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高い信頼性で複数のバッテリーを切り替え測定できるマルチプレクサを発売

スイッチメインフレームSW1002

マルチプレクサモジュール

掲載日:2018年6月11日


HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:細谷和俊)は、スイッチメインフレームSW1001、SW1002とマルチプレクサモジュールSW9001、SW9002を発売します。
本製品は複数のバッテリーを切り替えて測定することができるマルチプレクサ(多チャンネル切替器)です。当社製品である直流電圧計DM7276やバッテリインピーダンスメータBT4560といったバッテリー向け測定器と組み合わせることで、複数のバッテリーの開放電圧や内部インピーダンス(内部抵抗)などを測定できます。スイッチメインフレームSW1001、SW1002に搭載するマルチプレクサモジュールSW9001、SW9002はインピーダンス計測に配慮して回路設計がされているため、測定値の誤差が小さく信頼性の高い多チャンネル測定を実現します。



--開発の背景--

バッテリー市場は電気自動車の普及や再生可能エネルギーの導入拡大によって、さらに拡大するとみられています。今後リチウムイオン電池から全固体電池、燃料電池と進んでいくなか、バッテリーの研究開発は今後も加速していくことが予想されています。
バッテリーモジュールは多くのバッテリーセルから構成されているため、多チャンネルで特性を評価する必要があります。現状はバッテリー向け測定器用のマルチプレクサがないため、多くのユーザーが自作しています。しかし自作のマルチプレクサは、測定値の誤差が大きくなってしまう、配線が難しいなどの課題が多く、メーカーによる信頼性の高いマルチプレクサの提供が求められてきました。
当社はこのようなユーザーの要望に応えるべく、開発を進めてきました。

 

--特長--

1.信頼性の高い多チャンネル測定が可能

本製品は複数のバッテリーを切り替えて測定することができるマルチプレクサ(多チャンネル切替器)です。バッテリー向け測定器と組み合わせ、多チャンネル測定が行えます。
SW1001はマルチプレクサモジュールを組み込むスロットが3か所、SW1002は12か所用意されており、測定チャンネル数に合わせてモジュール数を調節できます。SW1002の場合、電池電圧測定で最大264ch、内部インピーダンス測定で最大132ch測定できます。
また、マルチプレクサモジュールはインピーダンス計測に配慮して回路設計されており、測定値の誤差が小さく信頼性の高い多チャンネル測定を実現できます。


 

2.異なる測定機能のバッテリー向け測定器を2台まで接続可能

2種類の測定器を順次切り替えて、開放電圧、内部インピーダンス、外装電位など複数の項目を1つのシステムとして構成できます。当社バッテリー向け測定器との組み合わせ確度を保証しているため、安心してお使いいただけます。


 

3.短絡保護ヒューズを各チャンネルに内蔵

バッテリー測定時にマルチプレクサが万が一内部短絡した場合に備え、各チャンネルに短絡保護ヒューズを内蔵しています。多チャンネル電池セルの短絡による事故を未然に防ぎます。


--年間販売目標台数--
 120台


--価格--
スイッチメインフレーム SW1001 (3スロット) : 150,000円(税抜) 
スイッチメインフレーム SW1002 (12スロット): 280,000円(税抜)
            ※スイッチメインフレームにマルチプレクサモジュールは付属していません。
マルチプレクサモジュールSW9001(2線式/4線式):60,000円(税抜)
マルチプレクサモジュールSW9002(4端子対)       :80,000円(税抜)



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