HIOKI（日置電機株式会社：長野県上田市、代表取締役社長：岡澤尊宏）が生産販売しているバッテリテスタ（特許第6616987号）が、このたび公益社団法人発明協会主催の「令和4年度関東地方発明表彰」において、長野県発明協会会長賞を受賞しました。今回の受賞は、当社のバッテリテスタに搭載していますノイズリダクションテクノロジーの技術を高く評価いただいたことによるものです。当社では令和3年度に続き2度目の地方発明表彰受賞となります。
近年、電力供給に関する問題や自然災害等による停電が多数発生しています。このような状況に備えた無停電電源装置は各種施設・設備に多数設置され、その保守管理の重要性が高くなっています。無停電電源装置は、一般的には数十個以上の鉛蓄電池が直列に接続され、その一つでも故障するとシステム全体が停止するため、個々の電池の点検が必要となります。
当社のバッテリテスタは設備を停電させることなく、稼働状態のまま電池の内部抵抗と電圧を測定して電池の状態を点検することが可能な製品です。また、バッテリテスタに搭載されたノイズリダクションテクノロジーの技術は、電池の状態を点検する際の測定値のふらつきを軽減することで、点検時間を大幅に短縮し作業効率の向上に寄与します。
無停電電源装置は全世界で使用されており、今後も途上国の情報インフラ整備や、国際的なデータセンターの需要に合わせて設備拡大が進むと考えられ、全世界で有効に活用されることが見込まれます。当社は今後も人々の安全で安心な暮らしを支えるとともに、研究・技術開発をとおして社会課題の解決に取り組んでまいります。
■ 受賞および受賞者
長野県発明協会会長賞
バッテリテスタ（特許第6616987号）
日置電機株式会社 ESユニット バッテリブロックリーダー 飯島淳司
日置電機株式会社 DBユニット アナログブロック 長井秀行
※表彰式は、11月18日（金）に、ベルクラシック甲府（山梨県甲府市）で行われました。
■ 製品のご紹介
バッテリテスタBT3554-50シリーズ
測定記録音声ガイドでUPSや鉛蓄電池の劣化診断を効率化
バッテリテスタBT3554-50シリーズは、UPS や鉛蓄電池の劣化診断をサポートする標準器です。インピーダンス法によって電池の内部抵抗と電圧を測定しているため、電池を装置に接続したまま無停電状態で診断できます。ノイズが発生する環境でも、独自のノイズリダクションテクノロジーによって正確に測定できます。
※画像はノイズリダクションテクノロジーが搭載された製品の一つ
バッテリテスタBT3554-51
製品についての詳しい情報は、当社WEBサイトをご覧ください。
■ 公益財団法人発明協会 地方発明表彰
大正10年に始まった地方発明表彰は、全国を8ブロック（北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州）に分け、各地域において優れた発明、考案または意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰する制度です。
令和４年度関東地方発明表彰受賞者一覧のページはこちらからご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
総務部 総務課
TEL：0268-28-0550（代表）
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