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ACクランプメータ3280-20Fを発売

3280-20F

掲載日:2016年4月26日

ひずんだ波形も正確に測定可能

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたびACクランプメータ3280-20F(真の実効値方式)と、ACフレキシブルカレントセンサCT6280(今年2月に発売)を付属したACクランプメータセット3280-90Fを発売いたします。
 ビルや工場の電気設備の保守管理といった業務では、電流と電圧を測定する必要があります。このような電気工事の現場で使われる電流計(クランプメータ)を、当社は長年お客様に提供してきました。
 3280-20Fの交流測定方式には、真の実効値方式を採用しています。インバータ装置やスイッチング電源を用いることで波形がひずんだ場合でも、正確に測定することができます。

■3280-20Fの特長
1.ひずんだ波形でも正確に電流測定できる真の実効値方式に対応
 交流電流の測定方式として、平均値方式(MEAN)と真の実効値方式(True RMS)の2つがあります。ひずみのない正弦波であれば、どちらの測定方式でも電流を正確に測定できます。しかし、インバータ装置やスイッチング電源などにより波形がひずんだ場合には、平均値方式では正しく測定することができません。正確に測定するには、真の実効値方式に対応したクランプメータを用いる必要があります。3280-20Fは真の実効値方式に対応していますので、ひずんだ波形でも正確に電流を測定することができます。
2.使用温度範囲の拡大により、使用環境が広がる
 3280-20Fは使用温度範囲を拡大しています。従来製品の範囲が0℃~40℃であったのに対して、3280-20Fは-25℃~65℃となっています。これにより、氷点下を下回る寒冷地や40℃を超えるような暑さが厳しい地域でも使用できるようになり、世界のさまざまな気候に対応できるようになりました。
3.フレキシブルカレントセンサと組み合わせることで、込み入った場所での測定も容易に
 近年、分電盤の小型化が進むなかで、配線が込み合った場所が多くなっています。そのため、従来製品の特長である薄型ジョー(クランプセンサ部分)においても測定が困難になりつつあります。そのため、オプションとしてACフレキシブルカレントセンサCT6280を開発し、今年2月に発売しました。CT6280は、センサ部分が柔軟な構造ですので、固いジョーでは測定できなかった箇所でもクランプが可能です。また、CT6280のケーブル断面径は5mmと、他社製品と比べて細くなっているため、配線が込み入った場所でもクランプがより容易です。さらにCT6280は大電流に対応しており、最大4199Aの電流が測定可能です。

■製品ラインナップ
 3280-20F (真の実効値方式)
 3280-90F (3280-20F本体にACフレキシブルカレントセンサCT6280を付属)

■年間販売目標台数
 3280-20F: 6,000台
 3280-90F: 600台

■価格
 ACクランプメータ 3280-20F: 12,000円(税抜)
 ACクランプメータセット 3280-90F: 24,000円(税抜)
 ACフレキシブルカレントセンサ CT6280: 13,000円(税抜)


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