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抵抗計RM3542Aを発売 極小電子部品(0201サイズ)の抵抗測定に対応

RM3542A

掲載日:2016年3月8日

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたび抵抗計RM3542Aを発売いたしました。
 当社は、2009年10月に高速抵抗計RM3542を発売しました。このRM3542は自動機と組み合わせることで、抵抗器など電子部品の出荷検査を業界最高水準で自動かつ高速に行なえるもので、発売以来多くのお客さまにご使用いただいてきました。
 RM3542発売後、電子部品は小型化の一途をたどっています。この市場の変化に対応すべく、RM3542Aは、このRM3542の特長を継承しつつ、さらに極小電子部品(0201サイズ)の抵抗測定に対応するなどの改良を加えました。

■RM3542Aの使用用途
 テーピングマシンでの使用
 抵抗測定を行なう自動機での使用
 抵抗器メーカーでの検査・選別

■RM3542Aの特長
1.極小電子部品(0201サイズ)の抵抗測定に対応
 現在、電子部品のサイズは、0201サイズ(0.25mm×0.125mm)と肉眼では判別することが困難なレベルまで小型化が進んでいます。この極小の電子部品の測定に対応するには、測定時の印加電圧を制限する必要があります。RM3542Aでは、印加電圧が5V以下になるように設定してありますので、定格電圧の小さい0201サイズの電子部品に対して、大きな負荷をかけずに測定することができます。
2.測定レンジの充実により、バラつきを抑えた測定が可能に
 RM3542の測定レンジが10種類であるのに対して、RM3542Aの測定レンジは16種類と、6種類増えています。測定レンジの選択によっては、測定値にバラつきが生じてしまい、測定が安定しないこともあります。測定レンジを増やすことで、被測定物の特性にあったレンジの選択肢が増えますので、バラつきを抑えることができ、安定した測定が可能になりました。

■RM3542から引き継いでいる特長
1.超高速・超高精度抵抗測定
 直流4端子法により、電子部品などを高速かつ高精度に測定することができます。測定時間は業界最速の0.9ms(当社調べ)での測定も可能です。
 標準的な設定で、1kΩの測定に対し、測定スピードモードがFAST(測定時間0.9ms)の場合、±0.008%の確度を保証します。
2.高分解能7桁表示
 抵抗計RM3542の測定範囲は0Ω(0.0000mΩ)~120.0000MΩと広範囲で、高分解能7桁表示を実現しています。
3.確実にコンタクトしているかチェックすることで信頼性の高い測定を実現
 常時コンタクトチェック機能により、常に抵抗器などの被測定物が正しく測定されているか監視しています。測定に失敗した場合は電圧モニタ機能により検出可能で、また再測定も確実に行ないます。こうした機能が、測定への信頼性を高めています。
4.ローパワー抵抗測定
 1000mΩレンジ~1000Ωレンジでは測定電流を抑えたローパワー抵抗測定が可能です。チップインダクタやEMC対策部品など、小電流での測定が要求される部品の抵抗測定が可能です。
5.測定値の保存と出力
 最大30,000個の測定データをメモリに記録できます。チップ抵抗1リール分の測定が終わってから、全データをコンピュータ等に取得することができ、品質管理に大きく貢献します。

■価格
 RM3542A: 300,000円(税抜)

■年間販売目標台数
 400台


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