お知らせ情報

ワイヤレスロギングステーションLR8410を発売

LR8410

LR8510

掲載日:2013年4月25日

離れた場所でも、無線で多点データを収集可能に
 
 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたび、Bluetooth無線技術を搭載した多チャンネルのロガー「ワイヤレスロギングステーションLR8410」と測定ユニット「ワイヤレス電圧・温度ユニットLR8510」と「ワイヤレスユニバーサルユニットLR8511」を発売いたします。
 当社が重点市場と位置づける自動車や環境・新エネルギー分野のお客さまには、これまで多チャンネルのロガーを多くご使用いただいています。その中で、わずらわしい配線に悩まされたくないというお客さまのご意見が多いことがわかりました。そこでデータを測定するユニットと、その測定データを収集する本体に分け、無線で送受信する方式の新製品開発を進めてまいりました。
 LR8410には、Bluetooth無線技術が搭載されています。これにより、測定ユニットで測定したデータを離れた場所(見通し30メートル)から収集することができます。また、1台のLR8410で最大7台の15チャンネル測定ユニットの制御が可能です。このため、最大105チャンネルのデータを記録間隔100ms(1/10秒)で収集することができます。
 当社の新製品をお使いいただくことで、センサの配線長を短くできるので、ノイズなどの測定環境の影響を少なくして、測定効率の向上につながります。また、複数の離れた場所であっても一括でデータ収集しますので、同じ時系列による測定が可能になりました。
 
■開発の背景
 現在、当社が重点市場と位置づける自動車や環境・新エネルギー分野においては、電気自動車、ハイブリッド自動車、太陽光発電設備の開発現場で多くの多チャンネルロガーが使用されてきました。また、現在ではエコハウスの普及などに伴い、省エネ計測の用途としてもご利用いただいています。
 たとえば、電気自動車開発では、さまざまな部位の電圧や温度を多チャンネルで測定しています。そのため従来の多チャンネルロガーでは本体と測定箇所が離れていた場合に長いケーブルを車体内部に這わせなければなりませんでした。
 また、エコハウス※では、空調などの省エネ効果を測るために、空調の吹き出し口や天井裏、窓の外といった場所の温度を測定する必要があります。従来のロガーではこちらも配線のわずらわしさを感じるお客さまの声がありました。
 そこで、従来のロガーを測定ユニットとデータ収集をする本体に分け、無線技術によりユニットで測定したデータを本体に送信すれば、配線にわずらわされることがなくなり、測定効率の向上に貢献できると考えています。
 ※エコハウス:環境になるべく負荷をかけずに建てられた住宅のこと。

■製品の構成
1.ワイヤレスロギングステーションLR8410:
 下記ユニットで測定されたデータを無線で収集、表示保存。
2.ワイヤレス電圧・温度ユニットLR8510:電圧、温度を測定。15チャンネル。
3.ワイヤレスユニバーサルユニットLR8511:電圧、温度、抵抗、湿度。15チャンネル。

■製品の特長
1.測定データを多チャンネルで無線収集が可能
 LR8410には、Bluetooth無線技術が搭載されています。これにより、測定ユニットで測定したデータを離れた場所から収集することができます。LR8410と測定ユニットの距離は見通しで30メートルまで通信が可能です。これにより、配線が困難な場所における測定に役立ちます。
 従来のロガーでは何か所も同時に測定したい場合には、ロガー本体から長いセンサを配線する必要があり、断線やノイズ混入による測定障害が懸念されていました。当社の新製品を利用すれば、配線の数を少なく、また短くできるので、測定環境の改善や測定効率の向上につながります。
2.LR8410は最大7台の測定ユニットで測定したデータを収集可能
 1台のLR8410で最大7台の測定ユニットの制御が可能です。このため、最大105チャンネルのデータを収集することができます。
 従来のロガーでは本体をさまざまな場所に置いて測定する場合には、測定の時系列がバラバラでした。LR8410は、最大7台の測定ユニットの制御が可能になったので、複数の離れた場所であっても同じ時系列による測定が可能になりました。
 なお、LR8410の記録間隔は最短で100ms(1/10秒)で、105チャンネルによる測定時もこの記録間隔は変わりません。
3.「設定ナビ機能」の搭載で、設定作業は簡単に
 表示画面で操作方法を説明する「設定ナビ機能」をLR8410には搭載しました。これにより、はじめての方でも操作方法に困ることはありません。
 LR8410の電源を入れると、簡単な操作で通信可能範囲にある測定ユニットを自動で検出し登録。通信の知識がない方でもすぐに測定を始められます。
 また、通信可能範囲にある測定ユニットを自動で検出し、表示します。

■価格
 LR8410 :220,000円(税込231,000円)
 LR8510 :110,000円(税込115,500円)
 LR8511 :140,000円(税込147,000円)

■年間販売目標台数
 LR8410 :1,200台
 LR8510 :1,800台
 LR8511 :900台


Bluetoothのワードマークおよびロゴは、 Bluetooth SIG、 Inc. が所有する
登録商標です。



ニュースリリースに関するお問い合わせ
ホームページ掲載のニュースリリースに関するお問い合わせは、下記までご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。
  
【資料請求、購入および製品に関して】
 本社コールセンター
 TEL:0268-28-0560
 FAX:0268-28-0569
 MAIL:info@hioki.co.jp
  
【ニュースリリース、広報に関して】
 総務課広報担当
 TEL:0268-28-0555(代表)
 FAX:0268-28-0559
  
記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに価格、仕様、そのほか本リリースに記載の情報が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

ページ先頭へ

ページ先頭へ