デジタルマルチメータ3機種を発売

掲載日：2015年5月8日

多様なニーズに合わせた製品選択が可能に

　HIOKI（日置電機株式会社：長野県上田市、代表取締役社長：町田正信）はこのたび、デジタルマルチメータDT4254/DT4255/DT4256を発売いたします。
　信州上田の地で開発・生産したメイド・イン・ジャパン製品を世界中のお客さまにお使いいただきたいとの思いから、HIOKIのデジタルマルチメータはお客さまのニーズに基づき操作性や利便性を高めた製品設計、デザインとなっています。
　2013年5月にはビルや工場における電気設備の保守点検現場、またインバータや太陽光発電などの保守点検の場面で使用するスタンダードタイプのDT4251/DT4252/DT4253を発売しました。今回追加機種のDT4254/DT4255/DT4256を投入することで、デジタルマルチメータのラインナップがそろいました。これにより、お客さまのニーズに合わせた最適な製品をお選びいただけるようになりました。

■デジタルマルチメータDT4254/DT4255/DT4256共通の特長
1.これまでにない測定スピードで、測定効率がアップ
　応答時間は交流電圧測定で約0.6秒、直流電圧測定で約0.7秒と、ハンディマルチメータとしては最高速の応答速度を実現。さらに対ノイズ性も優れており、インバータ2次側の出力電圧も測定可能。測定開始からすぐに安定した測定結果が得られます。
　また、交流電圧測定では周波数がディスプレイに同時に表示されますので、測定の効率化が実現できます。測定時間が短縮されたことで、お客さまの作業効率が向上します。
2.新機能：直流電圧の正負極性判定機能
　-10Vより大きい負電圧を測定した際に赤色LEDとブザー音でお知らせします。太陽光発電施工現場や電気室などの結線チェックが簡単に行えます。
3.耐衝撃設計で、ドロッププルーフ構造の本体に
　コンクリート上1メートルの高さから落としたとしても十分に耐える設計配慮(ドロッププルーフ)をしています。万が一落としても壊れません。
4.表示画面にバックライトを搭載、暗い場所でも使用可能
　表示画面に白色バックライトを搭載しています。バックライトを点灯させることで、暗い場所でも正確に測定値を読み取ることが可能です。
5.高い安全性を備えたCAT対応設計
　CATIV600V、CATIII1000Vに対応しています。
　またマルチメータ内部に保護回路を実装し、誤操作や誤入力時に電気事故を起こさないよう高い安全性を有しています。

■各機種の特長
・DT4254：
　電圧測定専用機です。抵抗レンジにて電圧を測定してしまうような操作ミスによる電気事故を根本から防止します。直流電圧測定では1700Vまで測定可能です。
・DT4255：
　安全性に特化したマルチメータです。電圧測定端子にヒューズと限流抵抗を内蔵しています。電圧測定時に万が一マルチメータ内部で短絡が起こっても、限流抵抗で短絡電流を抑制、ヒューズで素早く回路を遮断し、短絡事故を防止します。
　電流測定はオプションのクランプセンサで行います。
・DT4256：
　最多機能を搭載したマルチメータです。直流電圧/交流電圧/直流交流自動判別電圧測定/直流電流/交流電流/クランプセンサによる交流電流測定/導通チェック/抵抗/ダイオード/コンデンサ/検電機能、全てこの1台で可能です。
　直流電流では60.00mAレンジを搭載しており、トランスデューサから出力される4-20mA計装信号の測定が可能です。

■主な使用用途
　ビル、工場設備などの保守点検
　インバータ、太陽光発電、燃料電池、電気自動車の分野における研究開発・保守点検
　電気工事全般の確認作業

■日本国内価格
　DT4254：　20,000円　（税別）
　DT4255：　20,000円　（税別）
　DT4256：　22,000円　（税別）

■年間販売目標台数
　15,000台　（3機種合計）


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