パラメータの上下限値を設定します。

クエリ

指定されたBIN番号の、パーセントモード(%)における第1パラメータの上下限値を返します。

コマンド

:BIN:FLIMit:PERcent 1,-10.000,10.000
BIN1のパーセントモード(%)における第1パラメータの下限値を-10%、上限値を10%に設定します。

クエリ

:BIN:FLIMit:PERcent? 1

応答

:BIN:FLIMIT:PERCENT -10.000,10.000  (HEADER ON のとき)
-10.000,10.000  (HEADER OFF のとき)
BIN1のパーセントモード(%)における第1パラメータの下限値が-10%、上限値が10%に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、パーセントモード(%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。

BIN機能の第1パラメータの基準値の設定と問い合わせ(パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)) LCR

構文

コマンド

:BIN:FLIMit:REFerence   <基準値>

クエリ

:BIN:FLIMit:REFerence?  

応答

<基準値>

パラメータ

<基準値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)

解説

コマンド

パーセントモード(%)または偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの基準値を設定します。

クエリ

パーセントモード(%)または偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの基準値を返します。

コマンド

:BIN:FLIMit:REFerence 1.23456E-6
パーセントモード(%)または偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの基準値を1.23456E-6に設定します。

クエリ

:BIN:FLIMit:REFerence?

応答

:BIN:FLIMIT:REFERENCE 1.23456E-06  (HEADER ON のとき)
1.23456E-06  (HEADER OFF のとき)
パーセントモード(%)または偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの基準値が1.23456E-6に設定されています。

注記

本器はパーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値は共通です。基準値で0は設定できません。

BIN機能の第3パラメータの上下限値の設定と問い合わせ(絶対値モード) LCR

構文

コマンド

:BIN:SLIMit:ABSolute   <BIN番号>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:BIN:SLIMit:ABSolute?   <BIN番号>

応答

<OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<BIN番号> = 1〜10
<下限値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)
<上限値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)

解説

コマンド

指定されたBIN番号の、絶対値モードにおける第3パラメータの上下限値を設定します。

クエリ

指定されたBIN番号の、絶対値モードにおける第3パラメータの上下限値の設定を返します。

コマンド

:BIN:SLIMit:ABSolute 1,234.560E-06,1.23456
BIN1の絶対値モードにおける第3パラメータの下限値を234.560E-06、上限値を1.23456に設定します。

クエリ

:BIN:SLIMit:ABSolute? 1

応答

:BIN:SLIMIT:ABSOLUTE 234.560E-06, 1.23456E+00  (HEADER ON のとき)
234.560E-06, 1.23456E+00  (HEADER OFF のとき)
BIN1の絶対値モードにおける第3パラメータの下限値が234.560E-06、上限値が1.23456に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、パーセントモード(%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。

BIN機能の第3パラメータの上下限値の設定と問い合わせ(偏差パーセント(Δ%)モード) LCR

構文

コマンド

:BIN:SLIMit:DEViation   <BIN番号>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:BIN:SLIMit:DEViation?   <BIN番号>

応答

<OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<BIN番号> = 1〜10
<下限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)
<上限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)

解説

コマンド

指定されたBIN番号の、偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの上下限値を設定します。

クエリ

指定されたBIN番号の、偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの上下限値を返します。

コマンド

:BIN:SLIMit:DEViation 1,-10.0,10.0
BIN1の偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの下限値を-10%、上限値を10%に設定します。

クエリ

:BIN:SLIMit:DEViation? 1

応答

:BIN:SLIMIT:DEVIATION -10.000,10.000  (HEADER ON のとき)
-10.000,10.000  (HEADER OFF のとき)
BIN1の偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの下限値が-10%、上限値が10%に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、偏差パーセントモード(Δ%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。

BIN機能の第3パラメータの判定モードの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:BIN:SLIMit:MODE   <ABSolute/PERcent/DEViation>

クエリ

:BIN:SLIMit:MODE?  

応答

<ABSOLUTE/PERCENT/DEVIATION>

パラメータ

解説

コマンド

第3パラメータのモードを設定します。

ABSolute : 絶対値(ABS)モードに設定します。
PERcent : パーセント(%)モードに設定します。
DEViation : 偏差パーセント(Δ%)モードに設定します。

クエリ

第3パラメータのモードを返します。

コマンド

:BIN:SLIMit:MODE PERcent
パーセントモード(%)を選択します。

クエリ

:BIN:SLIMit:MODE?

応答

:BIN:SLIMIT:MODE PERCENT  (HEADER ON のとき)
PERCENT  (HEADER OFF のとき)
パーセントモード(%)に設定されています。

注記

BIN機能の第3パラメータの上下限値の設定と問い合わせ(パーセント(%)モード) LCR

構文

コマンド

:BIN:SLIMit:PERcent   <BIN番号>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:BIN:SLIMit:PERcent?   <BIN番号>

応答

<OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<BIN番号> = 1〜10
<下限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)
<上限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)

解説

コマンド

指定されたBIN番号の、パーセントモード(%)における第3パラメータの上下限値を設定します。

クエリ

指定されたBIN番号の、パーセントモード(%)における第3パラメータの上下限値を返します。

コマンド

:BIN:SLIMit:PERcent 1,-10.000,10.000
BIN1のパーセントモード(%) における第3パラメータの下限値を-10%、上限値を10%に設定します。

クエリ

:BIN:SLIMit:PERcent? 1

応答

:BIN:SLIMIT:PERCENT -10.000,10.000  (HEADER ON のとき)
-10.000,10.000  (HEADER OFF のとき)
BIN1のパーセントモード(%)における第3パラメータの下限値が-10%、上限値が10%に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、パーセントモード(%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。

BIN機能の第3パラメータの基準値の設定と問い合わせ(パーセントモード(%) と偏差パーセントモード(Δ%)) LCR

構文

コマンド

:BIN:SLIMit:REFerence   <基準値>

クエリ

:BIN:SLIMit:REFerence?  

応答

<基準値>

パラメータ

<基準値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)

解説

コマンド

パーセントモード(%)または偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの基準値を設定します。

クエリ

パーセントモード(%)または偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの基準値を返します。

コマンド

:BIN:SLIMit:REFerence 1.23456E-6
パーセントモード(%)または偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの基準値を1.23456E-6に設定します。

クエリ

:BIN:SLIMit:REFerence?

応答

:BIN:SLIMIT:REFERENCE 1.23456E-06  (HEADER ON のとき)
1.23456E-06  (HEADER OFF のとき)
パーセントモード(%)または偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの基準値が1.23456E-6に設定されています。

注記

本器はパーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値は共通です。
基準値で0は設定できません。

コンタクトチェック機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CCHeck:VERify   <OFF/BEFore/AFTer/BOTH>

クエリ

:CCHeck:VERify?  

応答

<OFF/BEFORE/AFTER/BOTH>

パラメータ

解説

コマンド

コンタクトチェック機能を設定します。

クエリ

コンタクトチェック機能の設定を返します。

コマンド

:CCHeck:VERify AFTer
コンタクトチェック機能の設定をAFTERに設定します。

クエリ

:CCHeck:VERify?

応答

:CCHECK:VERIFY AFTER  (HEADER ON のとき)
AFTER  (HEADER OFF のとき)
コンタクトチェック機能の設定がAFTERに設定されています。

注記

コンタクトチェック機能の設定が"BEFore"、"BOTH"の場合、トリガ同期出力機能は自動的に"ON"になります。

コンタクトチェック機能時における感度値の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CCHeck:SENSitivity   <感度値>

クエリ

:CCHeck:SENSitivity?  

応答

<感度値>

パラメータ

<感度値> = 1〜5 (NR1)

解説

コマンド

コンタクトチェック機能時の感度値の設定をします。

クエリ

コンタクトチェック機能時の感度値を返します。

コマンド

:CCHeck:SENSitivity 5
コンタクトチェック機能時の感度値を5に設定します。

クエリ

:CCHeck:SENSitivity?

応答

:CCHECK:SENSITIVITY 5  (HEADER ON のとき)
5  (HEADER OFF のとき)
コンタクトチェック機能時の感度値が5に設定されています。

注記

コンパレータ機能のON/OFFの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:COMParator   <OFF/ON>

クエリ

:COMParator?  

応答

<OFF/ON>

パラメータ

解説

コマンド

コンパレータ機能の設定をします。

OFF:コンパレータ機能が無効になります。
ON:コンパレータ機能が有効になります。

クエリ

コンパレータ機能の設定を返します。

コマンド

:COMParator ON
コンパレータ 機能をONに設定します。

クエリ

:COMParator?

応答

:COMPARATOR ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
コンパレータ測定機能がONに設定されています。

注記

BIN測定時に:COMParator ONコマンドを送信すると、自動的にBIN測定を終了し、コンパレータ測定を開始します。

コンパレータ機能の第1パラメータの上下限値の設定と問い合わせ(絶対値モード) LCR

構文

コマンド

:COMParator:FLIMit:ABSolute   <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:COMParator:FLIMit:ABSolute?  

応答

<OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<下限値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)
<上限値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)

解説

コマンド

絶対値モードにおける第1パラメータの上下限値を設定します。

クエリ

絶対値モードにおける第1パラメータの上下限値の設定を返します。

コマンド

:COMParator:FLIMit:ABSolute 234.560E-06,1.23456
絶対値モードにおける第1パラメータの下限値を234.560E-06、上限値を1.23456に設定します。

クエリ

:COMParator:FLIMit:ABSolute?

応答

:COMPARATOR:FLIMIT:ABSOLUTE 234.560E-06, 1.23456E+00  (HEADER ON のとき)
234.560E-06, 1.23456E+00  (HEADER OFF のとき)
絶対値モードにおける第1パラメータの下限値が234.560E-06、上限値が1.23456に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、パーセントモード(%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。

コンパレータ機能の第1パラメータの基準値、上下限値の設定と問い合わせ(偏差パーセント(Δ%)モード) LCR

構文

コマンド

:COMParator:FLIMit:DEViation   <基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:COMParator:FLIMit:DEViation?  

応答

<基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<基準値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)
<下限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)
<上限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)

解説

コマンド

偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの基準値と上下限値を設定します。

クエリ

偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの基準値と上下限値を返します。

コマンド

:COMParator:FLIMit:DEViation 1.23456E-6,-10.000,10.000
偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの基準値を1.23456E-6、下限値を-10%、上限値を10%に設定します。

クエリ

:COMParator:FLIMit:DEViation?

応答

:COMPARATOR:FLIMIT:DEVIATION 1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER ON のとき)
1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER OFF のとき)
偏差パーセントモード(Δ%)における第1パラメータの基準値が1.23456E-6、下限値が-10%、上限値が10%に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、偏差パーセントモード(Δ%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。
基準値で0は設定できません。

コンパレータ機能の第1パラメータの判定モードの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:COMParator:FLIMit:MODE   <ABSolute/PERcent/DEViation>

クエリ

:COMParator:FLIMit:MODE?  

応答

<ABSOLUTE/PERCENT/DEVIATION>

パラメータ

解説

コマンド

第1パラメータのモードを設定します。

ABSolute : 絶対値(ABS)モードに設定します。
PERcent : パーセント(%)モードに設定します。
DEViation : 偏差パーセント(Δ%)モードに設定します。

クエリ

第1パラメータのモードを返します。

コマンド

:COMParator:FLIMit:MODE PERcent
パーセントモード(%)を選択します。

クエリ

:COMParator:FLIMit:MODE?

応答

:COMPARATOR:FLIMIT:MODE PERCENT  (HEADER ON のとき)
PERCENT  (HEADER OFF のとき)
パーセントモード(%)に設定されています。

注記

コンパレータ機能の第1パラメータの基準値、上下限値の設定と問い合わせ(パーセントモード) LCR

構文

コマンド

:COMParator:FLIMit:PERcent   <基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:COMParator:FLIMit:PERcent?  

応答

<基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<基準値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)
<下限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)
<上限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)

解説

コマンド

パーセントモード(%)における第1パラメータの基準値と上下限値を設定します。

クエリ

パーセントモード(%)における第1パラメータの基準値と上下限値を返します。

コマンド

:COMParator:FLIMit:PERcent 1.23456E-6,-10.000,10.000
パーセントモード(%)における第1パラメータの基準値を1.23456E-6、下限値を-10%、上限値を10%に設定します。

クエリ

:COMParator:FLIMit:PERcent?

応答

:COMPARATOR:FLIMIT:PERCENT 1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER ON のとき)
1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER OFF のとき)
パーセントモード(%)における第1パラメータの基準値が1.23456E-6、下限値が-10%、上限値が10%に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、パーセントモード(%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。
基準値で0は設定できません。

コンパレータ機能の第3パラメータの上下限値の設定と問い合わせ(絶対値モード) LCR

構文

コマンド

:COMParator:SLIMit:ABSolute   <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:COMParator:SLIMit:ABSolute?  

応答

<OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<下限値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)
<上限値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)

解説

コマンド

絶対値モードにおける第3パラメータの上下限値を設定します。

クエリ

絶対値モードにおける第3パラメータの上下限値の設定を返します。

コマンド

:COMParator:SLIMit:ABSolute 234.560E-06,1.23456
絶対値モードにおける第3パラメータの下限値を234.560E-06、上限値を1.23456に設定します。

クエリ

:COMParator:SLIMit:ABSolute?

応答

:COMPARATOR:SLIMIT:ABSOLUTE 234.560E-06, 1.23456E+00  (HEADER ON のとき)
234.560E-06, 1.23456E+00  (HEADER OFF のとき)
絶対値モードにおける第3パラメータの下限値が234.560E-06、上限値が1.23456に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、パーセントモード(%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。

コンパレータ機能の第3パラメータの基準値、上下限値の設定と問い合わせ(偏差パーセント(Δ%)モード) LCR

構文

コマンド

:COMParator:SLIMit:DEViation   <基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:COMParator:SLIMit:DEViation?  

応答

<基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<基準値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)
<下限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)
<上限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)

解説

コマンド

偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの基準値と上下限値を設定します。

クエリ

偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの基準値と上下限値を返します。

コマンド

:COMParator:SLIMit:DEViation 1.23456E-6,-10.000,10.000
偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの基準値を1.23456E-6、下限値を-10%、上限値を10%に設定します。

クエリ

:COMParator:SLIMit:DEViation?

応答

:COMPARATOR:SLIMIT:DEVIATION 1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER ON のとき)
1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER OFF のとき)
偏差パーセントモード(Δ%)における第3パラメータの基準値が1.23456E-6、下限値が-10%、上限値が10%に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、偏差パーセントモード(Δ%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。
基準値で0は設定できません。

コンパレータ機能の第3パラメータの判定モードの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:COMParator:SLIMit:MODE   <ABSolute/PERcent/DEViation>

クエリ

:COMParator:SLIMit:MODE?  

応答

<ABSOLUTE/PERCENT/DEVIATION>

パラメータ

解説

コマンド

第3パラメータのモードを設定します。

ABSolute : 絶対値(ABS)モードに設定します。
PERcent : パーセント(%)モードに設定します。
DEViation : 偏差パーセント(Δ%)モードに設定します。

クエリ

第3パラメータのモードを返します。

コマンド

:COMParator:SLIMit:MODE PERcent
パーセントモードを選択します。

クエリ

:COMParator:SLIMit:MODE?

応答

:COMPARATOR:SLIMIT:MODE PERCENT  (HEADER ON のとき)
PERCENT  (HEADER OFF のとき)
パーセントモード(%)に設定されています。

注記

コンパレータ機能の第3パラメータの基準値、上下限値の設定と問い合わせ(パーセントモード) LCR

構文

コマンド

:COMParator:SLIMit:PERcent   <基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:COMParator:SLIMit:PERcent?  

応答

<基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<基準値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)
<下限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)
<上限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)

解説

コマンド

パーセントモード(%)における第3パラメータの基準値と上下限値を設定します。

クエリ

パーセントモード(%)における第3パラメータの基準値と上下限値を返します。

コマンド

:COMParator:SLIMit:PERcent 1.23456E-6,-10.000,10.000
パーセントモード(%)における第3パラメータの基準値を1.23456E-6、下限値を-10%、上限値を10%に設定します。

クエリ

:COMParator:SLIMit:PERcent?

応答

:COMPARATOR:SLIMIT:PERCENT 1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER ON のとき)
1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER OFF のとき)
パーセントモード(%)における第3パラメータの基準値が1.23456E-6、下限値が-10%、上限値が10%に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、パーセントモード(%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。
基準値で0は設定できません。

DC測定時のオープン/ショート補正機能のON/OFFの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:LIMit:DC   <ON/OFF>

クエリ

:CORRection:LIMit:DC?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

DC測定時のオープン/ショート補正機能のON/OFFを設定します。

クエリ

DC測定時のオープン/ショート補正機能のON/OFFを返します。

コマンド

:CORRection:LIMit:DC ON
DC測定時のオープン/ショート補正機能をONに設定します。

クエリ

:CORRection:LIMit:DC?

応答

:CORRECTION:LIMIT:DC ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
DC測定時のオープン/ショート補正機能がONに設定されています。

注記

本設定はALL補正時に適用されます。
DC測定時の補正機能のON/OFFの設定はオープン補正とショート補正で共通です。

AC測定時のオープン/ショート補正範囲の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:LIMit:POINt   <UNLimited/補正最小周波数>, <UNLimited/補正最大周波数>

クエリ

:CORRection:LIMit:POINt?  

応答

<UNLIMITED/補正最小周波数>, <UNLIMITED/補正最大周波数>

パラメータ

<補正最小周波数> = 20.000〜200.00E+03 (NR3)
<補正最大周波数> = 20.000〜200.00E+03 (NR3)

解説

コマンド

AC測定時のオープン/ショート補正範囲を設定します。

クエリ

AC測定時のオープン/ショート補正範囲を返します。

コマンド

:CORRection:LIMit:POINt 100E3, 200E3
AC測定時のオープン/ショート補正の範囲を100kHz〜200kHzに設定します。

クエリ

:CORRection:LIMit:POINt?

応答

:CORRECTION:LIMIT:POINT 100.00E+03, UNLIMITED  (HEADER ON のとき)
100.00E+03, UNLIMITED  (HEADER OFF のとき)
AC測定時のオープン/ショート補正の範囲が100kHz〜200kHzに設定されています。

注記

本設定はALL補正時に適用されます。
AC測定時の補正範囲の設定はオープン補正とショート補正で共通です。
補正最小周波数より補正最大周波数の方が低い場合は、補正最小周波数と補正最大周波数が自動的に入れ替わります。

オープン補正機能の実行、中止と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:OPEN   <OFF/ALL/SPOT/CANCel>

クエリ

:CORRection:OPEN?  

応答

<OFF/ALL/SPOT>

パラメータ

解説

コマンド

オープン補正機能の設定と補正値の取り込み、取り込みの中止を行います。
本コマンドはLCRモードとアナライザモードとトランスモードの時のみ有効です。

OFF:オープン補正機能を無効にします。
ALL:オープン補正値を取得し、オープン補正機能をALL補正にします。
SPOT:設定されているSPOT補正周波数でオープン補正値を取得し、オープン補正機能をSPOT補正にします。
CANCEL:補正値の取得を中止します。

クエリ

オープン補正機能の設定を返します。

OFF: オープン補正機能が無効になっています。
ALL: オープン補正機能がALL補正になっています。
SPOT: オープン補正機能がSPOT補正になっています。

コマンド

:CORRection:OPEN ALL
オープン補正値を取得し、オープン補正機能をALL補正にします。

クエリ

:CORRection:OPEN?

応答

:CORRECTION:OPEN ALL  (HEADER ON のとき)
ALL  (HEADER OFF のとき)
オープン補正機能がALL補正になっています。

注記

測定中は補正を実行することができず、実行エラーになります。LCRモードの場合は外部トリガに、アナライザモードの場合はシーケンシャル掃引かステップ掃引に変更してからコマンドを実行してください。(アナライザモードはIM3533-01のみ)
補正中に環境設定を変えるコマンドを実行すると、実行エラーになります。また、各ステータス・レジスタを調べるコマンド(*ESR?、:ESR0?など) 以外は極力実行を避けてください。
オープン補正を実行中のみキャンセルコマンドが有効です。
以下の場合はオープン補正値の取得はできず、実行エラーとなります。

  • LCRモードの内部トリガで測定中の時
  • LCRモードの外部トリガで測定中の時
  • アナライザモードのシーケンシャルで測定中の時

オープン補正失敗フラグの問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

 

クエリ

:CORRection:OPEN:ERRor?  

応答

<結果>

パラメータ

<結果> = 0/1/2 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

オープン補正を実行した結果を返します。

0: オープン補正が正常に終了しました。
1: オープン補正が異常終了しました。
2: レンジが未確定の状態でオープン補正が終了しました。

コマンド

クエリ

:CORRection:OPEN:ERRor?

応答

:CORRECTION:OPEN:ERROR 0  (HEADER ON のとき)
0  (HEADER OFF のとき)
オープン補正が正常に終了しました。

注記

本コマンドで「2」が返ってくる場合、オートレンジが定まらない状態で補正値を取得しています。特に、ノイズが多い環境で補正を実行すると、このような症状が発生する場合があります。ノイズ対策については本体取説の「付録 外来ノイズの混入を防ぐ」を参照してください。
また、高インピーダンス素子の場合は「付録 高インピーダンス素子の測定をするとき」を参考にガーディング処理を行ってください。

オープン補正値を取得する周波数の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:OPEN:FREQuency   <補正No.>, <OFF/DC/周波数>

クエリ

:CORRection:OPEN:FREQuency?   <補正No.>

応答

<OFF/DC/周波数>

パラメータ

<補正No.> = 1/2/3/4/5
<周波数> = 0.0010〜200.00E+03 (NR3)

解説

コマンド

オープン補正機能のSPOT補正を行う周波数を設定します。
本コマンドはLCRモードとトランスモードの時のみ有効です。

OFF:指定した補正NoのSPOT補正を無効にします。
DC:指定した補正NoをDC SPOT補正にします。
周波数:指定した補正NoのSPOT補正周波数を設定します。

クエリ

オープン補正機能のSPOT補正周波数を返します。

OFF: 指定した補正NoにSPOT補正周波数が設定されていません。
DC: 指定した補正NoにDC SPOT補正が設定されています。
周波数: 指定した補正NoのSPOT補正周波数を返します。

コマンド

:CORRection:OPEN:FREQuency 1,120E+3
補正値No1のSPOT補正周波数を120kHzに設定します。

クエリ

:CORRection:OPEN:FREQuency? 1

応答

:CORRECTION:OPEN:FREQUENCY 120.00E+03  (HEADER ON のとき)
120.00E+03  (HEADER OFF のとき)
補正値No1のSPOT補正周波数が120kHzに設定されています。

注記

オープン補正機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:OPEN:RETurn   <OFF/ALL/SPOT>

クエリ

:CORRection:OPEN:RETurn?  

応答

<OFF/ALL/SPOT>

パラメータ

解説

コマンド

オープン補正機能の設定をします。補正値の取り込みは行いません。
本コマンドはLCRモードとアナライザモードとトランスモードの時のみ有効です。

OFF:オープン補正機能を無効にします。
ALL:オープン補正機能をALL補正にします。
SPOT:オープン補正機能をSPOT補正にします。

クエリ

オープン補正機能の設定

OFF: オープン補正機能が無効になっています。
ALL: オープン補正機能がALL補正になっています。
SPOT: オープン補正機能がSPOT補正になっています。

コマンド

:CORRection:OPEN:RETurn SPOT
オープン補正機能をSPOT補正にします。

クエリ

:CORRection:OPEN:RETurn?

応答

:CORRECTION:OPEN:RETURN SPOT  (HEADER ON のとき)
SPOT  (HEADER OFF のとき)
オープン補正機能がSPOT補正になっています。

注記

SPOT補正の設定は周波数が設定されていないと設定できません。

オープン補正値の問い合わせ(ALL補正) LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

 

クエリ

:CORRection:OPEN:DATA:ALL?  

応答

「<OPEN補正周波数> , <OPEN補正値 G>, <OPEN補正値 B>」をカンマ区切りで補正周波数分出力

パラメータ

<OPEN補正周波数> = 0/20.000〜200.00E+03 (NR3)

解説

コマンド

クエリ

全ての補正周波数において取得したOPEN補正値を返します。
補正を実行していない場合は<OPEN補正値 G>、<OPEN補正値 B>は「0.0000E+00」となります。
補正周波数がDCの場合、<OPEN補正周波数>は「0.0000E+00」となります。

コマンド

クエリ

:CORRection:OPEN:DATA:ALL?

応答

0.0000E+00, -0.0786E-09, 0.0000E-09, 20.000E+00, 0.0062E-09, 0.0118E-09, .... ... ... , 200.00E+03, 9.102775E-06, 7.158449E-06
全ての補正周波数において取得したOPEN補正値を返します。

注記

オープン補正値の出力フォーマットは:MEASureの応答フォーマット(G,B)と等しくなっています。
応答メッセージにヘッダは付きません。

オープン補正値の問い合わせ(SPOT補正) LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

 

クエリ

:CORRection:OPEN:DATA:SPOT?   <補正No.>

応答

<OPEN補正周波数> , <OPEN補正値 G>, <OPEN補正値 B>

パラメータ

<補正No.> = 1/2/3/4/5
<OPEN補正周波数> = 0/0.0010〜200.00E+03 (NR3)

解説

コマンド

クエリ

補正No.で指定したOPEN補正値を返します。
補正を実行していない場合は<OPEN補正値 G>、<OPEN補正値 B>は「0.0000E+00」となります。
補正周波数がDCの場合、<OPEN補正周波数 >は「0.0000E+00」となります。
補正周波数が設定されていない場合、<OPEN補正周波数>は「OFF」となります。

コマンド

クエリ

:CORRection:OPEN:DATA:SPOT? 2

応答

120.00E+03, 23.7354E-09, 341.7050E-09
補正No.2のオープン補正値を返します。

注記

オープン補正値の出力フォーマットは:MEASureの応答フォーマット(G,B)と等しくなっています。
応答メッセージにヘッダは付きません。

ショート補正機能の実行、中止と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:SHORt   <OFF/ALL/SPOT/CANCel>

クエリ

:CORRection:SHORt?  

応答

<OFF/ALL/SPOT>

パラメータ

解説

コマンド

ショート補正機能の設定と補正値の取り込み、取り込みの中止を行います。
本コマンドはLCRモードとアナライザモードとトランスモードの時のみ有効です。

OFF:ショート補正機能を無効にします。
ALL:ショート補正値を取得し、ショート補正機能をALL補正にします。
SPOT:設定されているSPOT補正周波数でショート補正値を取得し、ショート補正機能をSPOT補正にします。
CANCEL:補正値の取得を中止します。

クエリ

ショート補正機能の設定を返します。

OFF: ショート補正機能が無効になっています。
ALL: ショート補正機能がALL補正になっています。
SPOT: ショート補正機能がSPOT補正になっています。

コマンド

:CORRection:SHORt ALL
ショート補正値を取得し、ショート補正機能をALL補正にします。

クエリ

:CORRection:SHORt?

応答

:CORRECTION:SHORT ALL  (HEADER ON のとき)
ALL  (HEADER OFF のとき)
ショート補正機能がALL補正になっています。

注記

測定中は補正を実行することができず、実行エラーになります。LCRモードの場合は外部トリガに、アナライザモードの場合はシーケンシャル掃引かステップ掃引に変更してからコマンドを実行してください。
補正中に環境設定を変えるコマンドを実行すると、実行エラーになります。また、各ステータス・レジスタを調べるコマンド(*ESR?、:ESR0?など) 以外は極力実行を避けてください。
ショート補正を実行中のみキャンセルコマンドが有効です。
以下の場合はショート補正値の取得はできず、実行エラーとなります。

  • LCRモードの内部トリガで測定中の時
  • LCRモードの外部トリガで測定中の時
  • アナライザモードのシーケンシャルで測定中の時

ショート補正失敗フラグの問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

 

クエリ

:CORRection:SHORt:ERRor?  

応答

<結果>

パラメータ

<結果> = 0/1/2 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

ショート補正を実行した結果を返します。

0: ショート補正が正常に終了しました。
1: ショート補正が異常終了しました。
2 :レンジが未確定の状態でショート補正が終了しました。

コマンド

クエリ

:CORRection:SHORt:ERRor?

応答

:CORRECTION:SHORT:ERROR 0  (HEADER ON のとき)
0  (HEADER OFF のとき)
ショート補正が正常に終了しました。

注記

本コマンドで「2」が返ってくる場合、オートレンジが定まらない状態で補正値を取得しています。特に、ノイズが多い環境で補正を実行すると、このような症状が発生する場合があります。ノイズ対策については本体取説の「付録 外来ノイズの混入を防ぐ」を参照してください。

ショート補正値を取得する周波数の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:SHORt:FREQuency   <補正No.>, <OFF/DC/周波数>

クエリ

:CORRection:SHORt:FREQuency?   <補正No.>

応答

<OFF/DC/周波数>

パラメータ

<補正No> = 1/2/3/4/5
<周波数> = 0.0010〜200.00E+03 (NR3)

解説

コマンド

ショート補正機能のSPOT補正を行う周波数を設定します。
本コマンドはLCRモードとアナライザモードとトランスモードの時のみ有効です。

OFF:指定した補正NoのSPOT補正を無効にします。
DC:指定した補正NoをDC SPOT補正にします。
周波数:指定した補正NoのSPOT補正周波数を設定します。

クエリ

ショート補正機能のSPOT補正周波数を返します。

OFF: 指定した補正NoにSPOT補正周波数が設定されていません。
DC: 指定した補正NoにDC SPOT補正が設定されています。
周波数: 指定した補正NoのSPOT補正周波数を返します。

コマンド

:CORRection:SHORt:FREQuency 1,120E+3
補正値No1のSPOT補正周波数を120kHzに設定します。

クエリ

:CORRection:SHORt:FREQuency? 1

応答

:CORRECTION:SHORT:FREQUENCY 120.00E+03  (HEADER ON のとき)
120.00E+03  (HEADER OFF のとき)
補正値No1のSPOT補正周波数が120kHzに設定されています。

注記

ショート補正機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:SHORt:RETurn   <OFF/ALL/SPOT>

クエリ

:CORRection:SHORt:RETurn?  

応答

<OFF/ALL/SPOT>

パラメータ

解説

コマンド

ショート補正機能の設定をします。補正値の取り込みは行いません。
本コマンドはLCRモードとアナライザモードとトランスモードの時のみ有効です。

OFF:ショート補正機能を無効にします。
ALL:ショート補正機能をALL補正にします。
SPOT:ショート補正機能をSPOT補正にします。

クエリ

ショート補正機能の設定を返します。

OFF: ショート補正機能が無効になっています。
ALL: ショート補正機能がALL補正になっています。
SPOT: ショート補正機能がSPOT補正になっています。

コマンド

:CORRection:SHORt:RETurn SPOT
ショート補正機能をSPOT補正にします。

クエリ

:CORRection:SHORt:RETurn?

応答

:CORRECTION:SHORT:RETURN SPOT  (HEADER ON のとき)
SPOT  (HEADER OFF のとき)
ショート補正機能がSPOT補正になっています。

注記

SPOT補正の設定は周波数が設定されていないと設定できません。

ショート補正値の問い合わせ(ALL補正) LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

 

クエリ

:CORRection:SHORt:DATA:ALL?  

応答

「<SHORT補正周波数> , <SHORT補正値 R>, <SHORT補正値 X>」をカンマ区切りで補正周波数分出力

パラメータ

<SHORT補正周波数> = 0/20.000〜200.00E+03 (NR3)

解説

コマンド

クエリ

全ての補正周波数において取得したSHORT補正値を返します。
補正を実行していない場合は<SHORT補正値 R>、<SHORT補正値 X>は「0.0000E+00」となります。
補正周波数がDCの場合、<SHORT補正周波数>は「0.0000E+00」となります。

コマンド

クエリ

:CORRection:SHORt:DATA:ALL?

応答

0.0000E+00, 11.742E-03, 0.0000E+00, 20.000E+00, 11.741E-03, -0.002E-03, ... ... ... , 200.00E+03, 89.957E-03, 450.797E-03
全ての補正周波数において取得したSHORT補正値を返します。

注記

SHORT補正値の出力フォーマットは:MEASureの応答フォーマット(R,X)と等しくなっています。
応答メッセージにヘッダは付きません。

ショート補正値の問い合わせ(SPOT補正) LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

 

クエリ

:CORRection:SHORt:DATA:SPOT?   <補正No.>

応答

<SHORT補正周波数> , <OPEN補正値 R>, <OPEN補正値 X>

パラメータ

<補正No.> = 1/2/3/4/5
<SHORT補正周波数> = 0/0.0010〜200.00E+03 (NR3)

解説

コマンド

クエリ

補正No.で指定したSHORT補正値を返します。
補正を実行していない場合は<SHORT補正値 R>、<SHORT補正値 X>は「0.0000E+00」となります。
補正周波数がDCの場合、<SHORT補正周波数>は「0.0000E+00」となります。
補正周波数が設定されていない場合、<SHORT補正周波数>は「OFF」となります。

コマンド

クエリ

:CORRection:SHORt:DATA:SPOT? 2

応答

120.00E+03, 2.720E-03, 26.536E-03
補正No.2のショート補正値を返します。

注記

SHORT補正値の出力フォーマットは:MEASureの応答フォーマット(R,X)と等しくなっています。
応答メッセージにヘッダは付きません。

ロード補正機能の実行、中止と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:LOAD   <OFF/ON/CANCel>

クエリ

:CORRection:LOAD?  

応答

<OFF/ON>

パラメータ

解説

コマンド

ロード補正機能の設定と補正値の取り込み、取り込みの中止を行います。
本コマンドはLCRモードとトランスモードの時のみ有効です。

OFF:ロード補正機能を無効にします。
ON:ロード補正値を取得し、ロード補正機能を有効にします。
CANCEL:補正値の取得を中止します。

クエリ

ロード補正機能の設定を返します。

コマンド

:CORRection:LOAD ON
ロード補正値を取り込み、ロード補正機能を有効にします。

クエリ

:CORRection:LOAD?

応答

:CORRECTION:LOAD ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
ロード補正機能が有効になっています。

注記

ロード補正値を取り込む前に、ロード補正条件の設定をしてください。
ロード補正を実行中のみキャンセルコマンドが有効です。
有効なロード補正条件が1つも存在しない場合はコマンドエラーとなります。
以下の場合はロード補正値の取得はできず、実行エラーとなります。

  • LCRモードの内部トリガで測定中の時
  • LCRモードの外部トリガで測定中の時

ロード補正条件設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:LOAD:CONDition   <補正No.>, <周波数>, <レンジNo.>, <LOW Z> ,<V/CV/CC>, <レベル値>, <DCバイアス>, <DCバイアス値>

クエリ

:CORRection:LOAD:CONDition?   <補正No.>

応答

<周波数>, <レンジNo.>, <LOW Z> ,<V/CV/CC>, <レベル値>, <DCバイアス>, <DCバイアス値>

パラメータ

<補正No.> = 1/2/3/4/5
<周波数> = 0.0010〜200.00E+03 (NR3)
<レンジNo.> = 1〜10 (NR1)
<LOW Z> = OFF/ON
<レベル値> = 条件により設定可能範囲が変わります。 (NR3)
<DCバイアス> = OFF/ON
<DCバイアス値> = 条件により設定可能範囲が変わります。 (NR3)

解説

コマンド

ロード補正条件を設定します。
本コマンドはLCRモードとトランスモードの時のみ有効です。

クエリ

ロード補正条件を返します。

コマンド

:CORRection:LOAD:CONDition 3,5.0000E+03,3,ON,CV,0.300,ON,2.00
ロード補正No.3に、以下のロード補正条件を設定します。

周波数: 5.0000kHz
レンジ: 3(10Ωレンジ)
LOW Z: ON
レベルモード: CV
レベル値: 0.300V
DCバイアス: ON
DCバイアス値: 2.00V

クエリ

:CORRection:LOAD:CONDition? 3

応答

:CORRECTION:LOAD:CONDITION 5.0000E+03,3,ON,CV,0.300,ON,2.00  (HEADER ON のとき)
5.0000E+03,3,ON,CV,0.300,ON,2.00  (HEADER OFF のとき)
ロード補正No.3に以下のロード補正条件が設定されています。

周波数: 5.0000kHz
レンジ: 3(10Ωレンジ)
LOW Z: ON
レベルモード: CV
レベル値: 0.300V
DCバイアス: ON
DCバイアス値: 2.00V

注記

本コマンドを実行すると、前回の設定がDC設定の場合、基準値に使用するパラメータがZ-θに変更され、基準値がクリアされます。
以下の場合は実行エラーになります。

  • ロード補正条件として設定できない値を指定した場合
  • ロード補正条件が設定されていない補正No.を問い合わせた場合
  • DC設定になっている補正No.を問い合わせた場合

直流抵抗測定時のロード補正条件設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:LOAD:DCResistance:CONDition   <補正No.>, <レンジNo.>, <LOW Z>

クエリ

:CORRection:LOAD:DCResistance:CONDition?   <補正No.>

応答

<レンジNo.>, <LOW Z>

パラメータ

<補正No.> = 1/2/3/4/5
<レンジNo.> = 1〜10 (NR1)
<LOW Z> = OFF/ON

解説

コマンド

直流抵抗測定時のロード補正条件を設定します。
本コマンドはLCRモードとトランスモードの時のみ有効です。

クエリ

直流抵抗測定時のロード補正条件を返します。

コマンド

:CORRection:LOAD:DCResistance:CONDition 5,6,OFF
ロード補正No.5に、以下の直流抵抗測定時のロード補正条件を設定します。
 レンジ:6(10kΩレンジ)
 LOW Z:OFF

クエリ

:CORRection:LOAD:DCResistance:CONDition? 5

応答

:CORRECTION:LOAD:DCRESISTANCE:CONDITION 6,OFF  (HEADER ON のとき)
6,OFF  (HEADER OFF のとき)
ロード補正No.5に、以下の直流抵抗測定時のロード補正条件が設定されています。

レンジ:6(10kΩレンジ)
LOW Z:OFF

注記

本コマンドを実行すると、前回の設定がDC設定でない場合、基準値に使用するパラメータがRdcに変更され、基準値がクリアされます。
以下の場合は実行エラーになります。

  • 直流抵抗測定時のロード補正条件として設定できない値を指定した場合
  • 直流抵抗測定時のロード補正条件が設定されていない補正No.を問い合わせた場合
  • DC設定でない補正No.を問い合わせた場合

直流抵抗測定時のロード補正の基準値の設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:LOAD:DCResistance:REFerence   <補正No.>, <基準値>

クエリ

:CORRection:LOAD:DCResistance:REFerence?   <補正No.>

応答

<基準値>

パラメータ

<補正No.> = 1/2/3/4/5
<基準値> = 条件により設定可能範囲が変わります。 (NR3)

解説

コマンド

直流抵抗測定時のロード補正に使用する基準値を設定します。
本コマンドはLCRモードとトランスモードの時のみ有効です。

クエリ

直流抵抗測定時のロード補正に使用する基準値を返します。

コマンド

:CORRection:LOAD:DCResistance:REFerence 1,20
補正No.1の基準値を20Ωに設定します。

クエリ

:CORRection:LOAD:DCResistance:REFerence? 1

応答

:CORRECTION:LOAD:DCRESISTANCE:REFERENCE 20.00000E+00  (HEADER ON のとき)
20.00000E+00  (HEADER OFF のとき)
補正No.1の基準値を20Ωに設定します。

注記

以下の場合は実行エラーになります。

  • 指定した補正No.がDC設定でない場合
  • 有効な基準値が設定されていない場合

ロード補正値の問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

 

クエリ

:CORRection:LOAD:DATA?   <補正No.>

応答

<補正係数1>, <補正係数2>

パラメータ

<補正No.> = 1/2/3/4/5

解説

コマンド

クエリ

ロード補正を実行して得られた補正係数を返します。

コマンド

クエリ

:CORRection:LOAD:DATA? 1

応答

225.661E-03, -61.18
補正No.1の補正係数を返します。

注記

補正モードがDCの場合は、<補正係数1>のみ返します。
指定した補正No.でロード補正の設定が行われていない場合は実行エラーになります。
応答メッセージにヘッダは付きません。

ロード補正失敗フラグの問合せ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

 

クエリ

:CORRection:LOAD:ERRor?  

応答

<結果>

パラメータ

<結果> = 0/1 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

ロード補正を実行した結果を返します。

0: ロード補正が正常に終了しました。
1: ロード補正が異常終了しました。

コマンド

クエリ

:CORRection:LOAD:ERRor?

応答

:CORRECTION:LOAD:ERROR 0  (HEADER ON のとき)
0  (HEADER OFF のとき)
ロード補正が正常に終了しました。

注記

ロード補正の基準値の設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:LOAD:REFerence   <補正No.>, <モードNo.>, <基準値1>, <基準値2>

クエリ

:CORRection:LOAD:REFerence?   <補正No.>

応答

<モードNo.>, <基準値1>, <基準値2>

パラメータ

<補正No.> = 1/2/3/4/5
<モードNo.> = 1〜10 (NR1)
<基準値1> = 基準値モードにより設定可能範囲が変わります。 (NR3)
<基準値2> = 基準値モードにより設定可能範囲が変わります。 (NR2/NR3)

解説

コマンド

ロード補正の基準値に使用するパラメータと基準値を設定します。
本コマンドはLCRモードとトランスモードの時のみ有効です。

クエリ

ロード補正の基準値に使用するパラメータと基準値を返します。

コマンド

:CORRection:LOAD:REFerence 1,2,10e-9,0.00014
補正No.1のパラメータをCs-D、基準値1(Cs)を10nF、基準値2(D)を0.00014に設定します。

クエリ

:CORRection:LOAD:REFerence? 1

応答

:CORRECTION:LOAD:REFERENCE 2,10.0000E-09,140.000E-06  (HEADER ON のとき)
2,10.0000E-09,0.000140  (HEADER OFF のとき)
補正No.1のパラメータがCs-D、基準値1(Cs)が10nF、基準値2(D)が0.00014に設定されています。

注記

以下の場合は実行エラーになります。

  • 指定した補正No.がDC設定の場合
  • 有効な基準値が設定されていない場合

ロード補正条件のリセット LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:LOAD:RESet   <補正No.>

クエリ

 

応答

パラメータ

<補正No.> = 1/2/3/4/5

解説

コマンド

指定した補正No.のロード補正条件をクリアします。
本コマンドはLCRモードとトランスモードの時のみ有効です。

クエリ

コマンド

:CORRection:LOAD:RESet 1
補正No.1のロード補正条件をクリアします。

クエリ

応答

注記

一度クリアしたロード補正条件は元に戻せません。
再度設定し直してください。

ロード補正機能の設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:LOAD:RETurn   <OFF/ON>

クエリ

:CORRection:LOAD:RETurn?  

応答

<OFF/ON>

パラメータ

解説

コマンド

ロード補正機能の設定をします。補正値の取り込みは行いません。
本コマンドはLCRモードとトランスモードの時のみ有効です。

OFF:ロード補正機能を無効にします。
ON:ロード補正機能を有効にします。

クエリ

ロード補正機能の設定を返します。

コマンド

:CORRection:LOAD:RETurn ON
ロード補正機能を有効にします。

クエリ

:CORRection:LOAD:RETurn?

応答

:CORRECTION:LOAD:RETURN ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
ロード補正機能が有効になっています。

注記

ケーブル長補正機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:CABLe   <ケーブル長>

クエリ

:CORRection:CABLe?  

応答

<ケーブル長>

パラメータ

<ケーブル長> = 0/1/2/4 ※2/4はIM3533-01のみ (NR1)

解説

コマンド

ケーブル長補正機能の設定をします。
本コマンドはLCRモードとトランスモードの時のみ有効です。

クエリ

ケーブル長補正機能の設定を返します。

0:ケーブル長補正機能が0mに設定されています。
1:ケーブル長補正機能が1mに設定されています。

コマンド

:CORRection:CABLe 1
ケーブル長補正機能を1mに設定します。

クエリ

:CORRection:CABLe?

応答

:CORRECTION:CABLE 1  (HEADER ON のとき)
1  (HEADER OFF のとき)
ケーブル長補正機能が1mに設定されています。

注記

IM3533-01のみ2m、4mが選択できます。

スケーリング補正機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:SCALe   <OFF/ON>

クエリ

:CORRection:SCALe?  

応答

<OFF/ON>

パラメータ

解説

コマンド

スケーリング補正機能の設定をします。
本コマンドはLCRモードとアナライザモードとトランスモードの時のみ有効です。

クエリ

スケーリング補正機能の設定を返します。

コマンド

:CORRection:SCALe ON
スケーリング補正機能を有効にします。

クエリ

:CORRection:SCALe?

応答

:CORRECTION:SCALE ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
スケーリング補正機能が有効になっています。

注記

スケーリング補正値の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:CORRection:SCALe:DATA   <スケールNo.>, <補正値A>, <補正値B>

クエリ

:CORRection:SCALe:DATA?   <スケールNo.>

応答

<補正値A>, <補正値B>

パラメータ

<スケールNo.> = 1/2/3/4
<補正値A> = -999.999〜999.999 (NR2)
<補正値B> = -9.99999E+09〜9.99999E+09 (NR3)

解説

コマンド

スケーリング補正機能の値を設定します。
本コマンドはLCRモードとアナライザモードとトランスモードの時のみ有効です。

クエリ

スケーリング補正機能の値を返します。

コマンド

:CORRection:SCALe:DATA 1,1.23,4.56
スケールNo1の補正値Aを1.23、補正値Bを4.56に設定します。

クエリ

:CORRection:SCALe:DATA? 1

応答

:CORRECTION:SCALE:DATA 1.230,4.56000E+00  (HEADER ON のとき)
1.230,4.56000E+00  (HEADER OFF のとき)
スケールNo1の補正値Aが1.23、補正値Bが4.56に設定されています。

注記

補正値Aで-0.001〜0.001は設定できません。この間の数値でコマンドを送ると自動的に-0.001か0.001に補間されます。
アナライザモードのときはスケールNo.1とスケールNo.3のみが有効です。
トランスモードのときはスケールNo.1のみ有効です。

DCバイアス機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER

構文

コマンド

:DCBias   <OFF/ON>

クエリ

:DCBias?  

応答

<OFF/ON>

パラメータ

解説

コマンド

DCバイアス機能の設定をします。

クエリ

DCバイアス機能の設定を返します。

コマンド

:DCBias ON
DCバイアス機能を有効に設定します。

クエリ

:DCBias?

応答

:DCBIAS ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
DCバイアス機能が有効に設定されています。

注記

DCバイアスレベルの設定と問い合わせ LCR ANALYZER

構文

コマンド

:DCBias:LEVel   <DCバイアスレベル>

クエリ

:DCBias:LEVel?  

応答

<DCバイアスレベル>

パラメータ

<DCバイアスレベル> = -5.00〜5.00V (NR2)

解説

コマンド

DCバイアスレベルを設定します。

クエリ

DCバイアスレベルを返します。

コマンド

:DCBias:LEVel 1.50
DCバイアスレベルを1.5Vに設定します。

クエリ

:DCBias:LEVel?

応答

:DCBIAS:LEVEL 1.50  (HEADER ON のとき)
1.50  (HEADER OFF のとき)
DCバイアスレベルが1.5Vに設定されています。

注記

直流抵抗測定時におけるアベレージの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:AVERaging   <OFF/アベレージ回数>

クエリ

:DCResistance:AVERaging?  

応答

<OFF/アベレージ回数>

パラメータ

<アベレージ回数> = 1〜256 (NR1)

解説

コマンド

直流抵抗測定時のアベレージ回数の設定をします。
 OFF:アベレージ機能を無効にします。

クエリ

直流抵抗測定時のアベレージ回数を返します。

コマンド

:DCResistance:AVERaging 32
直流抵抗測定時のアベレージ回数を32回に設定します。

クエリ

:DCResistance:AVERaging?

応答

:DCRESISTANCE:AVERAGING 32  (HEADER ON のとき)
32  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時のアベレージ回数が32回に設定されています。

注記

アベレージ回数を1回に設定すると自動的にアベレージ機能がOFFになります。
アベレージ回数を2〜256回に設定すると自動的にアベレージ機能がONになります。

直流抵抗測定時におけるADJディレイ時間の設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:ADJDelay   <ADJディレイ時間>

クエリ

:DCResistance:ADJDelay?  

応答

<ADJディレイ時間>

パラメータ

<ADJディレイ時間> = 0.0030〜9.9999 (NR2)

解説

コマンド

直流抵抗測定時のADJディレイ時間を設定します。

クエリ

直流抵抗測定時のADJディレイ時間を返します。

コマンド

:DCResistance:ADJDelay 0.05
直流抵抗測定時のADJディレイ時間を0.05sに設定します。

クエリ

:DCResistance:ADJDelay?

応答

:DCRESISTANCE:ADJDELAY 0.0500  (HEADER ON のとき)
0.0500  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時のADJディレイが0.05sに設定されています。

注記

直流抵抗測定時におけるDCディレイ時間の設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:DCDelay   <DCディレイ時間>

クエリ

:DCResistance:DCDelay?  

応答

<DCディレイ時間>

パラメータ

<DCディレイ時間> = 0〜9.9999 (NR2)

解説

コマンド

直流抵抗測定時のDCディレイ時間を設定します。

クエリ

直流抵抗測定時のDCディレイ時間を返します。

コマンド

:DCResistance:DCDelay 0.01
直流抵抗測定時のDCディレイ時間を0.01sに設定します。

クエリ

:DCResistance:DCDelay?

応答

:DCRESISTANCE:DCDELAY 0.0100  (HEADER ON のとき)
0.0100  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時のDCディレイが0.01sに設定されています。

注記

直流抵抗測定時における電源周波数の設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:LFRequency   <電源周波数>

クエリ

:DCResistance:LFRequency?  

応答

<電源周波数>

パラメータ

<電源周波数> = 50/60 (NR1)

解説

コマンド

直流抵抗測定時の電源周波数を設定します。

クエリ

直流抵抗測定時の電源周波数を返します。

コマンド

:DCResistance:LFRequency 50
直流抵抗測定時の電源周波数を50Hzに設定します。

クエリ

:DCResistance:LFRequency?

応答

:DCRESISTANCE:LFREQUENCY 50  (HEADER ON のとき)
50  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時の電源周波数が50Hzに設定されています。

注記

直流抵抗測定時における測定レンジの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:RANGe   <レンジNo.>

クエリ

:DCResistance:RANGe?  

応答

<レンジNo.>

パラメータ

<レンジNo.> = 1〜10 (NR1)

解説

コマンド

直流抵抗測定時の測定レンジを設定します。
このコマンドを実行すると、自動的にレンジの設定がオートからホールドに変わります。

クエリ

直流抵抗測定時の測定レンジを返します。

コマンド

:DCResistance:RANGe 4
直流抵抗測定時の測定レンジを4(100Ω)に設定します。

クエリ

:DCResistance:RANGe?

応答

:DCRESISTANCE:RANGE 4  (HEADER ON のとき)
4  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時の測定レンジが4(100Ω)に設定されています。

注記

直流抵抗測定時における測定レンジの自動設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:RANGe:AUTO   <ON/OFF>

クエリ

:DCResistance:RANGe:AUTO?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

直流抵抗測定時の測定レンジが自動的に切り替わるように設定します。

ON:オートレンジ機能によりレンジが自動的に切り替わります。
OFF:レンジは自動的に切り替わらず、固定になります。

クエリ

直流抵抗測定時の測定レンジの自動設定を返します。

コマンド

:DCResistance:RANGe:AUTO ON
直流抵抗測定時の測定レンジが自動的に切り替わるように設定します。

クエリ

:DCResistance:RANGe:AUTO?

応答

:DCRESISTANCE:RANGE:AUTO ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時の測定レンジが自動的に切り替わるように設定されています。

注記

直流抵抗測定時におけるAUTOレンジ制限機能の設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:RANGe:AUTO:LIMit   <RST/下限レンジ>,<上限レンジ>

クエリ

:DCResistance:RANGe:AUTO:LIMit?  

応答

<下限レンジ>,<上限レンジ>

パラメータ

<下限レンジ> = 1〜10 (NR1)
<上限レンジ> = 1〜10 (NR1)

解説

コマンド

直流抵抗測定時のAUTOレンジ制限機能を設定します。

クエリ

直流抵抗測定時のAUTOレンジ制限機能の設定を返します。

コマンド

:DCResistance:RANGe:AUTO:LIMit 4,7
直流抵抗測定時のAUTOレンジ制限機能で下限値を4(100Ω)、上限値を7(100kΩ)に設定します。

クエリ

:DCResistance:RANGe:AUTO:LIMit?

応答

:DCRESISTANCE:RANGE:AUTO:LIMIT 4,7  (HEADER ON のとき)
4,7  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時のAUTOレンジ制限機能で下限値が4(100Ω)、上限値が7(100kΩ)に設定されています。

注記

:DCResistance:RANGe:AUTO:LIMit RSTで設定がリセットされます。

直流抵抗測定時における低Z高精度モードの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:RANGe:LOWZ   <ON/OFF>

クエリ

:DCResistance:RANGe:LOWZ?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

直流抵抗測定時の低Z高精度モードの設定をします。

クエリ

直流抵抗測定時の低Z高精度モードの設定を返します。

コマンド

:DCResistance:RANGe:LOWZ ON
直流抵抗測定時の低Z高精度モードを有効に設定します。

クエリ

:DCResistance:RANGe:LOWZ?

応答

:DCRESISTANCE:RANGE:LOWZ ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時の低Z高精度モードが有効に設定されています。

注記

直流抵抗測定時におけるJUDGE同期設定の設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:RANGe:JSYNc   <ON/OFF>

クエリ

:DCResistance:RANGe:JSYNc?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

直流抵抗測定時のJUDGE同期設定の設定をします。

クエリ

直流抵抗測定時のJUDGE同期設定の設定を返します。

コマンド

:DCResistance:RANGe:JSYNc ON
直流抵抗測定時のJUDGE同期設定を有効にします。

クエリ

:DCResistance:RANGe:JSYNc?

応答

:DCRESISTANCE:RANGE:JSYNC ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時のJUDGE同期設定が有効に設定されています。

注記

直流抵抗測定時におけるレンジ同期機能時の測定アベレージの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:RANGe:SYNC:AVERaging   <ALL/レンジNo.>,<OFF/アベレージ回数>

クエリ

:DCResistance:RANGe:SYNC:AVERaging?   <レンジNo.>

応答

<OFF/アベレージ回数>

パラメータ

<レンジNo.> = 1〜10 (NR1)
<アベレージ回数> = 1〜256 (NR1)

解説

コマンド

直流抵抗測定時のレンジ同期機能時における測定アベレージ回数の設定をします。

OFF:アベレージ機能を無効にします。

クエリ

直流抵抗測定時のレンジ同期機能時における測定アベレージ回数を返します。

コマンド

:DCResistance:RANGe:SYNC:AVERaging 4,32
直流抵抗測定時のレンジ同期機能時における4(100Ω)の測定アベレージ回数を32回に設定します。

クエリ

:DCResistance:RANGe:SYNC:AVERaging? 4

応答

:DCRESISTANCE:RANGE:SYNC:AVERAGING 32  (HEADER ON のとき)
32  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時のレンジ同期機能時おける4(100Ω)の測定アベレージが32に設定されています。

注記

ALLで設定するとすべてのレンジに反映されます。

直流抵抗測定時におけるレンジ同期機能時の測定スピードの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:RANGe:SYNC:SPEEd   <ALL/レンジNo.>,<FAST/MEDium/SLOW/SLOW2>

クエリ

:DCResistance:RANGe:SYNC:SPEEd?   <レンジNo.>

応答

<FAST/MEDIUM/SLOW/SLOW2>

パラメータ

<レンジNo.> = 1〜10 (NR1)

解説

コマンド

直流抵抗測定時のレンジ同期機能時における測定スピードを設定します。

クエリ

直流抵抗測定時のレンジ同期機能時における測定スピードを返します。

コマンド

:DCResistance:RANGe:SYNC:SPEEd 4,FAST
直流抵抗測定時のレンジ同期機能時における4(100Ω)の測定スピードをFASTに設定します。

クエリ

:DCResistance:RANGe:SYNC:SPEEd? 4

応答

:DCRESISTANCE:RANGE:SYNC:SPEED FAST  (HEADER ON のとき)
FAST  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時のレンジ同期機能時おける4(100Ω)の測定スピードがFASTに設定されています。

注記

ALLで設定するとすべてのレンジに反映されます。

直流抵抗測定時における測定スピードの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:SPEEd   <FAST/MEDium/SLOW/SLOW2>

クエリ

:DCResistance:SPEEd?  

応答

<FAST/MEDIUM/SLOW/SLOW2>

パラメータ

解説

コマンド

直流抵抗測定時の測定スピードを設定します。

クエリ

直流抵抗測定時の測定スピードの設定を返します。

コマンド

:DCResistance:SPEEd MEDium
直流抵抗測定時の測定スピードをミディアムに設定します。

クエリ

:DCResistance:SPEEd?

応答

:DCRESISTANCE:SPEED MEDIUM  (HEADER ON のとき)
MEDIUM  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時の測定スピードがミディアムに設定されています。

注記

直流抵抗測定時における温度補正機能の設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:TCORrect   <ON/OFF>

クエリ

:DCResistance:TCORrect?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

直流抵抗測定時の温度補正機能を設定します。

クエリ

直流抵抗測定時の温度補正機能の設定を返します。

コマンド

:DCResistance:TCORrect ON
直流抵抗測定時の温度補正機能を有効に設定します。

クエリ

:DCResistance:TCORrect?

応答

:DCRESISTANCE:TCORRECT ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時の温度補正機能が有効に設定されています。

注記

直流抵抗測定時における温度補正機能の基準温度と温度係数の設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:DCResistance:TCORrect:PARameter   <基準温度>,<温度係数>

クエリ

:DCResistance:TCORrect:PARameter?  

応答

<基準温度>,<温度係数>

パラメータ

<基準温度> = -10〜99.9℃ (NR2)
<温度係数> = -99999〜 99999ppm (NR1)

解説

コマンド

直流抵抗測定時の温度補正機能の基準温度と温度係数を設定します。

クエリ

直流抵抗測定時の温度補正機能の基準温度と温度係数を返します。

コマンド

:DCResistance:TCORrect:PARameter 25.5,110
直流抵抗測定時の温度補正機能の基準温度を25.5℃、温度係数を110ppmに設定します。

クエリ

:DCResistance:TCORrect:PARameter?

応答

:DCRESISTANCE:TCORRECT:PARAMETER 25.5,110  (HEADER ON のとき)
25.5,110  (HEADER OFF のとき)
直流抵抗測定時の温度補正機能の基準温度が25.5℃、温度係数が110ppmに設定されています。

注記

画面表示の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:DISPlay   <ON/OFF>

クエリ

:DISPlay?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

画面表示の設定をします。

ON:LCD が常に点灯します。
OFF:LCDが消灯します。タッチパネルに触れると再度点灯します。点灯後最後にタッチパネルに触れてから約10秒後にLCDが再び消灯します。

クエリ

画面表示の設定を返します。

コマンド

:DISPlay OFF
LCDが消灯するように設定します。

クエリ

:DISPlay?

応答

:DISPLAY OFF  (HEADER ON のとき)
OFF  (HEADER OFF のとき)
LCDが消灯するように設定されています。

注記

イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ0の書き込みと読み出し LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:ESE0   <マスク値>

クエリ

:ESE0?  

応答

<マスク値>

パラメータ

<マスク値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

ESER0のマスクパターンを設定します。
初期値(電源投入時)は0です。

クエリ

ESER0のマスクパターンを返します。

コマンド

:ESE0 20
ESER0のbit4とbit2をセットします。

クエリ

:ESE0?

応答

:ESE0 20  (HEADER ON のとき)
20  (HEADER OFF のとき)
ESER0のbit4とbit2が1に設定されています。

注記

本レジスタは1測定終了後にビットがセットされます。
各ビットの詳細は「イベント・レジスタについて」を参照してください。

イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ1の書き込みと読み出し LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:ESE1   <マスク値>

クエリ

:ESE1?  

応答

<マスク値>

パラメータ

<マスク値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

ESER1のマスクパターンを設定します。
初期値(電源投入時)は0です。

クエリ

ESER1のマスクパターンを返します。

コマンド

:ESE1 64
ESER1のbit6をセットします。

クエリ

:ESE1?

応答

:ESE1 64  (HEADER ON のとき)
64  (HEADER OFF のとき)
ESER1のbit6が1に設定されています。

注記

各ビットの詳細は「イベント・レジスタについて」を参照してください。

イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ2の書き込みと読み出し LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:ESE2   <マスク値>

クエリ

:ESE2?  

応答

<マスク値>

パラメータ

<マスク値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

ESER2のマスクパターンを設定します。
初期値(電源投入時)は0です。

クエリ

ESER2のマスクパターンを返します。

コマンド

:ESE2 1
ESER2のbit0をセットします。

クエリ

:ESE2?

応答

:ESE2 1  (HEADER ON のとき)
1  (HEADER OFF のとき)
ESER2のbit0が1に設定されています。

注記

各ビットの詳細は「イベント・レジスタについて」を参照してください。

イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ3の書き込みと読み出し LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:ESE3   <マスク値>

クエリ

:ESE3?  

応答

<マスク値>

パラメータ

<マスク値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

ESER3のマスクパターンを設定します。
初期値(電源投入時)は0です。

クエリ

ESER3のマスクパターンを返します。

コマンド

:ESE3 3
ESER3のbit1とbit0をセットします。

クエリ

:ESE3?

応答

:ESE3 3  (HEADER ON のとき)
3  (HEADER OFF のとき)
ESER3のbit1とbit0が1に設定されています。

注記

各ビットの詳細は「イベント・レジスタについて」を参照してください。

イベント・ステータス・レジスタ0の読み出し LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:ESR0?  

応答

<レジスタ値>

パラメータ

<レジスタ値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

イベント・ステータス・レジスタ0(ESR0)のレジスタ値を返し、レジスタをクリアします。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

クエリ

:ESR0?

応答

4
ESR0のbit2が1になっています。

注記

本レジスタは1測定終了後にビットがセットされます。
アナライザモードの場合は1掃引点の測定終了後にビットがセットされます。
各ビットの詳細は「イベント・レジスタについて」を参照してください。

イベント・ステータス・レジスタ1の読み出し LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:ESR1?  

応答

<レジスタ値>

パラメータ

<レジスタ値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

イベント・ステータス・レジスタ1(ESR1)のレジスタ値を返し、レジスタをクリアします。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

クエリ

:ESR1?

応答

82
ESR1のbit6とbit4とbit1が1になっています。

注記

LCRモードのコンパレータ測定の場合は、1測定終了後に、ビットがセットされます。
連続測定の場合は連続測定終了後にANDビットがセットされます。
各ビットの詳細は「イベント・レジスタについて」を参照してください。

イベント・ステータス・レジスタ2の読み出し LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:ESR2?  

応答

<レジスタ値>

パラメータ

<レジスタ値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

イベント・ステータス・レジスタ2(ESR2)のレジスタ値を返し、レジスタをクリアします。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

クエリ

:ESR2?

応答

1
ESR2のbit0が1になっています。

注記

LCRモードのBIN測定の場合は、1測定終了後に、ビットがセットされます。
連続測定モードの場合はセットされません。
各ビットの詳細は「イベント・レジスタについて」を参照してください。

イベント・ステータス・レジスタ3の読み出し LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:ESR3?  

応答

<レジスタ値>

パラメータ

<レジスタ値> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

イベント・ステータス・レジスタ3(ESR3)のレジスタ値を返し、レジスタをクリアします。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

クエリ

:ESR3?

応答

64
ESR3のbit6が1になっています。

注記

LCRモードのBIN測定の場合は、1測定終了後に、ビットがセットされます。
連続測定モードの場合はセットされません。
各ビットの詳細は「イベント・レジスタについて」を参照してください。

テキスト保存時の日時の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:DATE   <ON/OFF>

クエリ

:FILE:DATE?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

テキスト保存時に日時を保存するか設定します。

クエリ

テキスト保存時の日時の設定を返します。

コマンド

:FILE:DATE ON
テキスト保存時に日時を保存します。

クエリ

:FILE:DATE?

応答

:FILE:DATE ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
テキスト保存時に日時が保存されます。

注記

テキスト保存時の区切り文字の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:DELIMiter   <COMma/TAB/SEMIcolon/SPACE>

クエリ

:FILE:DELIMiter?  

応答

<COMMA/TAB/SEMICOLON/SPACE>

パラメータ

解説

コマンド

テキスト保存時の区切り文字を設定します。

COMma:カンマ(,)
TAB:タブ
SEMIcolon:セミコロン(;)
SPACE:スペース

クエリ

テキスト保存時の区切り文字の設定を返します。

コマンド

:FILE:DELIMiter SEMIcolon
テキスト保存時の区切り文字をセミコロンに設定します。

クエリ

:FILE:DELIMiter?

応答

:FILE:DELIMITER SEMICOLON  (HEADER ON のとき)
SEMICOLON  (HEADER OFF のとき)
テキスト保存時の区切り文字がセミコロンに設定されています。

注記

保存フォルダの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:FOLDer   <フォルダ名>

クエリ

:FILE:FOLDer?  

応答

<フォルダ名>

パラメータ

<フォルダ名> = 0〜9、A〜Z、+、-、_(最大12文字)

解説

コマンド

保存フォルダのフォルダ名を設定します。
ファイル名に使用可能な文字は英数字及び「+」「-」「_」の記号です。
小文字の英字は大文字に変換されます。

クエリ

保存フォルダのフォルダ名を返します。

コマンド

:FILE:FOLDer SaveData0523
保存フォルダのフォルダ名を「SAVEDATA0523」に設定します。

クエリ

:FILE:FOLDer?

応答

:FILE:FOLDER SAVEDATA0523  (HEADER ON のとき)
SAVEDATA0523  (HEADER OFF のとき)
保存フォルダのフォルダ名が「SAVEDATA0523」に設定されています。

注記

USBメモリ情報の問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:FILE:INFOrmation?  

応答

<フォーマット形式>, <全容量>, <使用領域>, <空き領域>, <使用率>

パラメータ

<フォーマット形式> = FAT12/FAT16/FAT32

解説

コマンド

クエリ

USBメモリの情報を返します。
USBメモリが接続されていない場合は実行エラーになります。

コマンド

クエリ

:FILE:INFOrmation?

応答

:FILE:INFORMATION FAT32,1.9GB,960MB,949MB,50.3%  (HEADER ON のとき)
FAT32,1.9GB,960MB,949MB,50.3%  (HEADER OFF のとき)
現在接続されているUSBメモリのフォーマット形式はFAT32、全容量は1.9GB、使用領域は960MB、空き領域は949MB、使用率は50.3%です。

注記

保存フォルダのモード設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:MODE   <AUTO/MANUAL>

クエリ

:FILE:MODE?  

応答

<AUTO/MANUAL>

パラメータ

解説

コマンド

保存フォルダのモードを設定します。

AUTO:保存フォルダは日時から自動的に設定されます。
MANUAL:任意のフォルダに設定できます。フォルダ名は:FILE:FOLDerコマンドで設定してください。

クエリ

保存フォルダのモードを返します。

コマンド

:FILE:MODE MANUAL
保存フォルダのモードをマニュアルに設定します。

クエリ

:FILE:MODE?

応答

:FILE:MODE MANUAL  (HEADER ON のとき)
MANUAL  (HEADER OFF のとき)
保存フォルダのモードがマニュアルに設定されています。

注記

USBメモリへのパネルセーブの実行 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:PANel:SAVE   <パネル名>

クエリ

 

応答

パラメータ

<パネル名> = +、-、_、0〜9、A〜Z (12文字以内)

解説

コマンド

パネル名を指定して、USBメモリへ現在のパネルをセーブします。
本コマンドを実行すると、USBメモリ内に「SETTING」というフォルダが作成され、そのフォルダ内にパネルが保存されます。
パネル名は上記有効文字を使用し、12文字以内で指定します。
小文字のa 〜 zは、大文字に変換して保存されます。

クエリ

コマンド

:FILE:PANel:SAVE TEST1
USBメモリに「TEST1」という名前でパネルをセーブします。

クエリ

応答

注記

本コマンドを実行する前に、USBメモリが正しく認識されているか確認してください。

USBメモリからのパネルロードの実行 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:PANel:LOAD   <パネル名>

クエリ

 

応答

パラメータ

<パネル名> = +、-、_、0〜9、A〜Z (12文字以内)

解説

コマンド

パネル名を指定して、USBメモリからパネルロードを実行します。
パネル名は上記有効文字を使用し、12文字以内で指定します。

クエリ

コマンド

:FILE:PANel:LOAD TEST1
USBメモリに保存されている「TEST1」という名前のパネルをロードします。

クエリ

応答

注記

指定した名前のパネルが存在しない時は実行エラーになります。
測定中は本コマンドを実行することができず、実行エラーになります。LCRモードの場合は外部トリガに、アナライザモードの場合はシーケンシャル掃引かステップ掃引に変更してからコマンドを実行してください。

USBメモリへオールセーブの実行 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:PANel:ALLSave   <設定保存フォルダ名>

クエリ

 

応答

パラメータ

<パネル名> = +、-、_、0〜9、A〜Z (12文字以内)

解説

コマンド

パネル名を指定して、USBメモリへ現在のパネルと本体に保存されている全てのパネルをセーブします。
本コマンドを実行すると、USBメモリの「SETTING」フォルダ内に設定保存フォルダ名のフォルダを作成し、データをセーブします。
パネル名は上記有効文字を使用し、12文字以内で指定します。
小文字のa 〜 zは、大文字に変換して保存されます。

クエリ

コマンド

:FILE:PANel:ALLSave TEST2
USBメモリに「TEST2」という名前でオールセーブします。

クエリ

応答

注記

本コマンドを実行する前に、USBメモリが正しく認識されているか確認してください。

USBメモリへオールロードの実行 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:PANel:ALLLoad   <設定保存フォルダ名>

クエリ

 

応答

パラメータ

<パネル名> = +、-、_、0〜9、A〜Z (12文字以内)

解説

コマンド

パネル名を指定して、USBメモリからオールロードを実行します。
設定保存フォルダ名は上記有効文字を使用し、12文字以内で指定します。

クエリ

コマンド

:FILE:PANel:ALLLoad TEST2
USBメモリから「TEST2」のオールロードを実行します。

クエリ

応答

注記

指定した名前のフォルダが存在しない時は実行エラーになります。
測定中は本コマンドを実行することができず、実行エラーになります。LCRモードの場合は外部トリガに、アナライザモードの場合はシーケンシャル掃引かステップ掃引に変更してからコマンドを実行してください。
オールロードを実行すると、本体に保存されているパネルは全て上書きされます。

テキスト保存時の測定パラメータの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:PARAmeter   <ON/OFF>

クエリ

:FILE:PARAmeter?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

テキスト保存時に測定パラメータを保存するか設定します。

クエリ

テキスト保存時の測定パラメータの設定を返します。

コマンド

:FILE:PARAmeter ON
テキスト保存時に測定パラメータを保存します。

クエリ

:FILE:PARAmeter?

応答

:FILE:PARAMETER ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
テキスト保存時に測定パラメータが保存されます。

注記

テキスト保存時の引用符の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:QUOTe   <OFF/DOUBle/SINGle>

クエリ

:FILE:QUOTe?  

応答

<OFF/DOUBLE/SINGLE>

パラメータ

解説

コマンド

テキスト保存時の引用符を設定します。

OFF:引用符は付きません。
DOUBle:ダブルクォート(")
SINGle:シングルクォート(')

クエリ

テキスト保存時の引用符の設定を返します。

コマンド

:FILE:QUOTe DOUBle
テキスト保存時の引用符をダブルクォートに設定します。

クエリ

:FILE:QUOTe?

応答

:FILE:QUOTE DOUBLE  (HEADER ON のとき)
DOUBLE  (HEADER OFF のとき)
テキスト保存時の引用符がダブルクォートに設定されています。

注記

ファイル保存の実行 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:SAVE  

クエリ

 

応答

パラメータ

解説

コマンド

ファイル保存を実行します。
ファイルタイプの設定が「OFF」またはUSBメモリが接続されていない場合は実行エラーとなります。

クエリ

コマンド

:FILE:SAVE
ファイル保存を実行します。

クエリ

応答

注記

テキスト保存時の測定条件の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:SET   <ON/OFF>

クエリ

:FILE:SET?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

テキスト保存時に測定条件を保存するか設定します。

クエリ

テキスト保存時の測定条件の設定を返します。

コマンド

:FILE:SET ON
テキスト保存時に測定条件を保存します。

クエリ

:FILE:SET?

応答

:FILE:SET ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
テキスト保存時に測定条件が保存されます。

注記

テキスト保存の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:TYPE:TEXT   <OFF/ON>

クエリ

:FILE:TYPE:TEXT?  

応答

<OFF/ON>

パラメータ

解説

コマンド

テキスト保存の設定をします。

OFF:テキスト保存を行いません。
ON:測定値をテキスト形式で保存します。

クエリ

テキスト保存の設定を返します。

コマンド

:FILE:TYPE:TEXT ON
測定値をテキスト保存するように設定します。

クエリ

:FILE:TYPE:TEXT?

応答

:FILE:TYPE:TEXT ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
測定値をテキスト保存するように設定されています。

注記

本コマンドは保存の設定のみを行い、保存の実行は行いません。保存を実行する際には:FILe:SAVEコマンドを使用して下さい。

BMP保存の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FILE:TYPE:BMP   <OFF/COLor/MONochrome>

クエリ

:FILE:TYPE:BMP?  

応答

<OFF/COLOR/MONOCHROME>

パラメータ

解説

コマンド

BMP保存の設定をします。

OFF:BMP保存を行いません。
COLor:画面コピーをカラー256色BMP形式で保存します。
MONochrome:画面コピーをモノクロ2色BMP形式で保存します。

クエリ

BMP保存の設定を返します。

コマンド

:FILE:TYPE:BMP COLOR
画面コピーをカラー256色BMP形式で保存するように設定します。

クエリ

:FILE:TYPE:BMP?

応答

:FILE:TYPE:BMP COLOR  (HEADER ON のとき)
COLOR  (HEADER OFF のとき)
画面コピーをカラー256色BMP形式で保存するように設定されています。

注記

本コマンドは保存の設定のみを行い、保存の実行は行いません。保存を実行する際には:FILe:SAVEコマンドを使用して下さい。

データ転送フォーマットの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FORMat:DATA   <ASCii/REAL>

クエリ

:FORMat:DATA?  

応答

<ASCII/REAL>

パラメータ

解説

コマンド

データ転送フォーマットの設定をします。

ASCii:データをASCII形式で転送します。
REAL:データをバイナリ形式で転送します。

クエリ

データ転送フォーマットの設定を返します。

コマンド

:FORMat:DATA REAL
データ転送フォーマットをバイナリに設定します。

クエリ

:FORMat:DATA?

応答

:FORMAT:DATA REAL  (HEADER ON のとき)
REAL  (HEADER OFF のとき)
データ転送フォーマットがバイナリに設定されています。

注記

データ転送時におけるロングフォーマットの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:FORMat:LONG   <ON/OFF>

クエリ

:FORMat:LONG?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

データ転送時におけるロングフォーマットの設定をします。

クエリ

データ転送時におけるロングフォーマットの設定を返します。

コマンド

:FORMat:LONG ON
データ転送時にロングフォーマットでデータを返します。

クエリ

:FORMat:LONG?

応答

:FORMAT:LONG ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
データ転送時にロングフォーマットでデータを返すように設定されています。

注記

測定周波数の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:FREQuency   <周波数>

クエリ

:FREQuency?  

応答

<周波数>

パラメータ

<周波数> = 0.0010〜200.00E+03 (NR3)

解説

コマンド

測定周波数の設定をします。

クエリ

測定周波数の設定を返します。

コマンド

:FREQuency 1000
測定周波数を1kHzにします。

クエリ

:FREQuency?

応答

:FREQUENCY 1.0000E+03  (HEADER ON のとき)
1.0000E+03  (HEADER OFF のとき)
測定周波数が1kHzに設定されています。

注記

RS-232C通信ハンドシェイクの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:HANDshake   <OFF/HARDware/X/BOTH>

クエリ

:HANDshake?  

応答

<OFF/HARDware/X/BOTH>

パラメータ

解説

コマンド

RS-232Cの通信ハンドシェイクを設定します。

OFF:ハンドシェイク無し
HARDware:ハードウェアハンドシェイク
X:ソフトウェアハンドシェイク
BOTH:ハードウェアハンドシェイクとソフトウェアハンドシェイクの両方

クエリ

RS-232Cの通信ハンドシェイクを返します。

コマンド

:HANDshake X
ソフトウェアハンドシェイクに設定します。

クエリ

:HANDshake?

応答

:HANDSHAKE X  (HEADER ON のとき)
X  (HEADER OFF のとき)
ソフトウェアハンドシェイクに設定されています。

注記

RS-232C以外のインタフェースに設定されている場合は、実行エラーになります。

測定画面のBMPデータの取得 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:HCOPy:DATA?   <COLor/MONochrome>

応答

<BMPデータ>

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

測定画面のBMPデータをバイナリ形式で返します。
バイナリデータは以下の図のように、先頭に転送バイト数を出力し、続いてBMPデータを出力し、最後にターミネータを出力します。

COLor:カラーBMPデータ
MONochrome:白黒BMPデータ

コマンド

クエリ

:HCOPy:DATA? COLor

応答

カラーの測定画面を取得します。

注記

本クエリで取得したバイナリデータをBMPに変換する手順はサンプルプログラムを参照してください。

応答メッセージのヘッダの有無の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:HEADer   <ON/OFF>

クエリ

:HEADer?  

応答

パラメータ

解説

コマンド

応答メッセージのヘッダの有無を設定します。
電源投入時は、OFFに初期化されます。

クエリ

応答メッセージのヘッダの設定を返します。

コマンド

:HEADer ON
応答メッセージにヘッダを付けます。

クエリ

:HEADer?

応答

:HEADER ON  (HEADER ON のとき)
OFF  (HEADER OFF のとき)
応答メッセージにヘッダを付けるように設定されています。

注記

HiZリジェクト機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:HIZ   <ON/OFF>

クエリ

:HIZ?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

HiZリジェクト機能の有効/無効を設定します。

OFF:測定値の異常は検出しません。
ON:測定値が異常に高い場合、エラーとして検出します。

クエリ

HiZリジェクト機能の有効/無効を返します。

コマンド

:HIZ ON
HiZリジェクト機能を有効に設定します。

クエリ

:HIZ?

応答

:HIZ ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
HiZリジェクト機能が有効に設定されています。

注記

HiZリジェクト機能のリミット値の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:HIZ:LIMit   <リミット値>

クエリ

:HIZ:LIMit?  

応答

<リミット値>

パラメータ

<リミット値> = 0〜30000% (NR1)

解説

コマンド

HiZリジェクト機能のリミット値を設定します。

クエリ

HiZリジェクト機能のリミット値を返します。

コマンド

:HIZ:LIMit 500
HiZリジェクト機能のリミット値を500%に設定します。

クエリ

:HIZ:LIMit?

応答

:HIZ:LIMIT 500  (HEADER ON のとき)
500  (HEADER OFF のとき)
HiZリジェクト機能のリミット値が500%に設定されています。

注記

INDEXとEOMの出力方法の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

IO:EOM:MODE   <HOLD/PULSe>

クエリ

IO:EOM:MODE?  

応答

パラメータ

解説

コマンド

INDEXとEOMの出力方法を設定します。

クエリ

INDEXとEOMの出力方法を返します。

コマンド

IO:EOM:MODE PULSE
INDEXとEOMの出力方法をパルスに設定します。

クエリ

IO:EOM:MODE?

応答

:IO:EOM:MODE PULSE  (HEADER ON のとき)
PULSE  (HEADER OFF のとき)
INDEXとEOMの出力方法がパルスに設定されています。

注記

本コマンドで設定したときのタイミングチャートは本体取説「外部制御する」の章を参照してください。

EOMがLOW(ON)を維持するパルス幅の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

IO:EOM:PULSe   <パルス幅>

クエリ

IO:EOM:PULSe?  

応答

パラメータ

<パルス幅> = 0.0001〜0.9999s (NR2)

解説

コマンド

EOMがLOW(ON)を維持するパルス幅を設定します。

クエリ

EOMがLOW(ON)を維持するパルス幅を返します。

コマンド

IO:EOM:PULSe 0.002
EOMがLOW(ON)を維持するパルス幅を0.002sに設定します。

クエリ

IO:EOM:PULSe?

応答

:IO:EOM:PULSE 0.0020  (HEADER ON のとき)
0.0020  (HEADER OFF のとき)
EOMがLOW(ON)を維持するパルス幅が0.002sに設定されています。

注記

本コマンドで設定したときのタイミングチャートは本体取説「外部制御する」の章を参照してください。

判定結果出力とEOM出力間のディレイ時間の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:IO:OUTPut:DELay   <IOディレイ時間>

クエリ

:IO:OUTPut:DELay?  

応答

<IOディレイ時間>

パラメータ

<IOディレイ時間> = 0〜0.9999 (NR2)

解説

コマンド

EXT I/Oにおける、コンパレータ、BIN判定結果出力とEOM出力間のディレイ時間を設定します。

クエリ

EXT I/Oにおける、コンパレータ、BIN判定結果出力とEOM出力間のディレイ時間を返します。

コマンド

:IO:OUTPUT:DELAY 0.1234
EXT I/Oにおける、コンパレータ、BIN判定結果出力とEOM出力間のディレイ時間を0.1234sに設定します。

クエリ

:IO:OUTPUT:DELAY?

応答

:IO:OUTPUT:DELAY 0.1234  (HEADER ON のとき)
0.1234  (HEADER OFF のとき)
EXT I/Oにおける、コンパレータ、BIN判定結果出力とEOM出力間のディレイ時間が0.1234sに設定されています。

注記

コンパレータ、BIN判定結果とEOM間のディレイ時間は設定値に対して約100μsの誤差があります。
また測定中にEXT I/O からトリガ入力を行ったり、インタフェースによる通信を行った場合、ディレイ時間のばらつきが大きくなる可能性があるため、測定中は極力外部からの制御は行わないようにしてください。

判定結果信号線の出力の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:IO:RESult:RESet   <ON/OFF>

クエリ

:IO:RESult:RESet?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

EXT I/Oにおける判定結果信号線のリセットのあり/なしを設定します。

ON:測定開始信号(トリガ信号)を入力したと同時に判定結果をリセットします。
OFF:測定が終了した時点で判定結果を更新します。

クエリ

EXT I/Oにおける判定結果信号線のリセットのあり/なしを返します。

コマンド

:IO:RESult:RESet ON
測定開始信号(トリガ信号)を入力したと同時に判定結果をリセットするように設定します。

クエリ

:IO:RESult:RESet?

応答

:IO:RESULT:RESET ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
測定開始信号(トリガ信号)を入力したと同時に判定結果をリセットするように設定されています。

注記

判定結果信号線についての詳細は、本体取説の「外部制御する」を参照してください。

トリガエッジの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:IO:TRIGger:EDGe   <DOWN/UP>

クエリ

:IO:TRIGger:EDGe?  

応答

<DOWN/UP>

パラメータ

解説

コマンド

EXT I/Oのトリガエッジを設定します。

DOWN:立下りエッジでトリガがかかります。
UP:立上りエッジでトリガがかかります。

クエリ

EXT I/Oのトリガエッジの設定を返します。

コマンド

:IO:TRIGger:EDGe UP
立上りエッジでトリガがかかるように設定します。

クエリ

:IO:TRIGger:EDGe?

応答

:IO:TRIGGER:EDGE UP  (HEADER ON のとき)
UP  (HEADER OFF のとき)
立上りエッジでトリガがかかるように設定されています。

注記

測定中のトリガ入力の許可/禁止の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:IO:TRIGger:ENABle   <ON/OFF>

クエリ

:IO:TRIGger:ENABle?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

測定中におけるEXT I/Oからのトリガ入力の有効/無効を設定します。

ON:測定中にEXT I/Oからのトリガ入力を受け付けます。
OFF:測定中にEXT I/Oからのトリガ入力を受け付けません。

クエリ

測定中におけるEXT I/Oからのトリガ入力の有効/無効を返します。

コマンド

:IO:TRIGger:ENABle ON
測定中にEXT I/Oからのトリガ入力を受け付けるように設定します。

クエリ

:IO:TRIGger:ENABle?

応答

:IO:TRIGGER:ENABLE ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
測定中にEXT I/Oからのトリガ入力を受け付けるように設定されています。

注記

判定機能の設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:JUDGment   <NORMal/COMParator/BIN>

クエリ

:JUDGment?  

応答

<NORMAL/COMPARATOR/BIN>

パラメータ

解説

コマンド

判定機能の設定をします。

クエリ

判定機能の設定を返します。

コマンド

:JUDGment COMParator
判定機能をコンパレータ測定に設定します。

クエリ

:JUDGment?

応答

:JUDGEMENT COMPARATOR  (HEADER ON のとき)
COMPARATOR  (HEADER OFF のとき)
判定機能がコンパレータ測定に設定されています。

注記

キーロックの実行と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:KEYLock  

クエリ

:KEYLock?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

キーロック状態にします。
パスコードを設定する場合は、本コマンドの前にパスコードを設定してください。
工場出荷時はパスコードは「3533」が設定されています。

クエリ

キーロックの状態を返します。
 OFF:キーロック状態ではありません。
 ON:キーロック状態です。

コマンド

:KEYLock
キーロック状態にします。

クエリ

:KEYLock?

応答

:KEYLOCK ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
キーロック状態になっています。

注記

キーロック中に本コマンドを送ると実行エラーになります。

キーロックパスコードの設定 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:KEYLock:PASScode   <パスコード/無し>

クエリ

 

応答

パラメータ

<パスコード> = 0〜9 (4文字以内)

解説

コマンド

キーロックのパスコードを設定します。
パスコードを省略すると、パスコード無しの状態に設定されます。
工場出荷時はパスコードは「3533」が設定されています。

クエリ

コマンド

:KEYLock:PASScode 0523
キーロックのパスコードを「0523」に設定します。

クエリ

応答

注記

以下の場合は実行エラーになります。

  • キーロック状態の時。
  • パスコードに無効な文字(英字やスペースやスラッシュなど)が含まれている時。
  • パスコードの文字数が4文字を超えている時。

キーロックの解除 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:KEYLock:UNLock   <パスコード/無し>

クエリ

 

応答

パラメータ

<パスコード> = 0〜9 (4文字以内)

解説

コマンド

キーロックを解除します。
パスコードが設定されている場合はコマンドデータにパスコードを指定してください。

クエリ

コマンド

:KEYLock:UNLock 0523
パスコード「0523」を指定してキーロックを解除します。

クエリ

応答

注記

以下の場合は実行エラーになります。

  • キーロック状態でない時。
  • パスコードに無効な文字(英字やスペースやスラッシュなど)が含まれている時。
  • パスコードの文字数が4文字を超えている時。
  • パスコードが間違っている時。
パスコードを忘れてしまった場合はフルリセットして、工場出荷時の状態に戻してください。

測定信号レベルの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:LEVel   <V/CV/CC>

クエリ

:LEVel?  

応答

<V/CV/CC>

パラメータ

解説

コマンド

測定信号の種類を開放電圧、定電圧、定電流のいずれかに設定します。

V:開放電圧に設定します。
CV:定電圧に設定します。
CC:定電流に設定します。

クエリ

測定信号の種類を返します。

コマンド

:LEVel V
測定信号の種類をV(開放電圧)に設定します。

クエリ

:LEVel?

応答

:LEVEL V  (HEADER ON のとき)
V  (HEADER OFF のとき)
測定信号の種類がV(開放電圧)に設定されています。

注記

定電流レベル値の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:LEVel:CCURRent   <定電流レベル>

クエリ

:LEVel:CCURRent?  

応答

<定電流レベル>

パラメータ

<定電流レベル> = 条件により設定可能範囲が変わります。 (NR3)
本体取説の「測定信号レベルを設定する」を参照してください。

解説

コマンド

定電流レベルを設定します。

クエリ

現在の定電流レベルの設定を返します。

コマンド

:LEVel:CCURRent 10E-3
定電流レベルを10mAに設定します。

クエリ

:LEVel:CCURRent?

応答

:LEVEL:CCURRENT 10.00E-03  (HEADER ON のとき)
10.00E-03  (HEADER OFF のとき)
定電流レベルが10mAに設定されています。

注記

定電圧レベル値の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:LEVel:CVOLTage   <定電圧レベル>

クエリ

:LEVel:CVOLTage?  

応答

<定電圧レベル>

パラメータ

<定電圧レベル> = 条件により設定可能範囲が変わります。 (NR3)
本体取説の「測定信号レベルを設定する」を参照してください。

解説

コマンド

定電圧レベルを設定します。

クエリ

現在の定電圧レベルの設定を返します。

コマンド

:LEVel:CVOLTage 1.000
定電圧レベルを1Vに設定します。

クエリ

:LEVel:CVOLTage?

応答

:LEVEL:CVOLTAGE 1.000  (HEADER ON のとき)
1.000  (HEADER OFF のとき)
定電圧レベルが1Vに設定されています。

注記

開放電圧レベル値の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:LEVel:VOLTage   <開放電圧レベル>

クエリ

:LEVel:VOLTage?  

応答

<開放電圧レベル>

パラメータ

<開放電圧レベル> = 条件により設定可能範囲が変わります。 (NR3)
本体取説の「測定信号レベルを設定する」を参照してください。

解説

コマンド

開放電圧レベルを設定します。

クエリ

現在の開放電圧レベルの設定を返します。

コマンド

:LEVel:VOLTage 1.000
開放電圧レベルを1Vに設定します。

クエリ

:LEVel:VOLTage?

応答

:LEVEL:VOLTAGE 1.000  (HEADER ON のとき)
1.000  (HEADER OFF のとき)
開放電圧レベルが1Vに設定されています。

注記

リミットのON/OFFの設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:LIMiter   <ON/OFF>

クエリ

:LIMiter?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

リミット機能を設定します。

クエリ

リミット機能の設定を返します。

コマンド

:LIMiter ON
リミット機能をONに設定します。

クエリ

:LIMiter?

応答

:LIMITER ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
リミット機能がONに設定されています。

注記

電流リミット値の設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:LIMiter:CURRent   <電流リミット値>

クエリ

:LIMiter:CURRent?  

応答

<電流リミット値>

パラメータ

<電流リミット値> = 0.01m〜100.00mA (NR3)

解説

コマンド

電流リミット値を設定します。

クエリ

電流リミット値を返します。

コマンド

:LIMiter:CURRent 50.00E-03
電流リミット値を50mAに設定します。

クエリ

:LIMiter:CURRent?

応答

:LIMITER:CURRENT 50.00E-03  (HEADER ON のとき)
50.00E-03  (HEADER OFF のとき)
電流リミット値が50mAに設定されています。

注記

電圧リミット値の設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:LIMiter:VOLTage   <電圧リミット値>

クエリ

:LIMiter:VOLTage?  

応答

<電圧リミット値>

パラメータ

<電圧リミット値> = 0.005〜5.000V (NR3)

解説

コマンド

電圧リミット値を設定します。

クエリ

電圧リミット値を返します。

コマンド

:LIMiter:VOLTage 5.000
電圧リミット値を5Vに設定します。

クエリ

:LIMiter:VOLTage?

応答

:LIMITER:VOLTAGE 5.000  (HEADER ON のとき)
5.000  (HEADER OFF のとき)
電圧リミット値が5Vに設定されています。

注記

パネルロードの実行 LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:LOAD   <パネルNo.>

クエリ

 

応答

パラメータ

<パネルNo.> = 1〜128

解説

コマンド

指定したパネルNo.をロードします。

クエリ

コマンド

:LOAD 2
パネルNo.2をロードします。

クエリ

応答

注記

測定データの問合せ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:MEASure?  

応答

<測定結果>

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

MEASureクエリについての詳細はこちらを参照してください。

コマンド

クエリ

応答

注記

設定を変更した場合は、トリガ後に:MEASure?クエリを送ってください。

測定パラメータの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:MEASure:ITEM   <MR0>, <MR1>

クエリ

:MEASure:ITEM?  

応答

<MR0>, <MR1>

パラメータ

<MR0> = 0〜255 (NR1)
<MR1> = 0〜255 (NR1)

解説

コマンド

通常測定における:MEASure?クエリで応答する測定パラメータをビット和で指定します。
MR0=0、MR1=0に設定すると画面表示している測定パラメータの測定値を返します。
電源投入時はMR0=0、MR1=0に設定されています。

クエリ

通常測定における:MEASure?クエリで応答する測定パラメータを返します。

コマンド

:MEASure:ITEM 53,18
Z、θ、Cp、D、Rs、Xに応答するように設定します。

クエリ

:MEASure:ITEM?

応答

:MEASURE:ITEM 53,18  (HEADER ON のとき)
53,18  (HEADER OFF のとき)
Z、θ、Cp、D、Rs、Xに応答するように設定されています。

注記

MR0とMR1の値はビット和で指定します。
例えば、Z、θ、Cp、D、Rs、Xに応答するように設定する場合は、Z=1、θ=4、Cp=16、D=32、Rs=2、X=16のため、MR0=1+4+16+32=53、MR1=2+16=18となります。
本コマンドはLCRモード以外では実行エラーになります。

測定値自動出力機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:MEASure:OUTPut:AUTO   <ON/OFF>

クエリ

:MEASure:OUTPut:AUTO?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

測定値自動出力機能の設定をします。

ON:測定終了後自動的に測定値を出力します。
OFF:測定終了後自動的に測定値を出力しません。

ONに設定すると、測定終了後に、選択されているインタフェースから測定値を自動出力します。
測定値の出力フォーマットは:MEASure?クエリと同じです。
アナライザモードでは、1掃引点の測定終了後測定値を出力します。

クエリ

測定値自動出力機能の設定を返します。

コマンド

:MEASure:OUTPut:AUTO ON
測定値自動出力機能をONに設定します。

クエリ

:MEASure:OUTPut:AUTO?

応答

:MEASURE:OUTPUT:AUTO ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
測定値自動出力機能がONに設定されています。

注記

使用しないときは必ずOFFにしてください。

測定値取得クエリの応答データの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:MEASure:VALid   <設定値>

クエリ

:MEASure:VALid?  

応答

<設定値>

パラメータ

<設定値> = 1〜255 (NR1)

解説

コマンド

:MEASure?クエリで応答する内容をビット和で設定します。

クエリ

:MEASure?クエリで応答する内容を返します。

コマンド

:MEASure:VALid 18
:MEASure?クエリで、測定値と測定ステータスを返すように設定します。

クエリ

:MEASure:VALid?

応答

:MEASURE:VALID 18  (HEADER ON のとき)
18  (HEADER OFF のとき)
:MEASure?クエリで、測定値と測定ステータスを返すように設定されています。

注記

測定値メモリ機能でメモリに保存されている測定値の問合せ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:MEMory?   <データなし/ALL>

応答

:MEASure?コマンドの応答フォーマットを参照してください。

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

  • 測定値メモリ機能でメモリに保存されている全測定値を返します。
  • メモリには最大で32,000 回分の測定結果を保存します。
  • 本コマンドを実行するとメモリの内容はクリアされます。メモリの内容を取得する前にメモリの内容を削除するためには:MEMory:CLEarコマンドを使用してください。
  • 各メモリの内容のフォーマットは、クエリ:MEASure? の応答データのフォーマットと同様です。詳しいフォーマットの内容についてはクエリ:MEASure? の説明を参照してください。
  • 各メモリの間には、メッセージターミネータまたはスラッシュ(/)が入ります。

    :MEMory? の場合…メッセージ・ターミネータ
    :MEMory? ALL の場合…スラッシュ(/)

  • 現在メモリに保存されているデータの個数は:MEMory:COUNt? クエリで確認できます。
  • トリガの設定が内部トリガの場合には、クエリ:MEMory:COUNt? で得たデータ数と本コマンドで得たデータ数が異なる場合があります。クエリ:MEMory:COUNt? を使用する場合には、トリガの設定を外部トリガに設定してください。
  • トリガの設定が内部トリガの場合、本コマンドでメモリ値を返している間に測定された測定値は保存できない可能性があります。メモリ値取得時には外部トリガに設定し、全メモリ値取得完了まで測定を行わないでください。
  • メモリがいっぱいになると、それ以上の測定値は保存されません。新たに測定値を保存する場合は、本コマンドでメモリの内容を読み出すか、:MEMory:CLEarコマンドでメモリの内容を削除してください。

コマンド

クエリ

:MEMory?

応答

Z 1.59062E+03,PHASE -89.992
Z 1.59069E+03,PHASE -89.993
Z 1.59057E+03,PHASE -89.992
Z 1.59066E+03,PHASE -89.993
Z 1.59056E+03,PHASE -89.993
 (HEADER ON のとき)
1.59062E+03, -89.992
1.59069E+03, -89.993
1.59057E+03, -89.992
1.59066E+03, -89.993
1.59056E+03, -89.993
 (HEADER OFF のとき)

注記

連続測定中は実行エラーになります。

測定値メモリ機能のメモリ削除 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:MEMory:CLEar  

クエリ

 

応答

パラメータ

解説

コマンド

測定値メモリ機能で内部メモリに保存されている測定値をすべて削除します。
このコマンドを送信すると、以降の測定結果はメモリの先頭から保存されます。

クエリ

コマンド

:MEMory:CLEar
メモリに保存したすべての測定値を削除します。

クエリ

応答

注記

測定値メモリ機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:MEMory:CONTrol   <ON/IN/OFF>

クエリ

:MEMory:CONTrol?  

応答

<ON/IN/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

測定値メモリ機能の設定をします。
設定を切り替えた場合、保存されている測定値はすべて削除します。

 OFF:内部メモリに測定値を保存しません。
 IN:コンパレータ、BIN 機能において判定しているすべてのパラメータが良品判定された場合のみメモリに測定値を保存します。(コンパレータ結果が1 つでもHI、LOの場合やBIN結果がOUT-OF-BINS、D-NG の場合は保存しません)なお、アナライザモードの場合と、コンパレータ、BIN機能を使用していない場合はONと同じ動作になります。
 ON:内部メモリに測定値を保存します。

クエリ

測定値メモリ機能の設定を返します。

コマンド

:MEMory:CONTrol ON
メモリに測定値を保存します。

クエリ

:MEMory:CONTrol?

応答

:MEMORY:CONTROL ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
メモリに測定値を保存する設定になっています。

注記

メモリ機能でメモリに保存されている測定値の個数の問合せ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:MEMory:COUNt?  

応答

<データ数>

パラメータ

<データ数> = 0〜32000 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

測定値メモリ機能でメモリに保存されているデータ数を返します。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

クエリ

:MEMory:COUNt?

応答

1000
内部メモリに1000個のデータが保存されています。

注記

測定値メモリサイズの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:MEMory:POINts   <メモリサイズ>

クエリ

:MEMory:POINts?  

応答

<メモリサイズ>

パラメータ

<メモリサイズ> = 1〜32000 (NR1)

解説

コマンド

内部メモリに保存するデータ数を設定します。
メモリ機能がONまたはINに設定されている時は設定できません。
設定を切り替えた場合、保存されている測定値はすべて削除します。

クエリ

内部メモリに保存するデータ数を返します。

コマンド

:MEMory:POINts 200
メモリサイズを200に設定します。

クエリ

:MEMory:POINts?

応答

:MEMORY:POINTS 200  (HEADER ON のとき)
200  (HEADER OFF のとき)
メモリサイズが200に設定されています。

注記

連続測定中はコマンドは実行エラーになります。

測定値メモリの保存 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:MEMory:SAVE  

クエリ

 

応答

パラメータ

解説

コマンド

測定値メモリ機能で内部メモリに保存したデータをUSBメモリにコピーします。

クエリ

コマンド

:MEMory:SAVE

クエリ

応答

注記

内部メモリにデータが保存されていない場合は実行エラーになります。

測定モードの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:MODE   <LCR/ANALyzer(IM3533-01のみ)/TRANSformer/CONTinuous>

クエリ

:MODE?  

応答

<LCR/ANALYZER(IM3533-01のみ)/TRANSFORMER/CONTINUOUS> (IM3533-01)

パラメータ

解説

コマンド

測定モードの設定をします。

LCR:LCRモードに設定します。
ANALYZER:アナライザモードに設定します。
TRANSFORMER:トランスモードに設定します。
CONTINUOUS:連続測定モードに設定します。

クエリ

測定モードの設定を返します。

コマンド

:MODE CONTinuous
測定モードを連続測定に設定します。

クエリ

:MODE?

応答

:MODE CONTINUOUS  (HEADER ON のとき)
CONTINUOUS  (HEADER OFF のとき)
測定モードが連続測定に設定されています。

注記

電圧電流モニタ値の問合せ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

 

クエリ

:MONItor?  

応答

<AC電圧モニタ値>, <AC電流モニタ値>, <DC電圧モニタ値>, <DC電流モニタ値>

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

電圧モニタ値、電流モニタ値を返します。

コマンド

クエリ

:MONItor?

応答

:MONITOR 3.500061E-03,1.015322E-02,3.361863E-03,9.767721E-03  (HEADER ON のとき)
3.500061E-03,1.015322E-02,3.361863E-03,9.767721E-03  (HEADER OFF のとき)
AC電圧モニタが3.500061mV、AC電流モニタが10.15322mA、DC電圧モニタが3.361863mV、DC電流モニタが9.767721mAになっています。

注記

DC測定のみの場合は、AC電圧モニタ値とAC電流モニタ値は0.000000E+00になります。
DC測定をしていない場合は、DC電圧モニタ値とDC電流モニタ値は0.000000E+00になります。

表示パラメータの設定と問い合わせ LCR ANALYZER

構文

コマンド

:PARameter#   <Z/ Y/ PHASE(位相角)/ CS/ CP/ D/ LS/ LP/Q/ RS/ G/ RP/ X/ B/ RDC/ T/ OFF>

クエリ

:PARameter#?  

応答

<Z/ Y/ PHASE(位相角)/ CS/ CP/ D/ LS/ LP/Q/ RS/ G/ RP/ X/ B/ RDC/ T/ OFF>

パラメータ

解説

コマンド

表示パラメータを設定します。

クエリ

表示パラメータの設定を返します。

コマンド

:PARameter1 Z;:PARameter3 PHASE
1番目のパラメータをインピーダンスに、3番目を位相角に設定します。

クエリ

:PARameter3?

応答

:PARAMETER3 PHASE  (HEADER ON のとき)
PHASE  (HEADER OFF のとき)
3番目のパラメータが位相角に設定されています。

注記

#は1〜4の数値

表示桁数の設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:PARameter#:DIGit   <表示桁数>

クエリ

:PARameter#:DIGit?  

応答

<表示桁数>

パラメータ

<表示桁数> = 3〜6 (NR1)

解説

コマンド

パラメータの表示桁数を設定します。

クエリ

パラメータの表示桁数を返します。

コマンド

:PARameter1:DIGit 3
第1パラメータの表示桁数を3桁に設定します。

クエリ

:PARameter1:DIGit?

応答

:PARAMETER1:DIGIT 3  (HEADER ON のとき)
3  (HEADER OFF のとき)
第1パラメータの表示桁数が3桁に設定されています。

注記

#は1〜4の数値、トランスモード時は1〜3の数値

機器の初期化 LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:PRESet  

クエリ

 

応答

パラメータ

解説

コマンド

初期設定状態にリセットします。
*RSTコマンドでリセットした場合と初期設定状態が異なります。
詳細は「初期設定一覧」を参照してください。

クエリ

コマンド

:PRESet
初期設定状態にリセットします。

クエリ

応答

注記

測定レンジの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:RANGe   <レンジNo.>

クエリ

:RANGe?  

応答

<レンジNo.>

パラメータ

<レンジNo.> = 1〜10 (NR1)

解説

コマンド

測定レンジを設定します。
このコマンドを実行すると、自動的にレンジの設定がオートからホールドに変わります。

クエリ

測定レンジを返します。

コマンド

:RANGe 4
測定レンジを4(100Ω)に設定します。

クエリ

:RANGe?

応答

:RANGE 4  (HEADER ON のとき)
4  (HEADER OFF のとき)
測定レンジが4(100Ω)に設定されています。

注記

測定レンジの自動設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:RANGe:AUTO   <ON/OFF>

クエリ

:RANGe:AUTO?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

測定レンジが自動的に切り替わるように設定します。

ON:オートレンジ機能によりレンジが自動的に切り替わります。
OFF:レンジは自動的に切り替わらず、固定になります。

クエリ

測定レンジの自動設定を返します。

コマンド

:RANGe:AUTO ON
測定レンジが自動的に切り替わるように設定します。

クエリ

:RANGe:AUTO?

応答

:RANGE:AUTO ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
測定レンジが自動的に切り替わるように設定されています。

注記

AUTOレンジ制限機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:RANGe:AUTO:LIMit   <RST/下限レンジ>,<上限レンジ>

クエリ

:RANGe:AUTO:LIMit?  

応答

<下限レンジ>,<上限レンジ>

パラメータ

<下限レンジ> = 1〜10 (NR1)
<上限レンジ> = 1〜10 (NR1)

解説

コマンド

AUTOレンジ制限機能を設定します。

クエリ

AUTOレンジ制限機能の設定を返します。

コマンド

:RANGe:AUTO:LIMit 4,7
AUTOレンジ制限機能で下限値を4(100Ω)、上限値を7(100kΩ)に設定します。

クエリ

:RANGe:AUTO:LIMit?

応答

:RANGE:AUTO:LIMIT 4,7  (HEADER ON のとき)
4,7  (HEADER OFF のとき)
AUTOレンジ制限機能で下限値が4(100Ω)、上限値が7(100kΩ)に設定されています。

注記

:RANGe:AUTO:LIMit RSTで設定がリセットされます。

JUDGE同期設定の設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:RANGe:JSYNc   <ON/OFF>

クエリ

:RANGe:JSYNc?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

JUDGE同期設定の設定をします。

クエリ

JUDGE同期設定の設定を返します。

コマンド

:RANGe:JSYNc ON
JUDGE同期設定を有効にします。

クエリ

:RANGe:JSYNc?

応答

:RANGE:JSYNC ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
JUDGE同期設定が有効に設定されています。

注記

低インピーダンスモードの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:RANGe:LOWZ   <ON/OFF>

クエリ

:RANGe:LOWZ?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

低インピーダンスモードの設定をします。

クエリ

低インピーダンスモードの設定を返します。

コマンド

:RANGe:LOWZ ON
低インピーダンスモードを有効に設定します。

クエリ

:RANGe:LOWZ?

応答

:RANGE:LOWZ ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
低インピーダンスモードが有効に設定されています。

注記

レンジ同期機能の設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:RANGe:SYNC   <ON/OFF>

クエリ

:RANGe:SYNC?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

レンジ同期機能の設定をします。

クエリ

レンジ同期機能の設定を返します。

コマンド

:RANGe:SYNC ON
レンジ同期機能を有効にします。

クエリ

:RANGe:SYNC?

応答

:RANGE:SYNC ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
レンジ同期機能が有効に設定されています。

注記

レンジ同期機能時における測定アベレージの設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:RANGe:SYNC:AVERaging   <ALL/レンジNo.>,<OFF/アベレージ回数>

クエリ

:RANGe:SYNC:AVERaging?   <レンジNo.>

応答

<OFF/アベレージ回数>

パラメータ

<レンジNo.> = 1〜10 (NR1)
<アベレージ回数> = 1〜256 (NR1)

解説

コマンド

レンジ同期機能時における測定アベレージ回数の設定をします。

OFF:アベレージ機能を無効にします。

クエリ

レンジ同期機能時における測定アベレージ回数を返します。

コマンド

:RANGe:SYNC:AVERaging 4,32
レンジ同期機能時における4(100Ω)の測定アベレージ回数を32回に設定します。

クエリ

:RANGe:SYNC:AVERaging? 4

応答

:RANGE:SYNC:AVERAGING 32  (HEADER ON のとき)
32  (HEADER OFF のとき)
レンジ同期機能時おける4(100Ω)の測定アベレージが32に設定されています。

注記

ALLで設定するとすべてのレンジに反映されます。

レンジ同期機能時における測定スピードの設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:RANGe:SYNC:SPEEd   <ALL/レンジNo.>,<FAST/MEDium/SLOW/SLOW2>

クエリ

:RANGe:SYNC:SPEEd?   <レンジNo.>

応答

<FAST/MEDIUM/SLOW/SLOW2>

パラメータ

<レンジNo.> = 1〜10 (NR1)

解説

コマンド

レンジ同期機能時における測定スピードを設定します。

クエリ

レンジ同期機能時における測定スピードを返します。

コマンド

:RANGe:SYNC:SPEEd 4,FAST
レンジ同期機能時における4(100Ω)の測定スピードをFASTに設定します。

クエリ

:RANGe:SYNC:SPEEd? 4

応答

:RANGE:SYNC:SPEED FAST  (HEADER ON のとき)
FAST  (HEADER OFF のとき)
レンジ同期機能時おける4(100Ω)の測定スピードがFASTに設定されています。

注記

ALLで設定するとすべてのレンジに反映されます。

レンジ同期機能時におけるトリガディレイ時間の設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:RANGe:SYNC:TRIGger:DELay   <ALL/レンジNo.>,<トリガディレイ時間>

クエリ

:RANGe:SYNC:TRIGger:DELay?   <レンジNo.>

応答

<トリガディレイ時間>

パラメータ

<レンジNo.> = 1〜10 (NR1)
<トリガディレイ時間> = 0〜9.9999s (NR2)

解説

コマンド

レンジ同期機能時におけるトリガディレイ時間を設定します。

クエリ

レンジ同期機能時におけるトリガディレイ時間の設定を返します。

コマンド

:RANGe:SYNC:TRIGger:DELay 4,0.1
レンジ同期機能時における4(100Ω)をトリガ入力後から100ms後に測定を開始するように設定します。

クエリ

:RANGe:SYNC:TRIGger:DELay? 4

応答

:RANGE:SYNC:TRIGGER:DELAY 0.1000  (HEADER ON のとき)
0.1000  (HEADER OFF のとき)
レンジ同期機能時おける4(100Ω)がトリガ入力後から100ms後に測定を開始するように設定されています。

注記

ALLで設定するとすべてのレンジに反映されます。

レンジ同期機能時におけるトリガ同期出力機能の設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:RANGe:SYNC:SSOurce   <ALL/レンジNo.>,<ON/OFF>

クエリ

:RANGe:SYNC:SSOurce?   <レンジNo.>

応答

<ON/OFF>

パラメータ

<レンジNo.> = 1〜10 (NR1)

解説

コマンド

レンジ同期機能時におけるトリガ同期出力機能の有効/無効を設定します。

ON:トリガ同期出力機能を有効にします。
OFF:トリガ同期出力機能を無効にします。

クエリ

レンジ同期機能時におけるトリガ同期出力機能の設定を返します。

コマンド

:RANGe:SYNC:SSOurce 4,ON
レンジ同期機能時における4(100Ω)のトリガ同期出力機能を有効にします。

クエリ

:RANGe:SYNC:SSOurce? 4

応答

:RANGE:SYNC:SSOURCE ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
レンジ同期機能時おける4(100Ω)のトリガ同期出力機能が有効になっています。

注記

ALLで設定するとすべてのレンジに反映されます。

レンジ同期機能時におけるトリガ同期出力のウェイトの設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:RANGe:SYNC:SSOurce:WAIT   <ALL/レンジNo.>,<ウエイト時間>

クエリ

:RANGe:SYNC:SSOurce:WAIT?   <レンジNo.>

応答

<ウエイト時間>

パラメータ

<レンジNo.> = 1〜10 (NR1)
<ウエイト時間> = 0.0010〜9.9999s (NR2)

解説

コマンド

レンジ同期機能時におけるトリガ印加によって測定信号が出力された後から、測定を開始するまでのウェイト時間を設定します。

クエリ

レンジ同期機能時におけるトリガ同期出力機能のウェイト時間を返します。

コマンド

:RANGe:SYNC:SSOurce:WAIT 4,0.5000
レンジ同期機能時における4(100Ω)のトリガ印加後から測定開始までのウェイト時間を、500msに設定します。

クエリ

:RANGe:SYNC:SSOurce:WAIT? 4

応答

:RANGE:SYNC:SSOURCE:WAIT 0.5000
レンジ同期機能時おける4(100Ω)のトリガ印加後から測定開始までのウェイト時間が、500msに設定されています。

注記

ALLで設定するとすべてのレンジに反映されます。

パネルセーブ機能の実行と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:SAVE   <パネルNo.>, <パネル名>

クエリ

:SAVE?   <パネルNo.>

応答

<0/1>

パラメータ

<パネルNo.> = 1〜128 (NR1)
<パネル名> = +、-、_、0〜9、A〜Z (10文字以内)

解説

コマンド

パネルNo.を指定して、指定したパネル名で保存します。
LCRモードで実行するとLCRのパネルが保存され、アナライザモードで実行するとアナライザのパネルが保存され、トランスモードで実行するとトランスのパネルが保存されます。
パネル名は上記有効文字を使用し、10文字以内で指定します。
小文字のa 〜 zは、大文字に変換して保存されます。

クエリ

指定されたパネルNo.にパネルが保存されていれば1を、保存されていなければ0を返します。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

:SAVE 3,IM3533_003
パネルNo.3に「IM3533_003」というパネル名で保存します。

クエリ

:SAVE? 3

応答

1
パネルNo.3には、パネルが保存されています。

注記

以下の場合はエラーになります。

  • パネル名に有効文字以外の文字(スペースやスラッシュなど)が含まれている。
  • パネル名が指定されていない。
  • パネル名の文字数が10文字を超えている。

パネルセーブデータのクリア LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:SAVE:CLEar   <ALL/パネルNo.>

クエリ

 

応答

パラメータ

<パネルNo.> = 1〜128

解説

コマンド

指定したパネルNo.のデータを消去します。

ALL:全てのパネルを消去します。

指定したパネルNo.にセーブデータが無い場合、コマンドエラーとなります。

クエリ

コマンド

:SAVE:CLEar 5
パネルNo.5のデータを消去します。

クエリ

応答

注記

一度クリアしたデータは元に戻せません。

パネル名の問合せ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

 

クエリ

:SAVE:NAME?   <パネルNo.>

応答

パラメータ

<パネルNo.> = 1〜128

解説

コマンド

クエリ

指定したパネルNo.のパネル名を返します。
指定したパネルNo.にデータが無い場合、コマンドエラーとなります。
応答メッセージにヘッダは付きません。

コマンド

クエリ

:SAVE:NAME? 1

応答

IM3533_001
パネルNo.1のパネル名はIM3533_001です。

注記

パネル名の変更 LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:SAVE:REName   <パネルNo.>, <パネル名>

クエリ

 

応答

パラメータ

<パネルNo.> = 1〜128
<パネル名> = +、-、_、0〜9、A〜Z

解説

コマンド

指定したパネルNo. のパネル名を新しいパネル名に変更します。
パネル名は上記有効文字を使用し、10文字以内で指定します。
小文字のa 〜 zは、大文字に変換して保存されます。
指定したパネルNo.にデータが無い場合、コマンドエラーとなります。

クエリ

コマンド

:SAVE:REName 1,IM3533_001
パネルNo.1のパネル名をIM3533_001に変更します。

クエリ

応答

注記

保存タイプの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:SAVE:TYPE   <ALL/HARDware/ADJust>

クエリ

:SAVE:TYPE?  

応答

<ALL/HARDWARE/ADJUST>

パラメータ

解説

コマンド

保存タイプを設定します。
以下の「」のついている内容がセーブされます。

クエリ

保存タイプの設定を返します。

コマンド

:SAVE:TYPE HARDware
測定条件のみセーブするように設定します。

クエリ

:SAVE:TYPE?

応答

:SAVE:TYPE HARDWARE  (HEADER ON のとき)
HARDWARE  (HEADER OFF のとき)
測定条件のみセーブするように設定されています。

注記

測定スピードの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:SPEEd   <FAST/MEDium/SLOW/SLOW2>

クエリ

:SPEEd?  

応答

<FAST/MEDIUM/SLOW/SLOW2>

パラメータ

解説

コマンド

測定スピードを設定します。

クエリ

測定スピードの設定を返します。

コマンド

:SPEEd MEDium
測定スピードをミディアムに設定します。

クエリ

:SPEEd?

応答

:SPEED MEDIUM  (HEADER ON のとき)
MEDIUM  (HEADER OFF のとき)
測定スピードがミディアムに設定されています。

注記

トリガ同期出力機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:SSOurce   <ON/OFF>

クエリ

:SSOurce?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

トリガ同期出力機能の有効/無効を設定します。

ON:トリガ同期出力機能を有効にします。
OFF:トリガ同期出力機能を無効にします。

クエリ

トリガ同期出力機能の設定を返します。

コマンド

:SSOurce ON
トリガ同期出力機能を有効にします。

クエリ

:SSOurce?

応答

:SSOURCE ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
トリガ同期出力機能が有効になっています。

注記

トリガ同期出力のウェイトの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:SSOurce:WAIT   <ウエイト時間>

クエリ

:SSOurce:WAIT?  

応答

<ウエイト時間>

パラメータ

<ウエイト時間> = 0.0010〜9.9999s (NR2)

解説

コマンド

トリガ印加によって測定信号が出力された後から、測定を開始するまでのウェイト時間を設定します。

クエリ

トリガ同期出力機能のウェイト時間を返します。

コマンド

:SSOurce:WAIT 0.5000
トリガ印加後から測定開始までのウェイト時間を、500msに設定します。

クエリ

:SSOurce:WAIT?

応答

:SSOURCE:WAIT 0.5000  (HEADER ON のとき)
0.5000  (HEADER OFF のとき)
トリガ印加後から測定開始までのウェイト時間が、500msに設定されています。

注記

ウェイト時間が短い場合、測定誤差が増える可能性があります。

日付の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:SYSTem:DATE   <年>, <月>, <日>

クエリ

:SYSTem:DATE?  

応答

<年>, <月>, <日>

パラメータ

<年> = 0〜99 (NR1)
<月> = 1〜12 (NR1)
<日> = 1〜31 (NR1)

解説

コマンド

日付を設定します。

クエリ

設定されている日付を返します。

コマンド

:SYSTem:DATE 12,3,12
日付を2012年3月12日に設定します。

クエリ

:SYSTem:DATE?

応答

:SYSTEM:DATE 12,3,12  (HEADER ON のとき)
12,3,12  (HEADER OFF のとき)
日付が2012年3月12日に設定されています。

注記

日付は2000年1月1日〜2099年12月31日の範囲で設定可能です。
そのため、西暦上2桁は「20」固定となり、西暦下2桁を<年>で設定します。
存在しない年月日を指定すると実行エラーになります。

MACアドレスの問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:SYSTem:MACAddress?  

応答

<MACアドレス>

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

MACアドレスを返します。

コマンド

クエリ

:SYSTem:MACAddress?

応答

:SYSTEM:MACADDRESS 12-34-56-78-90-AB  (HEADER ON のとき)
12-34-56-78-90-AB  (HEADER OFF のとき)
MACアドレスが12-34-56-78-90-ABに設定されています。

注記

MACアドレスは変更できません。

製造番号の問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:SYSTem:SERIAlno?  

応答

<製造番号>

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

製造番号.を返します。

コマンド

クエリ

:SYSTem:SERIAlno?

応答

:SYSTEM:SERIALNO 123456789  (HEADER ON のとき)
123456789  (HEADER OFF のとき)
製造番号が123456789に設定されています。

注記

製造番号は変更できません。

時間の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:SYSTem:TIME   <時>, <分>, <秒>

クエリ

:SYSTem:TIME?  

応答

<時>, <分>, <秒>

パラメータ

<時> = 0〜23 (NR1)
<分> = 0〜59 (NR1)
<秒> = 0〜59 (NR1)

解説

コマンド

時間を設定します。

クエリ

設定されている時間を返します。

コマンド

:SYSTem:TIME 12,34,56
時間を12時34分56秒に設定します。

クエリ

:SYSTem:TIME?

応答

:SYSTEM:TIME 12,34,56  (HEADER ON のとき)
12,34,56  (HEADER OFF のとき)
時間が12時34分56秒に設定されています。

注記

存在しない時分秒を指定すると実行エラーになります。

USB IDの問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:SYSTem:USBId?  

応答

<USB ID>

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

USB IDを返します。

コマンド

クエリ

:SYSTem:USBId?

応答

:SYSTEM:USBID 108F:0001  (HEADER ON のとき)
108F:0001  (HEADER OFF のとき)
USB IDは108f:0001です。

注記

応答メッセージのターミネータの設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER CONTINUOUS

構文

コマンド

:TRANsmit:TERMinator   <ターミネータ番号>

クエリ

:TRANsmit:TERMinator?  

応答

<ターミネータ番号>

パラメータ

<ターミネータ番号> = 0〜255(コマンド時)/0〜1(クエリ時) (NR1)

解説

コマンド

応答メッセージのターミネータを設定します。

クエリ

応答メッセージのターミネータの設定を返します。

コマンド

:TRANsmit:TERMinator 0

クエリ

:TRANsmit:TERMinator?

応答

:TRANSMIT:TERMINATOR 0  (HEADER ON のとき)
0  (HEADER OFF のとき)

注記

トリガモードの設定と問い合わせ LCR

構文

コマンド

:TRIGger   <INTernal/EXTernal>

クエリ

:TRIGger?  

応答

<INTERNAL/EXTERNAL>

パラメータ

解説

コマンド

トリガモードを設定します。

INTernal:内部トリガに設定します。
EXTernal:外部トリガに設定します。

クエリ

トリガモードの設定を返します。

コマンド

:TRIGger INTernal
トリガモードを内部トリガに設定します。

クエリ

:TRIGger?

応答

:TRIGGER INTERNAL  (HEADER ON のとき)
INTERNAL  (HEADER OFF のとき)
トリガモードが内部トリガに設定されています。

注記

トリガディレイ時間の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:TRIGger:DELay   <トリガディレイ時間>

クエリ

:TRIGger:DELay?  

応答

<トリガディレイ時間>

パラメータ

<トリガディレイ時間> = 0〜9.9999s (NR2)

解説

コマンド

トリガディレイ時間を設定します。

クエリ

トリガディレイ時間の設定を返します。

コマンド

:TRIGger:DELay 0.1
トリガ入力後から100ms後に測定を開始するように設定します。

クエリ

:TRIGger:DELay?

応答

:TRIGGER:DELAY 0.1000  (HEADER ON のとき)
0.1000  (HEADER OFF のとき)
トリガ入力後から100ms後に測定を開始するように設定されています。

注記

トリガディレイ機能をOFFにする場合は、<トリガディレイ時間>を0sに設定してください。

波形平均機能の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:WAVE   <ON/OFF>

クエリ

:WAVE?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

波形平均機能の設定します。

クエリ

波形平均機能の設定を返します。

コマンド

:WAVE ON
波形平均機能を有効にします。

クエリ

:WAVE?

応答

:WAVE ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
波形平均機能が有効に設定されています。

注記

波形平均機能の測定波形数の設定と問い合わせ LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:WAVE:NUM   <周波数No.>,<測定波形数>

クエリ

:WAVE:NUM?   <周波数No.>

応答

<測定波形数>

パラメータ

<周波数No.> = 1〜17 (NR1)
<測定波形数> = 周波数帯域により設定可能範囲が変わります。 (NR1)

解説

コマンド

波形平均機能の測定波形数を設定します。

クエリ

波形平均機能の測定波形数を返します。

コマンド

:WAVE:NUM 5,40
波形平均機能で5(40.000Hz〜99.999Hz)の測定波形数を40に設定します。

クエリ

:WAVE:NUM? 5

応答

:WAVE:NUM 40  (HEADER ON のとき)
40  (HEADER OFF のとき)
波形平均機能で5(40.000Hz〜99.999Hz)の測定波形数が40に設定されています。

注記

測定波形数は周波数帯域によって、設定可能範囲が異なります。

波形平均機能の測定波形数を各測定スピードの測定波形数にリセットします。 LCR ANALYZER TRANSFORMER

構文

コマンド

:WAVE:RESet   <FAST2/FAST/MEDium/SLOW/SLOW2>

クエリ

 

応答

パラメータ

解説

コマンド

波形平均機能の測定波形数を各測定スピードの測定波形数にリセットします。

クエリ

コマンド

:WAVE:RESet FAST
波形平均機能の測定波形数をFASTの測定波形数にリセットします。

クエリ

応答

注記

拡大表示機能の設定と問い合わせ LCR TRANSFORMER

構文

コマンド

:ZOOM   <ON/OFF>

クエリ

:ZOOM?  

応答

<ON/OFF>

パラメータ

解説

コマンド

拡大表示機能を設定します。

クエリ

拡大表示機能の設定を返します。

コマンド

:ZOOM ON
拡大表示機能を有効に設定します。

クエリ

:ZOOM?

応答

:ZOOM ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
拡大表示機能が有効に設定されています。

注記

START-STOPモードでの掃引点設定と問い合わせ ANALYZER

構文

コマンド

:LIST:STARt:STOP   <START値>, <STOP値>, <掃引点数>, <LINear/LOG>

クエリ

:LIST:STARt:STOP?  

応答

<START値>, <STOP値>, <掃引点数>, <LINEAR/LOG>

パラメータ

<START値> = 0.0010〜200.00E+03 (NR2/NR3)
<START値> = 0.0010〜200.00E+03 (NR2/NR3)
<掃引点数> = 2〜801 (NR1)

解説

コマンド

START-STOP方式で掃引点の一括設定を行います。

クエリ

START-STOP方式での掃引点の設定を返します。

コマンド

:LIST:STARt:STOP 1.0000E+03,200.00E+03,801,LOG
START値1kHz、STOP値200kHz、掃引点数801ポイント、掃引点の設定方法LOGで掃引点を設定します。

クエリ

:LIST:STARt:STOP?

応答

:LIST:START:STOP 1.0000E+03, 200.00E+03,801,LOG  (HEADER ON のとき)
1.0000E+03, 200.00E+03,801,LOG  (HEADER OFF のとき)
START-STOP方式での掃引点の設定が、START値1kHz、STOP値200kHz、掃引点数801ポイント、掃引点の設定方法LOGで設定されています。

注記

測定データの問合せ ANALYZER

構文

コマンド

 

クエリ

:MEASure?  

応答

<測定結果>

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

MEASureクエリについての詳細はこちらを参照してください。

コマンド

クエリ

応答

注記

設定を変更した場合は、トリガ後に:MEASure?クエリを送ってください。

指定掃引点の測定データの問合せ ANALYZER

構文

コマンド

 

クエリ

:MEASure:POINt?   <掃引点>

応答

:MEASure?応答フォーマットに従います。

パラメータ

<掃引点> = 1〜801

解説

コマンド

クエリ

指定掃引点の測定データを返します。

コマンド

クエリ

:MEASure:POINt? 100

応答

30.549E+03,Z 52.00423E+00,PHASE -89.916  (HEADER ON のとき)
30.549E+03, 52.00423E+00, -89.916  (HEADER OFF のとき)
100番目の掃引点の掃引周波数は30.549KHz、第1パラメータの測定結果が52.00423、第2パラメータの測定結果が-89.916です。

注記

測定データが無い掃引点を指定すると実行エラーになります。

画面表示タイミングの設定と問い合わせ ANALYZER

構文

コマンド

:SWEep:DRAW   <REAL/AFTer>

クエリ

:SWEep:DRAW?  

応答

<REAL/AFTER>

パラメータ

解説

コマンド

アナライザモードでの表示更新タイミングの設定をします。

REAL:1掃引点の測定終了後リアルタイムに表示更新します。
AFTer:1掃引終了後、一括で表示更新します。

クエリ

アナライザモードでの表示更新タイミングの設定を返します。

コマンド

:SWEep:DRAW REAL
表示更新タイミングをリアルタイム描画に設定します。

クエリ

:SWEep:DRAW?

応答

:SWEEP:DRAW REAL  (HEADER ON のとき)
REAL  (HEADER OFF のとき)
表示更新タイミングがリアルタイム描画に設定されています。

注記

ポイントディレイの設定と問い合わせ ANALYZER

構文

コマンド

:SWEep:PDELay   <ポイントディレイ時間>

クエリ

:SWEep:PDELay?  

応答

<ポイントディレイ時間>

パラメータ

<ポイントディレイ時間> = 0〜10000 (NR2)

解説

コマンド

アナライザモードでのポイントディレイ時間を設定します。

クエリ

アナライザモードでのポイントディレイ時間を返します。

コマンド

:SWEep:PDELay 0.0005
ポイントディレイ間隔を0.5msに設定します

クエリ

:SWEep:PDELay?

応答

:SWEEP:PDELAY 0.0005  (HEADER ON のとき)
0.0005  (HEADER OFF のとき)
ポイントディレイ間隔が0.5msに設定されています。

注記

ポイントディレイの設定はインターバル測定時のインターバル設定と共通です。

トリガモードの設定と問い合わせ ANALYZER

構文

コマンド

:SWEep:TRIGger   <SEQuential/REPeat/STEP>

クエリ

:SWEep:TRIGger?  

応答

<SEQUENTIAL/REPEAT/STEP>

パラメータ

解説

コマンド

アナライザモードでのトリガモードの設定をします。

SEQuential:1回のトリガ入力で全掃引ポイントを1回測定します。
REPeat:掃引測定を繰り返します。
STEP:1回のトリガ入力で掃引ポイントを1ポイント測定します。

クエリ

アナライザモードでのトリガモードの設定を返します。

コマンド

:SWEep:TRIGger SEQuential
トリガモードをシーケンシャルに設定します。

クエリ

:SWEep:TRIGger?

応答

:SWEEP:TRIGGER SEQUENTIAL  (HEADER ON のとき)
SEQUENTIAL  (HEADER OFF のとき)
トリガモードがシーケンシャルに設定されています。

注記

トランス測定時におけるコンパレータ機能のON/OFFの設定と問い合わせ TRANSFORMER

構文

コマンド

:COMParator:TRANSformer   <OFF/ON>

クエリ

:COMParator:TRANSformer?  

応答

<OFF/ON>

パラメータ

解説

コマンド

トランス測定時におけるコンパレータ機能の設定をします。

OFF:コンパレータ機能が無効になります。
ON:コンパレータ機能が有効になります。

クエリ

トランス測定時におけるコンパレータ機能の設定を返します。

コマンド

:COMParator:TRANSformer ON
トランス測定時におけるコンパレータ 機能をONに設定します。

クエリ

:COMParator:TRANSformer?

応答

:COMPARATOR:TRANSFORMER ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
トランス測定時におけるコンパレータ機能がONに設定されています。

注記

トランス測定時におけるコンパレータ機能の上下限値の設定と問い合わせ(絶対値モード) TRANSFORMER

構文

コマンド

:COMParator:TRANSformer:ABSolute   <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:COMParator:TRANSformer:ABSolute?  

応答

<OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<下限値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)
<上限値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)

解説

コマンド

トランス測定時における絶対値モードの上下限値を設定します。

クエリ

トランス測定時における絶対値モードの上下限値の設定を返します。

コマンド

:COMParator:TRANSformer:ABSolute 234.560E-06,1.23456
トランス測定時における絶対値モードの下限値を234.560E-06、上限値を1.23456に設定します。

クエリ

:COMParator:TRANSformer:ABSolute?

応答

:COMPARATOR:TRANSFORMER:ABSOLUTE 234.560E-06, 1.23456E+00  (HEADER ON のとき)
234.560E-06, 1.23456E+00  (HEADER OFF のとき)
トランス測定時における絶対値モードの下限値が234.560E-06、上限値が1.23456に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、パーセントモード(%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。

トランス測定時におけるコンパレータ機能の基準値、上下限値の設定と問い合わせ(偏差パーセント(Δ%)モード) TRANSFORMER

構文

コマンド

:COMParator:TRANSformer:DEViation   <基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:COMParator:TRANSformer:DEViation?  

応答

<基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<基準値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)
<下限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)
<上限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)

解説

コマンド

トランス測定時における偏差パーセントモード(Δ%)の基準値と上下限値を設定します。

クエリ

トランス測定時における偏差パーセントモード(Δ%)の基準値と上下限値を返します。

コマンド

:COMParator:TRANSformer:DEViation 1.23456E-6,-10.0,10.0
トランス測定時における偏差パーセントモード(Δ%)の基準値を1.23456E-6、下限値を-10%、上限値を10%に設定します。

クエリ

:COMParator:TRANSformer:DEViation?

応答

:COMPARATOR:TRANSFORMER:DEVIATION 1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER ON のとき)
1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER OFF のとき)
トランス測定時におけるの基準値が1.23456E-6、下限値が-10%、上限値が10%に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、偏差パーセントモード(Δ%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。
基準値で0は設定できません。

トランス測定時におけるコンパレータ機能の判定モードの設定と問い合わせ TRANSFORMER

構文

コマンド

:COMParator:TRANSformer:MODE   <ABSolute/PERcent/DEViation>

クエリ

:COMParator:TRANSformer:MODE?  

応答

<ABSOLUTE/PERCENT/DEVIATION>

パラメータ

解説

コマンド

トランス測定時におけるモードを設定します。

ABSolute : 絶対値(ABS)モードに設定します。
PERcent : パーセント(%)モードに設定します。
DEViation : 偏差パーセント(Δ%)モードに設定します。

クエリ

トランス測定時におけるモードを返します。

コマンド

:COMParator:TRANSformer:MODE PERcent
トランス測定時におけてパーセントモード(%)を選択します。

クエリ

:COMParator:TRANSformer:MODE?

応答

:COMPARATOR:TRANSFORMER:MODE PERCENT  (HEADER ON のとき)
PERCENT  (HEADER OFF のとき)
トランス測定時におけてパーセントモード(%)に設定されています。

注記

トランス測定時におけるコンパレータ機能の基準値、上下限値の設定と問い合わせ(パーセントモード) TRANSFORMER

構文

コマンド

:COMParator:TRANSformer:PERcent   <基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

クエリ

:COMParator:TRANSformer:PERcent?  

応答

<基準値>, <OFF/下限値>, <OFF/上限値>

パラメータ

<基準値> = -9.99999E+09〜+9.99999E+09 (NR3)
<下限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)
<上限値> = -999.999%〜+999.999% (NR2)

解説

コマンド

トランス測定時におけるパーセントモード(%)の基準値と上下限値を設定します。

クエリ

トランス測定時におけるパーセントモード(%)の基準値と上下限値を返します。

コマンド

:COMParator:TRANSformer:PERcent 1.23456E-6,-10.0,10.0
トランス測定時におけるパーセントモード(%)の基準値を1.23456E-6、下限値を-10%、上限値を10%に設定します。

クエリ

:COMParator:TRANSformer:PERcent?

応答

:COMPARATOR:TRANSFORMER:PERCENT 1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER ON のとき)
1.23456E-06,-10.000,10.000  (HEADER OFF のとき)
トランス測定時におけるパーセントモード(%)の基準値が1.23456E-6、下限値が-10%、上限値が10%に設定されています。

注記

本器は絶対値モードによる上下限値と、パーセントモード(%)における上下限値は別々に記憶しています。
パーセントモード(%)と偏差パーセントモード(Δ%)の基準値、上下限値は共通です。
基準値で0は設定できません。

測定データの問合せ TRANSFORMER

構文

コマンド

 

クエリ

:MEASure?  

応答

<測定結果>

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

MEASureクエリについての詳細はこちらを参照してください。

コマンド

クエリ

応答

注記

設定を変更した場合は、トリガ後に:MEASure?クエリを送ってください。

トランス測定時における演算パラメータの設定と問い合わせ TRANSFORMER

構文

コマンド

:TRANSformer:PARameter   <N(巻数比)/ M(相互インダクタンス)/ L(インダクタンス差)>

クエリ

:TRANSformer:PARameter?  

応答

パラメータ

解説

コマンド

トランス測定時における演算パラメータを設定します。

クエリ

トランス測定時における演算パラメータを返します。

コマンド

:TRANSformer:PARameter M
トランス測定時における演算パラメータを相互インダクタンスに設定します。

クエリ

:TRANSformer:PARameter?

応答

:TRANSFORMER:PARAMETER M  (HEADER ON のとき)
M  (HEADER OFF のとき)
トランス測定時における演算パラメータが相互インダクタンスに設定されています。

注記

トランス測定時における測定パラメータの設定と問い合わせ TRANSFORMER

構文

コマンド

:TRANSformer:PARameter:MEASure   <LS(直列等価回路モードのインダクタンス)/ LP(並列等価回路モードのインダクタンス)>

クエリ

:TRANSformer:PARameter:MEASure?  

応答

パラメータ

解説

コマンド

トランス測定時における測定パラメータを設定します。

クエリ

トランス測定時における測定パラメータを返します。

コマンド

:TRANSformer:PARameter:MEASure LS
トランス測定時における測定パラメータを直列等価回路モードのインダクタンスに設定します。

クエリ

:TRANSformer:PARameter:MEASure?

応答

:TRANSFORMER:PARAMETER:MEASURE LS  (HEADER ON のとき)
LS  (HEADER OFF のとき)
トランス測定時における測定パラメータが直列等価回路モードのインダクタンスに設定されています。

注記

画面表示タイミングの設定と問い合わせ CONTINUOUS

構文

コマンド

:CONTinuous:DRAW   <REAL/AFTer>

クエリ

:CONTinuous:DRAW?  

応答

<REAL/AFTER>

パラメータ

解説

コマンド

連続測定モードでの表示更新タイミングの設定をします。

REAL: 1つの測定終了後リアルタイムに表示更新します。
AFTer:全ての測定終了後、一括で表示更新します。

クエリ

連続測定モードでの表示更新タイミングの設定を返します。

コマンド

:CONTinuous:DRAW REAL
表示更新タイミングをリアルタイム描画に設定します。

クエリ

:CONTinuous:DRAW?

応答

:CONTINUOUS:DRAW REAL  (HEADER ON のとき)
REAL  (HEADER OFF のとき)
表示更新タイミングがリアルタイム描画に設定されています。

注記

連続測定の実行中に設定変更すると、測定が中止され、未測定状態になります。

連続測定対象の設定と問い合わせ CONTINUOUS

構文

コマンド

:CONTinuous:EXECution   <パネルNo.>, <ON/OFF>

クエリ

:CONTinuous:EXECution?   <パネルNo.>

応答

<ON/OFF>

パラメータ

<パネルNo.> = 1〜128 / ALL

解説

コマンド

連続測定モードで測定対象とするパネルを設定します。
<パネルNo.>にALLを指定した場合は、全てのパネルに対してON/OFFが設定されます。

クエリ

連続測定モードで測定対象とするパネルの設定を返します。

コマンド

:CONTinuous:EXECution 5,ON
パネルNo.5を連続測定の測定対象に設定します。

クエリ

:CONTinuous:EXECution? 5

応答

:CONTINUOUS:EXECUTION ON  (HEADER ON のとき)
ON  (HEADER OFF のとき)
パネルNo.5は連続測定の測定対象に設定されています。

注記

パラメータにALLが指定できるのはコマンドのみで、クエリには使用できません。
指定されたパネルNo.に連続測定可能なパネルが保存されていない場合は実行エラーとなります。
連続測定中は実行エラーとなります。

連続測定モードで測定対象となっているパネル数の問い合わせ CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:CONTinuous:COUNt?  

応答

<パネル数>

パラメータ

<パネル数> = 0〜60 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

連続測定モードで測定対象となっているパネル数を返します。

コマンド

クエリ

:CONTinuous:COUNt?

応答

:CONTINUOUS:COUNT 5  (HEADER ON のとき)
5  (HEADER OFF のとき)
連続測定モードで測定対象となっているパネル数は5個です。

注記

測定データの問合せ CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:MEASure?   <データ無し/ALL>

応答

パラメータ

解説

コマンド

クエリ

MEASureクエリについての詳細はこちらを参照してください。

コマンド

クエリ

応答

注記

設定を変更した場合は、トリガ後に:MEASure?クエリを送ってください。

連続測定時の総合判定結果の問い合わせ CONTINUOUS

構文

コマンド

 

クエリ

:MEASure:CONTinuous:COMParator?  

応答

<判定結果>

パラメータ

<判定結果> = 0,1 (NR1)

解説

コマンド

クエリ

連続測定時の総合判定結果を返します。

コマンド

クエリ

:MEASure:CONTinuous:COMParator?

応答

:MEASURE:CONTINUOUS:COMPARATOR 1  (HEADER ON のとき)
1  (HEADER OFF のとき)
連続測定の総合判定結果はINです。

注記