お知らせ情報

多重接地専用のクランプ接地抵抗計を新発売 薄型センサで狭い場所での使用も便利に

FT6381

接地抵抗測定の様子

掲載日:2012年5月29日


 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:吉池達悦)は、このたび多重接地専用のクランプ接地抵抗計FT6380とBluetoothR無線技術を搭載したFT6381の2製品を発売いたします。2製品は多重接地測定のニーズが強い北アメリカやヨーロッパ、アジア地域のお客さまからのニーズをもとに開発した製品です。
 2製品は測定部分であるクランプセンサが小型であることから、狭い場所での使用が便利になりました。また、センサを開く握りの部分を大きくしたことで、従来の他社製品に比べて、半分の力で操作ができるようになりました。さらに、FT6381はBluetoothR無線技術を搭載していますので、AndroidTM携帯と連動させて、レポートを作成することができます。

■接地抵抗測定の必要性

接地抵抗測定の様子  接地とは、一般的に電気機器を大地(地球)につなぐことをいいます。接地によって、電位差をゼロにすることが目的です。接地がなされていない(電位差がゼロでない)場合、電気機器が故障したり劣化したりした場合に、人間が感電する危険性があるため、保安上の理由で接地する必要があります。
 接地が確実になされたか確認する際には、接地抵抗を測定する必要があります。本来接地により、電位差をゼロにすることが理想ですが、実際には大地との間に電位差が生じてしまいます。このことは少なからぬ抵抗が存在することを意味し、これを接地抵抗と呼んでいます。この接地抵抗を可能な限り小さくし、安全性を高められたか把握するために接地抵抗を測定する必要があります。

■製品の特長
クランプセンサを小型化し、狭い場所での使用が便利に
 従来の他社製品は本体が重く、またクランプセンサ部分が大きかったために、接地しているアース線を挟み込むことが難しく、作業に困難が伴いました。そうした背景から、センサ小型化へのニーズは高く、今回発売する2製品では20mm幅の薄型センサにしました。これにより、アース線が取り付けられた狭い隙間でも測定できるようになりました。従来の他社製品と比べて、センサ部分の体積比で50%削減しています。
クランプセンサの握り部分を大きくしたことで、作業も容易に
 クランプセンサを開く握りの部分を大きくし、2本の指で開けるように設計しました。これにより、従来の他社製品と比べて半分の力で操作することが可能になりました。
低消費電力を実現し、長時間使用が可能に
 他社製品に比べて、消費電力がおよそ半分になりましたので、より長時間使用できます。
FT6381にはBluetoothR無線技術を搭載し、AndroidTM携帯と連動した使用が可能
 FT6381にはBluetoothR無線技術を搭載しました。これにより、AndroidTM携帯に対してリアルタイムのデータ表示ができます。さらに、測定現場で瞬時に測定値・日時・位置情報などを含むレポートが作成できます。メールで送信することにより、遠隔地にある事務所内の管理者がリアルタイムで測定結果を把握することができます。
本体に2,000データを保存可能
 本体には、接地抵抗値と電流値を2,000データまで測定現場で保存できます。

■予定価格
FT6380:115,000(税込120,750)
FT6381:135,000(税込141,750)

■年間販売目標台数
1,500台(2製品合計)


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