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CT6700
掲載日:2014年12月25日
HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたび、電流プローブCT6700とCT6701を発売いたしました。両新製品は従来製品に比べて感度が10倍に向上し、1mAという微小な電流でも波形をはっきりと見ることができるようになりました。
■主な使用用途
現在、以前にも増して微小電流測定のニーズが高まっています。
携帯電話やスマートフォンなど、バッテリーを搭載した小型携帯機器は、消費電流の低減によって使用時間を長くすることが望まれています。また環境にやさしい電気製品・機器や自動車などには、地球温暖化対策としてますます高いエネルギー使用効率が求められています。このような製品や電子部品の開発では動作電流の速い変化を観測することも必要です。
こうしたニーズに応えるためには微小な電流波形を高精度に観測できることや、広い周波数応答性が必要です。
当社は、以前から低電流測定を行なう、周波数特性が広い電流プローブを発売していましたが、感度の高い性能を求めるニーズを踏まえ、従来に比べ高感度の電流プローブを開発してまいりました。
■CT6700、CT6701の特長
1.従来製品に比べて感度10倍で、1mA波形をはっきり観測可能に
電流プローブは電流をセンサで感知し、それを電圧に変換、その電圧を記録装置に入力することで波形観測に使われます。従来製品では1Aの電流値に対して、0.1Vを出力する交換比率(レート)でした(0.1V/A)。今回発売するCT6700/CT6701はともに出力レートが1V/Aであり、感度が10倍に向上しました。つまり、同じ電流値でも従来製品に比べて10倍の電圧を出力できるようになりましたので、波形をはっきり表示することができます。これにより、1mAの低電流の波形も、はっきり見えます。
2.ノイズの影響で見えなかった微小電流の測定が可能に
従来の電流センサを用いて、オシロスコープで微小電流を測定した場合、これまでは出力電圧が低く、電流波形をはっきりと見ることができませんでした。電流と電圧の出力レート(V/A)が低い場合、オシロスコープではS/N※比の低い高感度レンジを設定しなければならず、微小電流はノイズに埋もれていました。
しかし、CT6700/CT6701では従来比で出力レートが10倍に向上し、さらにノイズを低減させたことにより、S/N比の高い低感度レンジで測定可能になりました。同じ電流値でも、従来製品に比べて明瞭な波形で観測できます(下写真)。
S/N比:信号に対するノイズの量を対数で表したもの。数値が大きいほど、ノイズが少なく、高品質の信号測定が可能。
3.プローブ本体の小型化で快適な測定が可能に
従来製品に比べて、体積を約40%削減できました。これにより、配線の多い込み入った場所でも、快適に測定することができます。
4.警告機能の搭載により、安心した測定が可能に
プローブに定格以上の過大な電流が入力されると、本体の警告ランプが点滅します。また、十分にロックされていない状態で測定する場合には、「UNLOCKED」の表示が出て、警告ランプが点滅します。これにより、安心して測定できます。
5.ゼロ調整と消磁機能がワンボタンかつ自動で可能になり、測定の効率向上
電流センサは測定誤差をなくすために、使用前には消磁、ゼロ調整を行ない、測定値ゼロの位置の調整を行っています。従来は手動で行なっていたために手間がかかっていましたが、CT6700とCT6701はワンボタンで自動に行えますので、測定の効率が高まりました。
また、大電流測定後にはセンサが電流の影響を受けているために、消磁機能を使って誤差を解消する必要があります。ボタンを長押しすることにより、消磁、ゼロ調整を実施できます。
■価格(税抜)
電流プローブ CT6700(DC~50MHz、5A MAX): 230,000円
電流プローブ CT6701(DC~120MHz、5A MAX): 300,000円
※電流プローブCT6700とCT6701を使用する際には、別途電源が必要になります。
電源 3269(電流センサ4本接続可能): 75,000円
電源 3272(電流センサ2本接続可能): 50,000円
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