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200Ms/秒の高速測定、従来比32倍のリアルタイム保存を実現。フラッグシップモデル メモリハイコーダMR6000発売

MR6000

掲載日:2017年11月1日


HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:細谷和俊)は、このたびメモリハイコーダMR6000を発売いたしました。


当社は1983年にメモリハイコーダを初めて発売しました。現在、そのラインナップは多岐にわたり、2chでコンパクト・軽量化を実現したハンディタイプから、プラグインユニット形式で主に16ch測定可能なスタンダードタイプ、生産ラインに組み込まれる多チャネルタイプ(54ch)などを揃えています。このたび発売するMR6000は従来比10倍の200MS/秒の高速測定を可能にし、従来比32倍の高速リアルタイム保存を実現した、フラッグシップモデルとも言うべき製品です。


主な使用用途
1.インバータ性能試験
200MS/秒でありながら16chの絶縁測定が可能であり、インバータ性能試験で求められる高速・高電圧信号の測定をより正確に、より安全に実現します。
2.電子制御ユニット(ECU)の信号記録
自動車、輸送機などの電子制御ユニット(ECU)の信号記録では、多チャネルの測定が求められます。4chアナログユニットU8975(MR6000と同時発売)を使用することで、最大32チャネルの同時測定が可能です。
3.多現象測定
MR6000は装着するユニットを選択することで、電圧だけでなく、電流や温度、ひずみ、周波数などさまざまな物理現象を測定することができます。多現象測定では威力を発揮します。


製品の特長
1.高速アナログユニットU8976の組み合わせにより、従来比10倍の200MS/秒の高速測定を実現
MR6000のプラグインユニットとして、このたび高速アナログユニットU8976を同時発売します。U8976と組み合わせることで、従来比10倍の200MS/秒※の高速測定が可能になりました。これにより、モーター、インバータ性能試験などで求められる微細な波形変化も捉えることができます。
※1秒間に2億回の測定
2.従来比32倍の高速リアルタイム保存を実現
実験現場では、一度しか測定機会がないことから、すべての現象を一度に全て計測したいというニーズがあります。この測定データ量は膨大なため、記録媒体にリアルタイムでデータ保存をするには制約がありました。MR6000では、オプションのSSDユニットU8332と組み合わせることで、32ch使用時にも1MS/秒のデータをリアルタイムで1時間保存することが可能になりました。これにより、データの転送速度が従来比で32倍に向上しました。
3.新機能「メモリハイコンシェルジュ」で異常波形の自動検索が可能
MR6000には新機能「メモリハイコンシェルジュ」を搭載しました。これは、あらかじめ設定した基本波形の特徴を自動で検出し、測定したすべてのデータから類似性の低い波形を異常波形として自動検索する機能です。測定データは膨大な量になることも多いことから、この新機能により作業効率が大幅に向上します。
4.インタフェースを刷新し、保存時間を従来比約1/10に短縮
メモリハイコーダの測定データは膨大な量であることから、測定終了後の記録媒体へのデータ保存に要する時間が長いという問題がありました。MR6000のインタフェースを刷新し、内部メモリからのデータ転送を改善することで、保存に要する時間を従来比約1/10に短縮できました。
5.タッチパネルの採用で設定動作も軽快に
MR6000には、タッチパネルを採用しました。従来機のなかには、意図した設定をするまでに複数回のキー操作を必要としてきました。タッチパネルの採用により、設定をダイレクトにできるようになり、設定動作も軽快になり作業時間の短縮を実現できました。


価格
 メモリハイコーダMR6000: 1,250,000円(税抜)
 メモリハイコーダMR6000-01(リアルタイム波形演算、デジタルフィルタ演算付): 1,420,000円(税抜)



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