資料ダウンロード
カタログ、技術資料、アプリケーションなどの資料はこちら。会員登録するとより自由にダウンロードいただけます。
サポート情報
会員サービスやセミナー、FAQなどのお客様のお役に立つ情報をまとめています。
購入・レンタル
購入・レンタル・見積もりのご案内です。
購入時のご注意事項
アフターサービス
製品をご購入後のお客様にむけて、アフターサービスと製品の保証に関する情報をご紹介します。
企業情報
HIOKIは世界に向けて計測の先進技術を提供する計測器メーカーです。
サステナビリティ
すべてのステークホルダーの皆さまとともに発展していくための、様々な取り組みをご紹介します。
IR情報
株式情報、財務・経営情報を掲載しています。
採用情報
新卒・キャリア採用についてはこちらをご覧ください。
お問い合わせ
お知らせ情報
IM7581
掲載日:2015年12月21日
測定周波数は100kHz~300MHzと低域もカバー
HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたびインピーダンスアナライザIM7581を発売いたします。
情報化社会が進む現在、大容量データの送受信のために高速差動伝送など伝送ラインの高速化が進んでいます。これら高速伝送ラインのスキュー(遅延時間のずれ)改善やノイズ対策で使用されるコモンモードフィルタやフェライトビーズといった電子部品も高周波化が進んでいます。
こうした市場動向を踏まえ、当社は昨年8月にIM7580を発売しました。このIM7580は最高300MHzの高周波で測定することが可能で、高周波化が進む電子部品に対応した製品です。IM7580の最速0.5ms(0.0005秒)の高速測定によって大量の電子部品をより速く検査することができ、電子部品メーカーの生産性向上に寄与してまいりました。
今回発売するIM7581は、IM7580の測定周波数帯域が1MHz~300MHzであったのに対して、低域にも拡大し100kHz~300MHzとなっています。これにより、今までに測定器を2台使用していた生産ラインなどの用途において、IM7581を1台で測定することが可能となる場合があります。
■開発の背景
現在、大容量データの送受信のために高速差動伝送など伝送ラインの高速化が進んでいます。高速伝送ラインの信号品質を維持しつつノイズを抑制するために、コモンモードフィルタやフェライトビーズといった電子部品が使用され、伝送ラインの高速化に伴い、これら電子部品の高周波化が進んでいます。
また、携帯電話やノートパソコンの小型化を図るためは電源部分の小型化が必要とされ、その解決方法としてDC-DCコンバータのスイッチング周波数の高周波化があります。ただ、大型の機器ではスイッチング周波数は従来の数百kHzの機器もありますので、これら電子部品を生産する電子部品メーカーは、電子部品の開発や出荷検査において数百kHz~数十MHzでの測定が必要となりますが、この周波数範囲を1台で測定できる機器は少なく、出荷検査では2台の測定器を搭載して、商品によって切り替えて使用している場合があります。
こうしたニーズを踏まえて、当社では100kHzの低周波数での測定も可能にした高周波かつ高速で測定検査できるインピーダンスアナライザの開発に取り組み、今までに測定器を2台使用していた生産ラインなどの用途において、1台で測定することが可能な測定器を開発しました。
■主な使用用途
電子部品メーカーにおける電子部品の出荷検査
電子機器メーカーにおける電子部品の受け入れや特性評価
■製品の特長
1.測定周波数帯域は100kHz~300MHz
IM7581の測定周波数は100kHzから300MHzです。昨年発売したIM7580と比べて、低域の周波数測定にも対応しています。
単一周波数で測定するLCRメータのモードでは電子部品の出荷検査の良否判定、周波数を変化させながら測定するアナライザのモードでは製品開発での特性評価と様々な分野で使用することができます。
2.最速0.5msの高速測定かつ高安定の測定で生産性の向上に貢献
最速0.5ms(0.0005秒)の高速測定を行なえます。これにより、大量の電子部品をより速く検査したい電子部品メーカーにとって、生産性が大きく向上します。
また、測定の繰り返し精度を従来製品の1/10に向上させましたので、安定した測定が可能になり、生産の歩留まりが改善され、生産性が向上します。
3.本体サイズの小型化により、生産コストの低減に貢献
電子部品メーカーの生産ラインにおいては、各種機器をラックに収めて検査システムを作り、自動検査を行なっています。そのため、本体サイズを小型にすることで、検査システムを小型にしたり、複数台の搭載によって検査時間を短縮したりすることが可能となり、生産コストを低減することができます。
IM7580のサイズは、ハーフラックサイズ(幅215mm 高さ200mm 奥行268mm)となっており、ラックの棚に2台収めることができます。
4.さまざまな判定機能による良否判定
IM7581には新たにスポット判定の機能が追加されました。単一の周波数で良否判定を行う従来の方式に加えて、スポット判定では複数の周波数での良否判定が行え、電子部品のより高度な検査方法に対応することができるようになりました。
■基本仕様
基本確度: ±0.72%rdg
測定スピード: FAST: 0.5ms/MED: 0.9ms/SLOW: 2.1ms/SLOW2: 3.7ms
測定可能範囲: 100mΩ ~5kΩ
測定周波数: 100kHz ~300MHz
測定信号レベル: -40.0dBm~+7.0dBm / 4mV~1001mV / 0.09mA~20.02mA
■価格
インピーダンスアナライザIM7581-01(接続ケーブル1m) : 1,700,000円(税抜)
インピーダンスアナライザIM7581-02(接続ケーブル2m) : 1,750,000円(税抜)
■IM7580の後継機IM7580Aを同時発売
IM7580の後継機種のIM7580Aをよりお求めやすい価格にて発売いたします。
ご好評をいただいていたIM7580の性能と仕様、使いやすさはそのままで、IM7581との共通化設計によるコストダウンを実現しました。IM7581の新機能であるスポット判定の機能も搭載しています。
インピーダンスアナライザIM7580A-1(接続ケーブル1m) : 1,400,000円(税抜)
インピーダンスアナライザIM7580A-2(接続ケーブル2m) : 1,450,000円(税抜)
従来のIM7580の価格は1,700,000円(税抜 接続ケーブル1m)、1,750,000円(税抜 接続ケーブル2m)でした。
ニュースリリースに関するお問い合わせ
ホームページ掲載のニュースリリースに関するお問い合わせは、下記までご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。
【資料請求、購入および製品に関して】
本社コールセンター
TEL:0268-28-0560
FAX:0268-28-0569
MAIL:info@hioki.co.jp
【ニュースリリース、広報に関して】
総務部広報課
TEL:0268-28-0555(代表)
FAX:0268-28-0559
記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに価格、仕様、そのほか本リリースに記載の情報が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。