トップメッセージ

社長ごあいさつ

平素より格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

今期より、長期経営方針として「ビジョン2030」を掲げ、HIOKIグループ一体となり実現に向けて取り組みを始めました。私たちHIOKIの存在価値は、「電気計測を通してお客様の安全で有効なエネルギー活用を促進し、社会の安心と発展に貢献していくこと」であると思っております。この使命を果たすべく、10年後にあたる2030年のありたい姿を、「世界のお客様と共に持続可能な社会をつくること」といたしました。

現在、脱炭素社会を目指し、各国がカーボンニュートラルの実現を宣言しています。化石燃料から代替エネルギーによる発電、および電動化・電子化の加速により自動車に代表される電気自動車(EV)の普及は、蓄電デバイスであるバッテリーの新しいテクノロジーの台頭により実現しています。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により行動様式が一変し、DX(デジタルトランスフォーメーション)も加速しています。ますます電気がなければ何もできない時代になっていると感じております。
このような社会の変化に対し、私たちHIOKIはこれまで培ってきた電気計測のノウハウと海外販売子会社8社を中心にグローバル展開している顧客密着型の課題解決スタイルによって、あらゆる産業の脱炭素化および電動化シフトの流れに大きく貢献ができるものと確信しております。電気を安全に供給し、エネルギーを有効に活用するために、「測る」という計測ソリューションから、新たな検査や試験の基準を創出し提供することで、お客様と共に持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。

「HIOKIフォレストヒルズ」と呼ばれる当社の本社工場一帯には、1988年に全社員の手で植樹した苗木が、今では立派な森になっています。私たちの社業は目立つことはありませんが、お客様、またその先のお客様の社業や産業の発展のために、「測る」という基準を提供し続け、HIOKIフォレストヒルズの森のように健全に成長をする企業姿勢で経営をしてまいります。

株主の皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


日置電機株式会社
代表取締役社長
岡澤尊宏

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