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PW3360-11
掲載日:2013年5月28日
ニーズ高まる高調波解析機能を搭載
HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)は2012年12月に発売したクランプオンパワーロガーPW3360-10に高調波解析機能を搭載したモデルPW3360-11を発売いたします。
現在、電気機器の省エネ性能向上や太陽光発電設備の普及に伴って、インバータが多く使用されています。このインバータは省エネ性能の向上や自然エネルギーの普及に寄与している一方で、電気機器や機器内の電子部品に障害をもたらす高調波を発生させています。現在、この高調波を抑制することが求められており、高調波解析へのニーズが高まっています。
PW3360-11は高調波解析機能を搭載しています。高調波の実効値や含有率、位相角といったさまざまな測定項目を数値リストとグラフで表示することができます。SDメモリカードには設定したインターバル時間ごとに保存できます。さらに、「パワーロガービューワSF1001」(オプション品)を用いれば、パソコン上で、高調波データの時系列グラフを表示するとこができ、高調波解析に役立ちます。
■高調波とその影響について
現在、多くの電気機器にはインバータが搭載されています。インバータは交流電源の周波数や電圧、電流を制御する機能を持っていますので、省エネ性能向上を目的として使用されています。例えば、空調機器や電気自動車などに搭載され、消費電力の低減や燃費向上に寄与しています。
インバータは太陽光発電設備でも使用されています。太陽光によって発電した直流電力を家庭などで使用するために交流電力に変換する必要があり、その変換をインバータが行なっています。
このように省エネ性能向上や自然エネルギー利用に役立つインバータは、一方で高調波を発生させます。高調波とは一般的な商用電源の周波数(東日本50Hz、西日本60Hz 両者を基本波ともいう)の整数倍の周波数を持つ電気波形と定義されています※。
この高調波は、電気設備や電気機器、または機器内の電子部品に悪影響を及ぼします。たとえば、家電機器では映像のちらつきや雑音の発生、コンピュータでは誤作動、機器内のコンデンサやヒューズには加熱や焼損をもたらします。加熱や焼損の程度によっては、火災発生のリスクも高まります。
そのため、この高調波を抑制することが求められており、高調波を解析するニーズが現在高まっています。
※特に基本波の3倍の高調波を第3高調波、5倍の高調波を第5高調波と呼び、重点的に抑制する必要があると考えられています。
■PW3360-11の特長
1.基本波の40倍までの高調波を解析可能
PW3360-11の高調波解析機能により、基本波の40倍までの高調波の解析が可能になりました。高調波の実効値や含有率、位相角といったさまざまな測定項目を数値リストとグラフで表示することができます。
さらに、SDメモリカードに設定したインターバル時間ごとに保存できます。さらに、「パワーロガービューワSF1001」(オプション品)を用いれば、パソコン上で、高調波データの時系列グラフを表示するとこができ、高調波解析に役立ちます。
■PW3360-10と共通の特長
1.コンパクトな本体でありながら、多様な測定が可能に
PW3360-11は従来製品(3169)との体積比43%と、コンパクトな本体でありながら、電力の変化を長期間測定することが可能です。オプションのSDカード使用により、1分間隔の測定で最長1年間の記録ができます。省エネ効果を確認する用途を中心にご利用いただけます。
また、本体がコンパクトなので、狭い配電盤の中にも設置できます。使用温度も従来(0℃~40℃)より-10℃〜50℃に広がり、厳しい環境下での測定をサポートします。測定ラインも単相〜三相4線、400Vラインまで対応しています。
2.グラフ表示機能で、電力使用状況が一目瞭然に(新機能)
PW3360-11発売に伴い、PW3360-10とともにデマンドグラフ表示と時系列グラフ表示の機能が新たに搭載されました。これにより、電力の使用状況が簡単に把握できます。
デマンドとは30分間の平均使用電力のことで、このデマンドをベースに電気料金の基本料金が決まります。そのため、デマンドを適切に管理することで、電気料金の引き下げが可能になります。デマンドグラフ表示があれば、最大デマンド値とその発生時刻が確認できますので、デマンドの適切な管理に役立ちます。
時系列グラフ表示は、全測定項目の中から一項目※を選択して、時系列の変化をグラフ化できます。これにより、機器の運転状況による使用電力の変化を把握することができます。 ※デマンド、高調波を除く
3.測定ミスを防止する「設定ナビ」搭載
電力の確実な測定には、正しい設定と正しい結線が必要です。設定ナビ機能は設定、結線、結線チェック、記録開始をステップごとに案内します。これにより、設定ミスや結線ミスをなくし、確実な測定をサポートします。カラー画面で三相の結線・ベクトル図をラインごとに色分けして表示するため、一目でイメージができるようになっています。
4.漏れ電流測定やパルス入力機能で「できること」を広げる
PW3360-11はオプションのクランプリークセンサを用いることにより、漏れ電流の測定が可能となりました。電力測定用のクランプセンサとの共用により、電力測定と同時に漏電調査が可能です。工場の省エネ活動では生産数量と電力データから原単位(単位生産量あたりの消費電力量)の管理が行われており、PW3360-11では生産数量のカウント情報のためのパルス入力が可能となり、電力データとパルスカウント情報の同時記録ができます。
5.AC電源を利用できない場所でも連続使用が可能に
受変電設備での測定では、AC電源が利用できない場合があります。オプションのバッテリセットPW9002を使用することで、約8時間のバッテリ駆動が可能になりました。また、電源供給アダプタPW9003を使用すれば、測定ラインから電源を供給することもできますので、継続して電力の測定ができます。
■価格
PW3360-11: 150,000円(税込157,500円)
(参考)PW3360-10: 98,000円(税込102,900円)
※クランプセンサは別売
■年間販売目標台数
PW3360-11: 2,500台
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