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超絶縁計SM7420を発売。4ch同時測定で生産性が大幅に向上

SM7420

掲載日:2017年3月6日

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:細谷和俊)はこのたび超絶縁計SM7420を発売いたします。
 SM7420はスマートフォンやハイブリッド自動車等に搭載される電子部品の性能を評価・検査するための4ch仕様の計測器です。また、当社従来機(DSM-8542)に比べて、検査スピードは2倍となり、測定の再現性と耐ノイズ性は大きく向上していますので、評価・検査の生産性が大きく向上します。


■開発の背景
 スマートフォンやウェアラブル機器、ハイブリッド電気自動車(HV/HEV)等の普及に伴い、積層セラミックコンデンサやコモンモードフィルタ、SAWフィルタなどの電子部品の市場が拡大しています。これらの電子部品は、生産工程で絶縁抵抗値を測定し、その性能を評価する必要があります。
 大量生産を行なうメーカーにとっては、いかに大量に速く測定するかが重要になってきます。さらに自動車に搭載するコンデンサなどは高耐圧化が進んでいることから、その性能の把握にあたっては高電圧出力による絶縁抵抗測定が求められています。
 HIOKIでは、こうした生産メーカーのニーズを踏まえ、従来製品に比べて測定スピードを2倍に高める計測器の開発に取り組んできました。


■主な使用用途
 電子部品(積層セラミックコンデンサ、コモンモードフィルタ、SAWフィルタなど)の性能評価


■製品の特長
1.4ch測定を実現
 電子部品の生産においては、生産量を向上するために、多chを並列に同時計測する場合があり、SM7420は従来機(DSM-8542)の特長を引継ぎ、4chの絶縁抵抗測定が可能です。
 ※測定のための電源は別途必要になります。
2.検査スピードは従来機に比べ2倍に。検査時間の短縮を実現
 最速検査時間は6.7ms(0.0067秒)となり、従来機に比べその検査スピードは2倍となりました。検査時間の短縮により、生産性の向上が期待できます。
3.測定の再現性と耐ノイズ性の改善で、生産性の向上を実現
 従来機に比べて、測定の再現性と耐ノイズ性が大きく向上しました。同一条件で繰り返し測定した際の測定値のばらつき度合は、通常測定時に1/60に縮小しました。また、50Vのノイズを混入した際には1/300にまで、ばらつきが縮小しています。
 このように測定の安定性が増したことで、検査の生産性が向上します。


■年間販売目標台数
 60台


■価格
 SM7420 : 800,000円(税抜)



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