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高電圧絶縁抵抗計IR3455を発売。従来機種2倍の10テラΩまでの測定が可能に

掲載日:2016年11月4日

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたび、高電圧絶縁抵抗計IR3455を発売いたします。
 IR3455は市場で高まる高絶縁抵抗ニーズに対応するため、従来機種の2倍となる10テラΩまでの測定を可能にしています。さらに、使用可能温度範囲を拡大したほか、視認性向上のため白色バックライトを搭載しました。
※1テラΩ=1012Ω

■絶縁抵抗計の役割とは
 絶縁とは、電気抵抗が大きいために電流が流れない状態のことをいいます。絶縁抵抗はこの流れない状態を表す指標のことで、この値が高ければ高いほど十分な絶縁があり、安全ということになります。
 電気機器や電気設備などでは、十分な絶縁状態にないと、漏電を引き起こし、火災や感電事故などの深刻な災害が発生します。そのため、この危険な状態に陥ることを防止するために絶縁抵抗試験が行われます。この試験に用いられるのが絶縁抵抗計であり、例えば電気設備の保安業務では欠かすことのできない計測器の一つです。

■IR3455の特長
1.従来機種の2倍となる最大10テラΩまでの測定が可能に
 従来機種(3455)の最大抵抗測定値は5テラΩまででした。今回発売するIR3455は従来比2倍となる10テラΩまでの抵抗測定が可能になりました。これにより、市場で高まる高絶縁抵抗ニーズにも対応できます。
2.使用温度範囲を-10℃~50℃に拡大
 従来機種の使用温度範囲が0℃~40℃であったのに対し、IR3455は-10℃~50℃となっています。使用温度範囲を拡大したことで、従来以上に過酷な環境下でも使用することができます。
3.白色バックライトを搭載し、視認性が向上
 IR3455には新たにバックライトを搭載しました。これにより薄暗いなかでも作業がしやすく、視認性も向上しました。
4.幅広く発生できる測定電圧
 試験電圧は250Vから5000Vまで幅広く発生させることができます。また、25Vステップでの細かい設定が可能です。
5.データメモリ機能とパソコン用ソフトウェアで測定者の作業効率が向上
 IR3455ではマニュアル記録として100データ、ロギング記録として10データの保存が可能なデータメモリ機能が搭載されています。さらに付属のパソコン用ソフトウェアにはレポート作成機能を搭載しており、報告書の作成を簡単にできます。これにより、測定者の作業効率が向上します。
※1データは360回の測定値で構成。
6.安全規格 CATⅣ600Vに対応
 高い電圧が入力された際に感電や事故の発生リスクを抑えるため、CATⅣ600Vの安全規格に対応した設計をしています。

■主な使用用途
 電気設備の保守点検
 ビルメンテナンス・工場設備の保守点検
 高圧設備、高圧モータなどの保守点検

■価格
 IR3455: 198,000円(税抜)

■年間目標販売台数
 900台



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