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TM6103
色度グラフ
掲載日:2017年6月13日
HIOKI(社名:日置電機株式会社、住所:長野県上田市、代表取締役社長:細谷和俊)はこのたび、RGB※3色のレーザを用いたディスプレイ専用の測定器を3機種発売いたします。新たに発売するのは、RGBレーザ照度計TM6102、RGBレーザ輝度計TM6103、光パワーメータTM6104の3機種です。これらの製品では、レーザ光源の評価で重要な「重心波長」と「光パワー」を測定することで、レーザを用いたディスプレイのホワイトバランスを正確に評価できます。これにより、今後普及が見込まれるRGBレーザの調整検査工程で大きな役割を果たすことができます。
※RGBとは、赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue) の三つの原色を混ぜて幅広い色を再現する色の表現法の一種。
■開発の背景
現在ディスプレイの光源はLEDバックライトが主流となっています。しかし、今後プロジェクタやヘッドアップディスプレイなどの分野で、RGBレーザが光源の主流になることが予想されています。現在のRGBレーザ市場は黎明期にあると言える状況ですが、2020年には10兆円に達し、2040年には70兆円を超える市場になるとの見通しも示されています。
当社は、今後普及が見込まれるRGBレーザに対して、レーザ光源の「重心波長」と「光パワー」をダイレクトに測定する新測定方式として「分離重心波長方式」を開発しました。この方式により、RGBレーザを用いたディスプレイのホワイトバランスを正確に調整できます。
■色度とホワイトバランス調整
光の色の特性を表す概念の1つに、「色度」があります。色度は、色の特性をx-yの座標上の数値として表したものです。これを横軸をx、縦軸をyとして図示したものが色度グラフです。
これまでディスプレイの開発・生産をする各社は、光源で投影する「ホワイト」を具体的な色度の数値として設定し、色彩照度計で測定した数値をもとに、ホワイトバランスを調整していました。しかし、今後普及が見込まれるレーザ光源を従来の方法で測定すると、その特性上の誤差が生じてしまい、同じ色度の値であっても見た目が違う可能性が出てきます。
そこでこのたび発売する3製品は、「分離重心波長方式」による測定を行ないます。これにより、レーザ光源のホワイトバランスを正確に調整できるようになります。
■3製品の特長
1.「分離重心波長方式」による測定でRGBレーザの正確な測定が可能に
今回発売する3製品には、R、G、およびBの合波による「ホワイト」(入射光)を光学デバイスによりR、G、およびBの各波長域に分離し、それぞれの重心波長と光パワー(放射量)を同時に測定する「分離重心波長方式」を搭載しました。この値をもとに、等色関数に従って、色度、測光量などの計11の光特性を算出します。この方式であれば、色度と測光量の正確な測定が可能となり、レーザ光源のホワイトバランスを正確に調整できます。
<主要な測定仕様>
RGB重心波長測定分解能 0.01nm
色度xy座標出力分解能 0.00001
2.「ホワイトバランスナビ」の搭載で、調整工数を1/2に削減
調整補助機能「ホワイトバランスナビ」により、目標となる色(色度)と明るさ(測光量)、およびそれぞれの許容範囲を設定し、測定して得られた指示範囲にR、G、およびBそれぞれの光源の強さ(放射量)を合わせるだけで、目標の色と明るさに調整できます。これにより、従来の調整方式に比べて、調整工数を1/2に削減できます。
3.物理量補正機能を搭載し、機差の最小化を実現
複数の測定器を使用する際には、それぞれの測定器の個体差(機差)が測定値に影響を与えることがあります。これら3製品には、「重心波長オフセット補正」と「放射量ゲイン補正」という2つの物理量を補正する機能が搭載されています。お客さまの基準とする標準レーザ光源に合わせて補正できますので、機差による測定値への影響を最小にできます。
■各製品の主な測定項目
RGBレーザ照度計TM6102: 放射照度、重心波長、照度、色度
RGBレーザ輝度計TM6103: 放射輝度、重心波長、輝度、色度
光パワーメータTM6104: 放射束(光パワー)、重心波長、光束、色度
■主な想定顧客
ヘッドアップディスプレイのメーカー
ヘッドマウントディスプレイのメーカー
ピコプロジェクタのメーカー
■価格
RGBレーザ照度計TM6102: 400,000円(税抜)
RGBレーザ輝度計TM6103: 600,000円(税抜)
光パワーメータTM6104: 550,000円(税抜)
■年間販売目標台数
200台 (3製品合計)
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