ACフレキシブルカレントセンサCT9667シリーズを発売

掲載日：2015年6月11日

狭い場所でも簡単にセンサの設置が可能に
　
　HIOKI（日置電機株式会社：長野県上田市、代表取締役社長：町田正信）は、6月中旬にACフレキシブルカレントセンサCT9667シリーズを発売いたします。　
　CT9667シリーズには従来製品と比べてセンサの太さが細く小径のものを用意しました。これにより、近年増えてきた配線が込み合った電気設備でも、センサの設置が簡単にできるようになります。

■開発の背景について
　当社は絶縁された被覆の上でも非接触で電流を測定できるクランプ電流センサを長年販売してきました。なかでも、数千アンペアの大電流を測定したいお客さまに対して、フレキシブルタイプのカレントセンサを提供してきました。このセンサは柔軟な構造であることから、固いコア入りのクランプ電流計では測定できない箇所でもクランプが可能で、かつ安全に測定ができます。
　近年、分電盤や配線用部品の小型化により配線が込み合った場所が多くなってきており、従来の当社製品のセンサの太さ（ケーブル径）では設置できない場所が増えてきています。そのため、従来製品と比べてさらに狭い場所でも測定ができるよう、センサケーブル径を細くすべく、開発を進めてまいりました。

■CT9667シリーズの特長
1.センサケーブル径を細くし、狭い隙間や込み入った配線箇所でもより使いやすく
　従来製品（CT9667）と同じケーブル径と測定可能導体径を持つCT9667-03に加えて、従来製品に比べて細径のCT9667-01とCT9667-02をご用意しました。これにより、さらに狭い場所でも簡単にセンサの設置ができるようになります。
　CT9667-01：　ケーブル径φ7.4mm　 測定可能導体径φ100mm
　CT9667-02：　ケーブル径φ7.4mm　 測定可能導体径φ180mm
　CT9667-03：　ケーブル径φ13mm　 測定可能導体径φ254mm　（従来製品CT9667と同じ）
2.耐環境性が向上
　CT9667-01、CT9667-02（フレキシブル部のみ、CT9667-03は除く）は、防水・防塵の保護等級としてIP54を取得し、CT9667シリーズでは、それぞれ使用温度範囲を広げる事で従来製品に比べ耐環境性を向上させました。
　CT9667-01、-02：IP54（フレキシブル部のみ）-25℃～65℃
　CT9667-03　 　 ：IP取得なし　　　　　　        -10℃～50℃
　なお、IPコードとは国際規格IEC60529に定められた測定、試験方法により求められた値をコード化したものです。　
　CT9667-01、-02の保護等級　IP54※　（EN60529）
　※5：機器の正常な動作および安全性を阻害するほどの量の粉塵が侵入しない構造
　※4：いかなる方向からの水の飛沫によっても、有害な影響を及ぼさない構造
3.電源品質アナライザ、クランプ電力計と組み合わせて使用
　CT9667シリーズは、電源品質アナライザ、クランプ電力計と組み合わせて使用できます。
　<対象製品>
　　電源品質アナライザ：　PW3198、3197
　　クランプ電力計：　PW3360、PW3365、3169

■価格（税抜）
　CT9667-01：　40,000円
　CT9667-02：　40,000円
　CT9667-03：　40,000円

■年間販売目標台数
　900台（シリーズ合計）
　
　
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