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第45回機械工業デザイン賞「審査委員会特別賞」を金属非接触型電圧センサPW9020、クランプオンパワーロガーPW3365が受賞

贈賞式の様子

PW9020を搭載したPW3365

掲載日:2015年9月14日

 HIOKIが開発、生産、販売する金属非接触型電圧センサPW9020、クランプオンパワーロガーPW3365が、第45回機械工業デザイン賞(日刊工業新聞社主催)の「審査委員会特別賞」を受賞しました。
 このたび受賞対象となったPW9020とPW3365は、世界で初めて金属端子に接触させずに電力を測定することを可能にした製品です。
 現在、多くの企業で省エネルギーの活動が進んでおり、その過程で消費電力を測定する機会が増加しています。その一方で、十分な知識や経験を持っていない作業者による電力測定の機会も増えている状況があります。電力測定ではクランプ式電力計を用いた方法が普及しており、電流については、これまでもクランプセンサを用いて、絶縁された被覆電線の上から安全に測定することができました。しかし、電圧については、ブレーカーなどの金属端子にクリップを接触させて測定するのが一般的です。そのため、金属クリップが隣の金属端子に誤って接触して発生する短絡事故や、使用者が金属部に間違って触れてしまう感電事故の危険性がありました。
 PW9020は、従来金属クリップに接触しなければ測定できなかった電圧を、絶縁された被覆電線の上から測定できるようにしました。これにより、PW9020を搭載したPW3365は金属非接触による電力測定を可能にしました。
 審査委員会の講評では、金属非接触による電圧測定を可能にした技術が短絡事故や感電事故の危険性を回避させたこと、そして電気に関する十分な知識や経験を持っていない作業者であっても、安全かつ簡単に電圧測定を可能としていること、こうした点が「安全・安心のデザイン」を実現した技術開発として高く評価されました。また、この技術が従来の常識を一変させる独創性を持ったものとして注目されているとの講評もいただきました。
 今回の受賞を励みに当社は、今後も顧客視点に立った、オンリーワン製品を提供してまいります。

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