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世界初! 『低周波磁界の人体曝露測定可視化システム』を 計測器メーカー3社合同で構築! 【空間磁界可視化システム 発売のご案内】

掲載日:2012年7月5日


(株)ノイズ研究所、日置電機(株)、ローデ・シュワルツ・ジャパン(株)の3社は、お互いをソリューションパートナーとして、電子機器や電気設備などから発生する低周波磁界の結果をカラー強度分布と実画像を合成し可視化する、世界初のシステム(EPS-02EMF system)を発売します。

 低周波磁界による人体への影響については、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が「商用周波数磁界下における人体曝露のレベル値」を設定し、国際電気標準会議(IEC)や日本工業会規格(JIS)においても測定基準が定められていますが、電磁波と人体への影響の因果関係が明確になっていないこともあり、一部の専門的な領域にとどまっておりました。
 しかしながら、効率を重視したパワーインバーターが多用される家電製品、太陽光発電などの電力設備や鉄道車両、また電気自動車(EV/PHV)の普及に伴い、急速に進んでいる充電スタンド、及び今後拡大する非接触給電など、電磁波の実態をより詳しく把握する必要性が増してきております。
 この度、3社が提案するシステムは、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が定めた低周波磁界の 参考レベル測定を行うもので、カメラの画像から磁界測定センサーの位置検出を行い、そのセンサーで測定した信号をリアルタイムで周波数解析すると共に強度レベルを把握し、その強度分布を測定対象物の実画像と重ね合わせてパソコンのモニタ上にカラー表示できるシステムであり、日置電機(株)のICNIRP2010要求に対応した3軸出力可能なセンサー、ローデ・シュワルツ・ジャパン(株)のトレーサビリティと高速なFFTを兼ね備えたオシロスコープ、そして、(株)ノイズ研究所の“ノイズを見える化する”ソフトウェア開発力を持ち寄ることで実現できたシステムです。
[株式会社ノイズ研究所]
 磁界測定器の位置をカメラで認識、周波数解析した磁界データを収集し、実画像と合成表示するシステム
[日置電機株式会社]
 ICNIRP(2010年版)の要求に準拠した3軸出力が可能な低周波磁界測定器
[ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社]
 低周波磁界測定器の3軸方向の各磁界信号を高速なFFTで周波数解析できるオシロスコープ
※このシステムの基本特許は、(株)ノイズ研究所が実施契約をしている国立大学法人 金沢大学(特願 2007-223275) およびノイズ研究所(特願 2012-097176)によるものです。

この低周波磁界を“見える化”できるシステム(EPS-02EMF)を使用することで、これまで見えなかった 磁界分布の状態をより明確にでき、対策にかかる時間の短縮に大きく寄与することと確信しております。
【名  称】
空間磁界可視化システム (EPS-02EMF system)

【主な市場】
○自動車・鉄道などの輸送機器業界
○電力や給電設備などのエネルギー業界
○家電やスマートフォンなどの民生機器・通信機器業界

【発売時期】
○販売開始: 2012年7月より

【商品の構成と初年度の販売目標】
○商品構成:
基本版: EPS-02EMF システム 5,000,000~(税抜き)
基本構成 センサー測定部(FT3470-91)
信号処理部(R&S RTO1004-NSL)
制御用PC(専用ソフトウェア・カメラ)
簡易版: EPS-02Hシステム 2,200,000~(税抜き)
基本構成 センサー測定部(FT3470-91)
制御用PC(専用ソフトウェア・カメラ)
*両システムともに特注仕様などは別途御打合せとさせて頂きます。
○初年度販売目標: 100セット/年

【3社の会社概要】
◆株式会社ノイズ研究所
本社所在:〒252-0237 神奈川県相模原市中央区千代田1-4-4
設立:1975年3月
資本金:9,500万円
事業内容:EMCに関わる試験器・測定器の開発、製造、販売、および受託試験サービス

◆日置電機株式会社
本社所在地:〒386-1192 長野県上田市小泉81
設立:1952年1月
資本金:32億9,900万円
事業内容:電気計測器の開発、生産、販売・サービス

◆ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
本社所在:〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階
設立:2003年4月
資本金:3億3,000万円
事業内容:計測機器・試験装置およびそれらに関わるシステムの開発・製造・輸出入・販売
     技術サポート・保守サービス

※社名記載は50音順
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