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CAN 信号とアナログ測定データを一元管理 メモリハイロガーの魅力を向上するCAN ユニット発売

掲載年月日:2021年12月9日


HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:岡澤尊宏)は、このたび、メモリハイロガー専用オプションのCAN ユニットU8555 およびワイヤレスCANユニットLR8535 を発売します。これらのCAN ユニットを使用することで、CAN 信号とアナログ測定データを1 台のメモリハイロガーLR8450 または LR8450-01 で記録、表示することができます。自動車をはじめとした輸送機器分野における開発、評価の効率化に貢献します。


CAN ユニット U8555(左)とワイヤレスCAN ユニット LR8535(右)


■開発の背景
自動車の内部の情報伝達は、CAN(Controller Area Network)と呼ばれる通信規格が使われています。自動車には数多くの車載センサーが搭載され、CAN 信号として伝達しています。さらに、開発や評価においては、電圧や温度といったアナログ測定データを取得します。これまでCAN 信号と、アナログ測定データは別々の測定器を必要とし、一元管理が難しいといった課題がありました。
また、CAN 通信は拡張性が高く、自動車をはじめとする輸送機器分野以外にもロボット、医療機器、工場のIoT システムでの利用が広がっています。これらの分野でも、CAN を介して伝達される信号と、同時にさまざまなアナログ測定データを一元管理する要望が高まっています。


■特長
1. 1 台のデータロガーで、CAN 信号とアナログ測定データの両方を記録
自動車に搭載されている車載センサーのCAN 信号と、開発や評価で取得した電圧や温度といったアナログ測定データの双方を1 台のメモリハイロガーで一元管理できます。CAN信号をリアルタイムでアナログ波形に変換して表示できるため、データ間の変化点や関連性の把握が容易となり、開発や評価を効率的に進められます。

2. アナログ測定データをCAN 信号へ変換(U8555)
CAN ユニットU8555 を使用すれば、メモリハイロガーLR8450 またはLR8450-01 に集結するアナログ測定データをCAN 信号として出力することができます。アナログ測定データをCAN 信号に変換すれば、データの管理をCAN 信号に一本化できます。CAN 信号での一元管理が実現し、既存のCAN システムへの統合や、市販のCAN 解析ソフトの利用も可能です。

3. 無線通信とバッテリー駆動により、配線の煩わしさを低減(LR8535)
ワイヤレスCAN ユニットLR8535 は、メモリハイロガーLR8450-01 と無線通信するCAN ユニットです。無線通信かつバッテリー駆動により、配線の煩わしさが低減します。さらに、配線が困難な場所での測定もできるため、設置場所に困りません。

4. CAN FD の測定にも対応
自動車の高性能化に伴い、より高速で、より多くの情報伝達できる規格としてCAN FD が注目されています。U8555 およびLR8535 は、次世代通信規格CAN FD の測定も対応しています。


メモリハイロガーとCAN ユニットの接続イメージ


■主な用途
自動車、バイク、建機、農工機、航空機、ロボットなどの機器開発および評価

■年間販売目標台数(国内外)
U8555 500 台
LR8535 200 台

■発売予定日
国内 2021 年12 月17 日(金)
外国 2022 年2 月17 日(木)

■価格(税込み)
CAN ユニット U8555 180,000 円(198,000 円)
ワイヤレスCAN ユニット LR8535 240,000 円(264,000 円)

※U8555, LR8535 のみでは測定できません。メモリハイロガーLR8450(無線なしモデル)またはLR8450-01(無線LAN 搭載モデル)が別途必要です。

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