掲載年月日:2025年9月10日
日置電機株式会社(本社:長野県上田市、代表取締役社長:岡澤尊宏、以下「HIOKI」)の社員が、ジャパン・エネルギー・サミット2025内で開催された「エネルギーイノベーターズチャレンジ(フューチャー・リーダー部門)」で最優秀賞を受賞しました。
「ジャパン・エネルギー・サミット」は、国内外のエネルギー業界のリーダーや政府関係者、科学者が集まり、未来のエネルギーについて議論する国際的なイベントです。その一環として行われる「エネルギー・イノベーターズ・チャレンジ」は、革新的なアイデアを持つスタートアップや若手専門家が、業界関係者の前でプレゼンテーションを行うコンペティションです。
当社エンジニアのNor Aziana Aliteh(ノル アジアナ アリテー)は、「どのような技術を活用すれば、水素を手頃な価格で生産できるか」という課題テーマに対し発表を行いました。HIOKI製電解セルアナライザALDAS(Active Line Device Analysis System)の計測技術が、水素製造コストの削減にいかに貢献するかを詳細に説明し、新エネルギー普及に不可欠なツールとしてその有用性を訴えました。
(左)プレゼンテーション会場、(右)プレゼンテーションの様子
受賞者のコメント
私たちは、水素製造における主要な課題に直接アプローチできるシステム、ALDASを設計しました。このシステムを導入することで、課題解決だけでなく、この分野の研究を加速させることができます。今回のチャレンジは、私たちが開発したソリューションの可能性をPRする重要な機会となりました。見過ごされがちながらもエネルギーの進歩に不可欠な計測技術について、広く人々に知ってもらう良い機会だと感じています。今後は、ジャパン・エネルギー・サミット2026での発表の機会も得られたため、引き続き計測技術の重要性について啓蒙活動を行っていきたいと考えています。
(左)受賞者のノル アジアナ アリテー、(右)授賞式の様子
受賞者の紹介
計測ラボラトリー 水素エナジーソリューション課
Nor Aziana Aliteh(ノル アジアナ アリテー)
ALDASおよび電気計測機の開発に携わる
電解セルアナライザALDAS
https://www.hioki.co.jp/jp/products/detail/?product_key=2011