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メモリハイコーダMR8875搭載のアナログユニットMR8905を発売

MR8905

メモリハイコーダMR8875に搭載されたMR8905

掲載日:2014年3月14日

1000Vまでの高電圧測定が可能に

 
HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)は、このたびメモリハイコーダMR8875搭載のアナログユニットMR8905を発売いたします。
 MR8905は、現在ニーズが高まっている高電圧測定に対応したアナログユニットで、電気信号の波形を記録するために必要です。MR8905の対地間最大電圧は、CATII1000V、CATIII600Vに対応しています。さらに交流実効値の測定も可能です。

■開発の背景
 現在、普及が進む電気自動車(EV)の開発では、モーター性能を評価するために記録計が使用されてきました。EVは多くのバッテリを搭載することから、高電圧の測定が必要になってきています。
 また、電源事情の悪い新興国では、日本と比べて、商用電源の電圧値が高く、またその値は大きく変動しています。そのため、電圧値の急激な変動により、電気機器や精密機器が故障する事例が多く発生しています。各メーカーではこうした電源事情の悪い状況に対応できる機器を開発すべく、高電圧測定による機器の動作解析をする必要性が高まっています。
 こうした高電圧測定を可能にするために、1000Vまでの電圧入力が可能なアナログユニットMR8905を開発しました。

■主な使用用途
 ・EVのインバーター、モーターの評価
 ・太陽光発電(PV)のパワーコンディショナーの評価
 ・エアコン、プリンターなどの家電・精密機器の誤動作解析
 ・UPS(無停電電源装置)の入出力直流電圧の異常解析

■製品の特長
1.対地間最大定格電圧はCATII1000V、CATIII600Vに対応
 MR8905の対地間最大定格電圧は、CATII1000V、CATIII600Vに対応しています。従来のユニットの対地間最大定格電圧は、最大200Vまででした。そのため、MR8875と組み合わせて使用することで、EVの開発では400Vのバッテリ電圧の測定も可能になります。
 また、CATIIでは1000Vまでの測定が可能になりますので、世界各国の電源電圧に対応した測定ができ、電気機器や精密機器の誤動作解析に活用できます。

2. 2チャネルの測定が可能
 MR8905は1つのユニットで2チャネルの電圧測定が可能です。

3.交流実効値の測定も可能
 交流の実効値を600Vまで測定できますので、電力設備の各種試験測定にも対応しています。
 ・電力設備の各種特性試験(負荷遮断試験、開閉器の試験)
 ・三相電圧電流、センサ出力信号の測定
 ・開閉器のON/OFFの測定

■価格
 アナログユニットMR8905: 130,000円(税抜)

■年間販売目標台数
 500台(国内・外国合計)

※参考:CATについて


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