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ワンタッチ自動測定などで測定作業の効率向上 接地抵抗計FT6031-03を発売

FT6031-03

汚れても洗える、防塵・防水性能 IP67

掲載日:2014年5月29日

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたび接地抵抗計FT6031-03を発売いたします。
 接地とは、一般的に電気機器を大地につなぐことをいいます。接地は電極を大地に埋め込むことで実現しており、この電極と大地の間の抵抗を接地抵抗とよんでいます。接地抵抗計は、この接地抵抗を測定する計測器です。
 FT6031-03は操作性の改良をすることで、測定作業の効率を向上させています。さらに砂ぼこりが舞う屋外での使用に耐え、また土が付着しても水洗いできるように、防塵性と防水性を高めました(国際保護等級IP67)。このほか、測定コードの巻き取り器の構造を見直し、準備と片付けの時間短縮を可能にしています。

■接地抵抗測定の必要性
 接地とは、一般的に電気機器を大地につなぐことをいいます。電気設備が故障したり劣化したりした場合に人間が感電しないようにするための手段として接地は必要不可欠です。
 接地は電極を大地に埋め込むことで実現しており、この電極と大地の間の抵抗を接地抵抗とよんでいます。安全上の理由から接地抵抗は基準値以下にすることが求められています。接地の安全性を確認するために、接地抵抗の測定が必要になります。
 
■測定の対応方式
 「電気設備の技術基準の解釈」第17条で定めるA、B、C、D種の接地工事
 (平成25年12月24日改正)

■製品の特長
1.ワンタッチの自動測定と補助接地棒の差し直し回数削減で、作業の効率が向上
 従来製品では、(1)地電圧のチェック(2)補助接地極のチェック(3)接地抵抗測定という3つの操作を手動で行ってきました。FT6031-03では、測定ボタンを押せば、従来の3つの操作を自動で行いますので、測定効率が向上しました。
 接地抵抗を測定する際には、補助接地棒を地面に差し込む必要があります。従来製品では補助接地極の抵抗の許容範囲が狭かったため、乾燥した場所で測定するためには補助接地棒を何度も地面に差し直して補助接地極の抵抗を下げなければなりませんでした。
 FT6031-03では許容範囲を従来の10倍に拡大しましたので、補助接地棒を差しなおす回数が大幅に削減されます。
 ワンタッチによる自動測定開始と接地補助棒の差し直し回数の削減により、測定作業の効率が大幅に向上します。
2.防塵・防水機能が向上し、現場での測定に最適(国際保護等級IP67)
 砂ぼこりの舞う厳しい環境下での使用に耐えるためFT6031-03は防塵性を向上させました。また、測定器を地面に置いて使用するため、土が付着し汚れることから、測定器本体を丸洗いできるように防水性を高めました。FT6031-03は、深さ1メートルの水中でも30分間耐えられる防水性能を備えています。
 FT6031-03は、国際保護等級IP67を取得しています。国際保護等級IPとは、「IEC(国際電気標準会議)」が定めた固形異物や水からの保護の程度を表したものです。
 【固形異物からの保護】 等級6(最上位): 粉塵が内部に侵入しない。
 【水からの保護】 等級7(上位2番目): 規定の圧力、時間で一時的に水中に浸水しても内部に浸水の形跡がない。
3.標準付属の便利な巻き取り器により、準備と片付けの時間短縮を可能に
 接地抵抗測定の際にわずらわしいのが、測定コードの準備と片付けです。
 接地抵抗を測定するには、10~20メートルの測定コードで測定器と地面に差し込んだ電極をつなぎます。従来製品(左下写真)では、リールに測定コードを巻きつけただけの構造でしたので、1本ずつ測定コードを地面に這わせて準備し、また手で測定コードをリールに巻きつけて片付けていました。
 FT6031-03は、巻き取り器を2つ標準付属しています。この巻き取り器は片手で2つ持ちながら、測定コードを引き出せますので、2本同時に用意できます。また、リールを回して巻き取ることができるので、従来製品に比べて、2倍のスピードで測定コードを巻き取ることができます。これにより、準備と片付けの時間短縮が図れます。
4.高さ1メートルから落下しても耐えられる堅牢な設計(ドロッププルーフ)
 FT6031-03は、コンクリート上に高さ1メートルから落下しても壊れない堅牢な設計(ドロッププルーフ)にしています。
 
■価格
 接地抵抗計FT6031-03 : 42,000円(税抜)

■年間販売目標台数
 7,000台(国内・外国合わせて)

 
 
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