お知らせ情報

メモリハイロガーLR8400シリーズ新発売

掲載日:2010年2月24日


実質的な小型化と低価格化を実現

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:吉池達悦)は、このたびメモリハイロガーLR8400シリーズを発売いたします。LR8400シリーズは温度・湿度・電圧・抵抗・パルス・ロジックといったマルチ計測が可能になったのが特長です。さらに、標準で30チャネルを実装し、さらに15チャネルの端子台を2台(最大60チャネル)まで増設できます。端子台の使いやすさは維持しながら、製品サイズはほぼA4と、前機種とそのサイズが大きく変わらない点も特長の一つです。

■開発の背景
 ロガーは、温度・湿度・電圧・抵抗などの測定項目を電気信号に変換し、長期間にわたり測定します。使用用途は多岐に渡ります。車両開発や車載部品評価の場面では、負荷が急激に変化した際のバッテリ電圧変動を測定したり、振動が大きい車内での測定に使用したりしています。また、生産設備の保守メンテナンスの面では、数十チャネルにのぼる測定が必要とされます。
 このたび発売するメモリハイロガーLR8400シリーズは、このような用途に対応する、より小型で、より多チャネルの測定に威力を発揮します。

■LR8400シリーズの特長
実質的な製品小型化を実現
標準仕様30チャネルの本体に15チャネルのユニットを最大2つ増設可能です。端子台の増設にも関わらず、製品サイズはほぼA4サイズと、製品の実質的な小型化を実現しました。最大60チャネルの測定が可能になりました。

チャネル単位の低価格化も実現
前機種8420-50シリーズに比べて、1チャネルあたりの価格が、リーズナブルになりました。

抵抗値のロギング測定が可能に
新たに温湿度や圧力などの要因による抵抗変化の測定が可能になりました。

測定機能の大幅な向上
最高サンプリングは10msと高速で、前機種に比べて測定スピードが10倍速くなりました。
高性能なフィルタ処理により、商用電源50/60Hzの影響を抑えた高精度測定が可能になりました。
スタートバックアップ機能を採用したことで、停電が起きてシステムが停止した際にも、復電後即座に測定を再開します。

過入力や不意の外来ノイズから本体と測定機器を守る
端子間の最大入力電圧はDC100Vと広範囲で、対地間最大電圧AC/DC300V、チャネル間最大電圧DC300V(※1)であることから、電池モジュールや燃料電池スタックの各セル電圧や温度測定が可能です。
※1:ユニバーサルユニット LR8501のみ。電圧・温度ユニット LR8500はチャネル間最大電圧DC250V

メディア機能の充実
USBメモリ・CFカードに対応し、リアルタイムのデータ収集と保存が可能になりました。また、記録中のメディア交換も可能にし、測定期間中にPCカードなどのメディアを抜き取り、測定データを持ち帰ることができます。さらに、新機能としてUSB・LANによるPCとの通信も可能になりました。

画面はユーザーに見やすいTFTカラー液晶を採用
ユーザーに見やすいTFTカラー液晶を採用しました。この液晶は、VGA(解像度640״80ドット)と、前機種に比べ、その機能を向上させています (※2)。
※2:前機種 解像度320ײ40ドット


■活躍が期待される主な用途
バッテリ: 電池スタック・モジュールのセル電圧監視、品質管理
電気: 冷蔵庫・エアコン・燃料電池等の熱分布評価、電子機器開発評価時の電圧・温度測定、
スイッチ・コネクタ・リレーの接点抵抗評価、パターン抵抗の測定
機械: 設備の各部電圧・温度測定、設備の保守管理
環境・エネルギー: 電力量計、流量計のパルス測定
車両: 温度・電圧測定、車載用途。EV、HEV のバッテリ電圧監視


■販売目標台数
年間 1,500台

■価格
LR8400: 電圧・温度ユニットLR8500同等品が2個標準装備
¥220,000
LR8401: ユニバーサルユニットLR8501同等品が2個標準装備
¥260,000
LR8402: LR8500、LR8501同等品が各1個標準装備
¥240,000

ページ先頭へ

ページ先頭へ