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普通騒音計FT3432を新発売 現場測定に適した業界最小サイズに

普通騒音計FT3432

掲載日:2009年9月30日


 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:吉池達悦)は、業界最小サイズの普通騒音計FT3432を、9月30日に発売いたします。

■はじめに(開発の背景)
 騒音計は、電気工事現場や火災警報器の音量試験、機械設備や工場、学校と様々な場所で使用されます。もちろん道路や飛行機の騒音も測定します。当社の得意とする電気工事分野においても騒音計は必要とされる測定器で、10年あまり販売しています。もっと小さく軽く簡単で現場環境に合った騒音計を市場から要望されていました。

■普通騒音計FT3432の概要
 現場測定に適した業界最小サイズの普通騒音計です。コンパクトなボディに、騒音調査に必要な測定機能が満載です。JIS C1509-2クラス2、IEC61672-1Class2に適合していますので、測定精度も高いです。また取引証明に必要な検定付モデルも用意しました。
 現場に必要な機能を最小軽量ボディに凝縮させました。

■普通騒音計FT3432の特長
1.取引証明に使用できる検定付普通騒音計
 騒音計は計量法により特定計量器と指定されています。よって、取引(*1)や証明(*2)目的に測定するとき、検定付の騒音計を使用しなければなりません。普通騒音計FT3432は検定付モデルを用意しています。
 取引証明を必要としない測定をするユーザのために検定を受けない安価なモデルも用意しています。
用語説明
(*1)取引:有償であると無償であるとを問わず、物または役務の給付を目的とする業務上の行為(肉屋の量り売りなど)
(*2)証明:? 公にまたは業務上他人に一定の事実が真実であることを表明すること(病院の身体測定や設備環境の騒音調査など)
2.業界最小サイズ、軽量
 現場測定を考慮し、非常に小型軽量な騒音計です。高さはわずか120mm、重さは105gですので、片手で手軽に測定ができます。また、万一の落下に備えて、シリコンカバー、ハンドストラップで保護します。さらに携帯用ケースも付属し、持ち運びに便利です。
3.シンプル操作
 操作ボタンは3つのシンプル操作で、騒音測定機能を切り換えます。

■主な仕様
寸法 63Wױ20Hײ3.5D mm (体積 従来比27%)
質量 105g (従来比26%)
適合規格 計量法、JIS C1509-1クラス2、IEC 61672-1 Class2
測定機能 騒音レベル、等価騒音レベル、単発騒音暴露レベル、騒音レベルの最大値、C特性ピーク音圧レベル
周波数重み特性 A特性、C特性
時間重み特性 F、S
測定値の保存 199個

A特性: 人間の耳は周波数により聞こえる音量が異なります。人間の耳の周波数特性に合わせたフィルタをA特性といいます。ほとんどの騒音測定ではA特性を使用します。
C特性: 平坦な周波数フィルタです。

F: Fast 人間の耳の応答性に合わせた測定方法です。ほとんどの騒音測定ではFを使用します。
S: Slow 表示値を読みやすくするため、遅い応答性の測定方法です。


■主な使用先
電気設備(高圧受電設備の変圧器の騒音, 各種警報器の音量など)
防災設備(各種警報器の音量など)
機械設備(異音, 工場出荷検査など)
輸送(自動車車内の騒音、鉄道車内の騒音など)
工場(工場が出す騒音, 出荷検査など)
学校環境衛生(教室内の騒音)

■価格
135,000円 (税込141,750円)
検定付 158,000円 (税込 165,900円)

■年間販売目標台数
240台

■発売予定日
2009年9月30日

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