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超絶縁計SM7110、SM7120を発売  SM7120の2,000V測定電圧出力は世界初

SM7120

掲載日:2016年6月2日

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたび超絶縁計SM7110とSM7120を発売いたします。
 両製品はスマートフォンやハイブリッド自動車等に搭載される電子部品の性能を評価・検査するための計測器です。現在、高耐圧化が進む車載部品に対応するため、SM7120は世界初となる2,000Vの測定電圧出力を可能にしました(SM7110は1,000Vまで)。また、両製品は当社従来機に比べて、検査スピードは2倍となり、測定の再現性と耐ノイズ性は大きく向上していますので、評価・検査の生産性が大きく向上します。

■開発の背景
 スマートフォンやウェアラブル機器、ハイブリッド電気自動車(HV/HEV)等の普及に伴い、積層セラミックコンデンサやコモンモードフィルタ、SAWフィルタなどの電子部品の市場が拡大しています。これらの電子部品は、生産工程で抵抗値を測定し、その性能を評価する必要があります。
 大量生産を行なうメーカーにとっては、いかに大量に速く測定するかが重要になってきます。さらに自動車に搭載するコンデンサなどは高耐圧化が進んでいることから、その性能の把握にあたっては高電圧出力による抵抗測定が求められています。
 HIOKIでは、こうした生産メーカーのニーズを踏まえ、従来製品に比べて測定スピードが2倍、また絶縁抵抗測定としては世界初となる2,000Vの高電圧出力を可能にする計測器の開発に取り組んできました。

■主な使用用途
 電子部品(積層セラミックコンデンサ、コモンモードフィルタ、SAWフィルタなど)の性能評価
 フィルム系素材(絶縁フィルム)、液体(工業用溶剤、接着剤)の品質・性能評価

■製品の特長
1.世界初。測定電圧2,000Vの出力が可能に(SM7120のみ)
 ハイブリッド電気自動車などに搭載される電子部品は、高耐圧化が進んでいます。SM7120は測定電圧として2,000Vの出力が可能(SM7110は1,000Vまで)ですので、高耐圧化した電子部品の性能評価にも対応できます。絶縁抵抗計で2,000Vの出力を可能にしたのは世界初のことです。
2.検査スピードは従来機に比べ2倍に。検査時間の短縮を実現
 両製品ともに、最速検査時間は6.7ms(0.0067秒)となり、従来機(DSM-8104)に比べその検査スピードは2倍となりました。検査時間の短縮により、生産性の向上が期待できます。
3.測定の再現性と耐ノイズ性の改善で、生産性の向上を実現
 従来機(DSM-8104)に比べて、測定の再現性と耐ノイズ性が大きく向上しました。同一条件で繰り返し測定した際の測定値のばらつき度合は、通常測定時に1/60に縮小しました。また、50Vのノイズを混入した際には1/300にまで、ばらつきが縮小しています。
 このように測定の安定性が増したことで、検査の生産性が向上します。

■年間販売目標台数
 200台

■価格
 SM7110(最大出力電圧1,000V) : 498,000円(税抜)
 SM7120(最大出力電圧2,000V) : 650,000円(税抜)



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