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世界初となる0402サイズSMDを高精度4端子測定 SMDテストフィクスチャIM9100を発売

IM9100

IM9100(LCRメータに装着時)

掲載日:2014年6月27日

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたび世界初となる0402サイズのSMDを高精度に4端子測定するSMDテストフィクスチャIM9100を発売いたしました。
 スマートフォンの普及により、基板表面に実装する部品(SMD)の小型化が進んでいます。IM9100は今後主流になる0402サイズ(0.4mm0.2mm)のSMD測定に対応するものです。また、4端子構造になっていますので、低インピーダンスのSMDでも正確に測定できます。さらにIM9100は非常に小さなSMDを簡単、確実にセットできる構造になっています。これにより、手間をかけずに4端子による高精度測定ができます。
 IM9100はLCRメータ本体に装着して使用します。

■開発の背景
 現在、基板表面に実装する部品(SMD)はスマートフォンの市場動向の影響を受けて、小型化が進んでいます。2010年前後は1005サイズ(1mm0.5mm)のSMDが主流でしたが、その後0603サイズ(0.6mm0.3mm)が急速に普及しており、今後は0402サイズ(0.4mm0.2mm)が主流になっていく見通しです。
 SMDの測定例として、部品メーカーでは、製品開発で周波数特性などの測定をしたり、生産工程で抜き取り検査をしたりする必要があります。またSMDを使用する家電メーカーなどでは納品されたSMDの受け入れ検査や実使用条件における特性の測定をする必要があります。その際に、SMDテストフィクスチャという測定治具を用いて、測定する必要があります。しかしながら、0402サイズについては、これまで2端子構造のフィクスチャしか存在しなかったため、世界初となる0402サイズを対象にした4端子構造のフィクスチャを開発し、より高精度の測定を提供することが可能となりました。
 
 ※4端子構造:SMDテストフィクスチャには4端子構造と2端子構造の2種類あります。低インピーダンスのSMDを高精度に測定する際には、測定器とフィクスチャを接続する配線抵抗やフィクスチャと被測定物との間に生じる接触抵抗などの影響が大きな阻害要因となってしまいます。2端子構造ではこの阻害要因により正確に測定することはできない一方、4端子構造であれば正確に測定できます。
 
■主な使用用途
 電子部品メーカーにおける電子部品の抜き取り検査や、製品開発時の特性評価
 家電メーカーにおける電子部品の受け入れ検査や、性能測定

■製品の特長
1.高精度な測定を可能にする構造
 フィクスチャの電極と被測定物の間に生じる接触抵抗の影響を低減するため、4端子でプロービングできる構造になっています。
 測定対象は0402、0603、1005の3サイズに対応できます。
2.小さなSMDを簡単、確実に測定できる構造
 非常に小さなSMDをフィクスチャにセットするには、大きな手間がかかってきました。今回発売するIM9100は、SMDのサイズごとに測定プローブまで誘導するガイド溝を設けています。簡単、確実にSMDをセットできる構造になっています。

■価格
 SMDテストフィクスチャIM9100 : 500,000円(税抜)
 
 
 
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