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アナログ32ch、ロジック32ch測定可能なメモリハイコーダ MR8827を発売 測定サンプリングは20倍に向上

MR8827

ユニット装着したMR8827

掲載日:2014年12月5日

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたび、メモリハイコーダMR8827を発売いたします。MR8827は、従来機種(8826)が持つ多チャネル測定という特長を引き継ぎつつ、測定サンプリング/秒を20倍に向上させるなどの改良を加えたメモリハイコーダです。

■主な使用用途
 当社は、1998年にメモリハイコーダ8826を発売いたしました。この8826は、アナログ信号を32チャネル、ロジック信号を32チャネル測定できる製品としてこれまで多くのお客さまにご使用いただいてきました。今回、8826の機能を向上させた製品として、MR8827を開発しました。
 MR8827は、以下の用途での使用が想定されます。
1.発電所、変電所のシステム監視
  発電所や変電所は、多くのさまざまな機器が組み合わされ、電気信号によって一つのシステムとして制御されています。
  このシステムは電力を安定供給するために定期的、または継続的に適切に運用されているか監視する必要があります。その際に、多数の電気信号や電力ラインを計測する必要があるため、多くの電気信号を同時に計測できるMR8827が最適です。
2.輸送機器開発の評価試験(モーター・インバーターの評価、検査)
 MR8827は、自動車などの輸送機器開発の評価試験での使用も想定しています。そのなかの一つが、モーター・インバーターの評価、検査です。
 電気自動車には、モーターが搭載されています。モーターの回転数は周波数に比例して変化します。そのため、周波数を適切に管理することで、モーターを効率的に稼働することができます。この周波数を制御し効率的にモーターを稼働させる装置がインバーターです。
 MR8827により電圧、電流、温度、周波数を同時に測定することで、インバーターによってどれだけモーターが効率的に稼働されているかを評価できます。

■MR8827の特長
1.最大92チャネルまでのアナログ・ロジック混在測定が可能
 MR8827はオプションのユニットを最大16個(32チャネル)まで装着可能で、標準のロジック入力とあわせて、64チャネルの測定が可能です。また、オプションのロジックユニットを装着すると最大で92チャネルまでのアナログ・ロジック混在の同時測定が可能です。多チャネル測定が必要なお客様に最適のメモリハイコーダです。
 また、入力と本体間およびチャネル間は電気的に絶縁されていますので、安全に測定できます。
2.測定サンプリングは20Mサンプリング/秒で、従来機種の20倍の速さに
 MR8827の測定サンプリングは、全チャネル同時で最速20Mサンプリング/秒となっています。これは、1秒間に2,000万回のデータ測定を行なうことを意味します。従来機種では、1Mサンプリング/秒でしたので、その測定スピードは20倍に向上しました。
3.測定周波数帯域はDC~5MHzとなり、従来製品と比べて拡大
 MR8827とアナログユニット8966を組み合わせて使用した際の測定周波数帯域はDC~5MHzとなっています。従来製品(4チャネルアナログユニット8946との組み合わせ使用)では、DC~400kHzでしたので、モーター・インバーター評価といった高周波測定が必要な場合に対応できます。

■価格(税抜)
 MR8827: 1,000,000円

■年間販売目標台数
 100台


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