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ACクランプメータCM3289を発売。センサ部の形状をスリムにし、狭い配線の挟みやすさを向上

CM3289

掲載日:2018年3月19日


HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:細谷和俊)はこのたびACクランプメータ CM3289(測定方式:真の実効値方式)を発売いたします。
CM3289は従来製品(ACクランプメータ 3280-20F)を改良し、センサ部の形状をスリムにし、狭い配線での挟みやすさを向上させました。


CM3289の特長
1.センサ部の形状をスリムにし、狭い配線も挟みやすく
ビルや工場の電気設備を正常に運営するためには定期的に保守管理をする必要があり、その際に電流や電圧を測定しています。こうした保守管理の現場で使われる測定器(クランプメータ)を、当社は長年お客様に提供してきました。
近年、配電盤の小型化などによって配線が密集してきたため、今までよりもケーブル間が狭くなり、従来のセンサの形状ではケーブルを挟めない場合がでてきました。このたび発売するCM3289はセンサ部の幅を狭く、先端を尖った形状にし、狭い配線間でもスムーズに挟み込むことができます。センサを開いた状態の幅は、3280-20Fが82㎜であるのに対してCM3289は71㎜ですので、11㎜省スペース化が図られました。


<従来製品と新製品の比較>

 

センサ部の幅

センサ先端部

の厚さ 

センサを

開いた際の幅 

 3280-20F(従来製品)

 58mm

 9.3mm

82mm

 CM3289(新製品)

 50.4mm

8.3mm

 71mm



従来製品(3280-20F)から引き継いでいる特長
1.広い使用温度範囲により、さまざまな温度環境にも対応可能
CM3289の使用温度範囲は-25℃~65℃となっています。この広い温度範囲により、氷点下を下回る寒冷地や40℃を超えるような暑さが厳しい地域でも使用できますので、世界のさまざまな気候に対応できるようになりました。
2.フレキシブルカレントセンサと組み合わせることで、込み入った場所での測定も容易に
CM3289のオプションとしてACフレキシブルカレントセンサCT6280を用意しています。CT6280は、センサ部分が柔軟な構造ですので、CM3289の固い樹脂製のセンサ部(ジョー)で測定できなかった箇所でもクランプが可能です。また、CT6280のケーブル断面径は5mmと、他社製品と比べて細くなっているため、配線が込み入った場所でもクランプがより容易です。
さらにCT6280は大電流に対応しており、CM3289と組み合わせ最大4199Aの電流が測定可能です(CM3289単体では1000Aまで測定可能)。
3.ひずんだ波形でも正確に電流測定できる真の実効値方式に対応
交流電流の測定方式として、平均値方式(MEAN)と真の実効値方式(True RMS)の2つがあります。ひずみのない正弦波であれば、どちらの測定方式でも電流を正確に測定できます。しかし、インバータ装置やスイッチング電源などにより波形がひずんだ場合には、平均値方式では正しく測定することができません。正確に測定するには、真の実効値方式に対応したクランプメータを用いる必要があります。CM3289は真の実効値方式に対応していますので、ひずんだ波形でも正確に電流を測定することができます。


年間販売目標台数
 15,000台


価格
 ACクランプメータ CM3289: 13,000円(税抜)



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