現場支援データマネージャSF4091を発売

掲載日：2015年4月24日

作業の効率性と業務品質の向上に寄与

　HIOKI（日置電機株式会社：長野県上田市、代表取締役社長：町田正信）は、6月に現場支援データマネージャSF4091（ Gennect　ジェネクト）を発売いたします。
　SF4091は、電気設備の保守管理における作業の煩雑さを解消します。これにより、作業の効率性の向上や、作業ミス解消による業務品質の向上に寄与します。
　※Gennect：「現場でコネクト（つながる）」という意味の当社の造語です。

■開発の背景について
　現在、電気設備の保守管理などの測定現場では、作業の煩雑さ、それに伴う作業の無駄やミスが問題になっています。
　例えば、現場では過去の測定データなどが記載された分厚い紙のファイルを作業者が持ち込んで作業をしますが、すべてのファイルを持ち込むわけではありません。必要なファイルを持っていかなかったこともあれば、従来は必要のないファイルだったのに急遽見る必要が生じてしまうこともあります。そのようなときには、測定現場と管理事務所との間を不必要に往復することになってしまいます。
　それ以外にも、現場に赴く際には、前回の検査で作成した報告書を印刷することが多いので、無駄が発生します。また、測定結果は手書きでまとめることが多く、報告書作成の過程で書き間違え、入力ミスが発生しています。
　このように、保守管理の測定現場では、現在多くの無駄やミスが発生しています。この無駄やミスを解消するために、当社が開発をしてきたのが現場支援マネージャSF4091です。SF4091は、データベースサーバーに設備台帳、試験項目、試験結果、図面・写真などを保存しています。設備データに、試験結果や図面・写真、修理履歴などを関連付けていますので、設備に関連したデータを一望することができます。

■SF4091の特長
1.タブレット端末を用いて、さまざまな資料データの取り出しができ、作業の効率性向上
　あらゆるデータが設備台帳に関連づいて整理されていますので、現場からでもタブレット端末（現在はiPadのみ対応）であらゆるデータが閲覧可能です。分厚い紙のファイルを持ち込む必要がなく、不必要なファイルを選択することもなくなりますので、作業の効率性が向上します。
2.iPadをかざすだけで、設備の必要な情報の取り出しが可能
　SF4091には、ビーコア株式会社が独自に開発した自動認識コード（colorbit　カラービット※）によるデータ取り込み機能が搭載されています。これは被測定対象の設備にcolorbitを割り当てておき、iPadで対象設備にかざすだけで、該当設備の必要なデータが取り込めるという機能です。これにより、自分自身でデータを探す必要がありませんので、作業の効率性が向上します。
3.測定現場でのデータ入力が可能で、作業効率と業務品質が向上
　測定現場で測定値をそのままiPadから入力できますので、事務所で測定値を清書するという二重業務は解消されます。また、その都度データ入力をせずにすみますので、記入ミスの可能性も解消され、業務品質の向上に寄与します。
　さらに従来から使用しているExcel形式の報告書テンプレートをデータベースに登録すれば、現場で入力した測定データをもとに、そのまま報告書として自動でまとめ上げることができます。
4.Bluetooth^®対応機器との連動入力が可能に （2016年に対応機器発売予定）
　Bluetooth^®通信機能を搭載した電気測定器と連動させ、iPadに測定値を送信することが可能になります（2016年に対応機器を発売予定）。これにより、データの自動入力が可能になり、作業効率の向上と測定値の記入ミス撲滅が実現できます。

■価格（税抜）
　オープン価格
　
　※ iPad は、米国および諸外国で登録されたApple Inc. の商標です。
　※Bluetooth^®はBluetooth SIG, Inc. の登録商標で日置電機株式会社はライセンスに基づき使用しています。
　※colorbitは、ビーコア株式会社の登録商標です。



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