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センサユニット3機種を発売。CT9557は多条配線の大電流を集約・測定する加算機能を搭載

CT9555

CT9556

CT9557

掲載日:2016年12月1日

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたびセンサユニットCT9555、CT9556、CT9557を発売いたします。
 今回発売するセンサユニットは3機種です。体積が従来製品比2/3となったCT9555、実効値出力が可能なCT9556、多条配線の大電流測定に対応する加算機能を搭載したCT9557です。


■センサユニットの役割
 センサユニットは、波形出力機能を持った高精度電流センサ用の電源です。
 当社の高精度電流センサは単体では使用できませんので、今回発売するセンサユニット3機種が電流センサ駆動に必要な電源供給を行ないます。さらに、同ユニットは電流センサからの波形信号を出力しますので、記録計や電力計、データロガーを用いることで波形表示およびその解析が可能になります。


■各製品の特長
<CT9555>
1.体積は従来比2/3と小型化を実現
 CT9555は従来製品(9555-10)に比べて、体積が2/3と小型化を実現しました。さらに、重量も従来製品600gに対してCT9555は200gと軽量化を実現しました。これにより、使用や管理上の利便性が向上します。


<CT9556>
1.実効値(RMS)出力が可能
 CT9556は、実効値(RMS)出力も可能なセンサユニットです。
 交流電流を電流センサと記録計でレベル測定する場合、記録計側で実効値変換できる高機能・高価な記録計が必要となります。CT9556は電流センサからの交流信号波形を実効値に変換した直流信号として出力できるため、安価なロガーでも測定が可能となります。


<CT9557>
1. 4ch電源としての使用が可能
 電流測定では複数の電流線を同時に測定する場合も多いです。CT9557は1台で4chまでの電流センサの電源として使用できますので、1chのCT9555を4台使用するよりも、システムを簡単、安価に構築することができます。
2.加算機能搭載で、メガソーラー設備における多条配線の大電流測定に対応
 メガソーラーのような大規模発電設備では、1,000A~3,000Aなどの極めて大きな電流が2~4本程度の電線に分岐して流れており、このような電流を電流センサ1本で測定することはできません。一般的には各電線の電流値を複数の電流センサで測定し、お客さまがそれぞれの測定値を合算するか、電流センサの数量に対応したch数をもつ測定器(記録計や電力計)側の機能で加算しています。
 CT9557では、このような複数の電流センサからの信号波形を加算する機能を搭載しました。分岐した電線ごとに測定した電流値をCT9557内で合算し一つの信号として出力しますので、面倒な合算が不要となり、測定機器も1ch入力ですみます。また、加算機能の応用としては、三相電流の簡易的な漏れ電流測定も可能です。


■主な用途
 電流センサ用電源
 ロガーと組み合わせた交流電流の実効値変動測定
 電力計と組み合わせた大電流ラインの電力測定


■年間販売目標台数
 1,300台(3機種累計 国内・外国合計)


■価格
 センサユニットCT9555: 50,000円(税抜)
 センサユニットCT9556: 70,000円(税抜)
 センサユニットCT9557: 150,000円(税抜)



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