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I-VカーブトレーサFT4300を発売。1ストリング1秒の高速測定で、効率性向上

FT4300

掲載日:2017年2月15日

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:細谷和俊)はこのたびI-VカーブトレーサFT4300を発売いたします。
 I-Vカーブトレーサは太陽電池モジュールの性能を示す出力特性を把握するメンテナンス測定器です。今回、発売するFT4300は1ストリング1秒で測定する高速測定を実現したことで、点検作業等の時間を大幅に短縮できます。また、測定データをBluetooth®無線通信でタブレット端末に転送し、記録・確認することが可能となり、利便性が大きく向上しました。
 ※ストリング:複数枚の太陽電池モジュールを直並列接続し、所定の電力量を発生できるようにしたもの。


■開発の背景
 I-V カーブトレーサは太陽光発電設備のメンテナンス用の測定器として、太陽電池モジュールの出力特性を把握するための商品です。
 「一般社団法人 太陽光発電協会(JPEA)」から「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」などが制定されているように、太陽光発電設備を長い期間使用するためには定期的な点検やメンテナンスが重要です。
 そこで、太陽光発電装置のメンテナンスに必要となるのが、太陽電池モジュールからの電力が予定通りに得られているかを点検する装置です。今回開発する I-V カーブトレーサは、複数枚のモジュールが直列に接続されたストリングと呼ばれる系統ごとに、その出力電流-電圧特性(I-Vカーブ)をグラフィックに捉え、パネル本来の特性が維持できているかを確認するツールです。


■主な使用用途
 太陽光発電設備のメンテナンス


■製品の特長
1.測定時間1秒の高速測定で作業時間を大幅に短縮
 メガソーラなどの大規模発電設備では、ストリング数が数百に上ります。FT4300は、1ストリングを1秒間で測定します。高速測定が可能であるため、発熱を気にせず連続でストリングを測定することができますので、作業時間が大幅に短縮されます。また、自動測定機能が搭載されていますので、接続箱の端子にプローブを当てるだけで次々と測定でき、作業効率が向上しました。
2.測定結果はタブレット端末で確認
 FT4300の測定結果は、専用の測定アプリを搭載したタブレット端末で確認します。太陽光発電設備のメンテナンス作業は晴れた日中に行なうことがありますが、測定器本体と表示が分離しているため、視認性の良い状態で測定結果を確認することが可能です。
 また、タブレットの高精細な画面で微妙な出力特性の変化を確認することができ、また最大20ストリングの測定結果を重ね書き表示できることから、容易に比較確認することができるようになりました。
3.日射量とモジュール温度の測定値をタブレット端末に無線転送し、リアルタイム補正演算を実施
 I-Vカーブの測定を正確に行うには、日射量とモジュール温度に基づき出力を標準試験状態※に補正する必要があります。オプション品の日射センサZ2004とT熱電対9811、ワイヤレス電圧熱電対ロガーLR8515で測定したデータをタブレット端末に送信することで、I-Vカーブトレーサのデータを日射量と温度からリアルタイムに補正できます。 ※日射強度1000W/m2、温度 25℃の状態


■年間販売目標台数
 150台


■価格
 FT4300 : 420,000円(税抜)


 Bluetooth® はBluetooth SIG, Inc. の登録商標で日置電機株式会社はライセンスに基づき使用しています。



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