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広い温度範囲で高精度に電流測定が可能に AC/DCカレントプローブ2製品を発売

CT6841

【イメージ】エンジンルーム内の測定

掲載日:2014年5月23日

 HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:町田正信)はこのたびAC/DCカレントプローブCT6841(定格電流AC/DC20A)とCT6843(定格電流AC/DC200A)を5月23日に発売いたします。
 新製品は電気自動車などの開発現場における、広い温度範囲で高精度に電流測定をしたいといった計測ニーズに対応しています。

■開発の背景
 電気自動車やハイブリッド自動車の開発では、モーターの効率評価が行われています。その際にエンジンルーム内の配線に流れる電流を高精度に測定する必要があります。電流を高精度で測定するためには、これまで貫通型の電流センサが使われていました。しかし、実際の車両で電流を測定するには、配線を簡単に外せませんので、貫通型の電流センサを用いることができません。さらにエンジンルームはエンジンや配線で狭く込み入った空間であり、また高温状態にあります。こうしたことから、高精度で、小型かつ広い温度範囲でも測定できる電流センサが求められていました。今回発売するAC/DCカレントプローブCT6841とCT6843は、この測定ニーズに対応する製品です。
 
■主な使用用途
 ・電気自動車、ハイブリッド自動車のモーター効率評価
  (エンジンルーム内の電流測定)
 ・太陽光発電設備のインバータ、パワーコンディショナの効率評価

■製品の特長
1.従来機種に比べて、高精度の測定が広い温度範囲で可能に
 従来製品(9277、9278)に比べて、新製品はともに高精度で、広い周波数帯域の測定ができます。さらに使用温度範囲は、-40℃~85℃となっています。従来製品(0℃~40℃)に比べて広い温度範囲での測定が可能です。高温になるエンジンルームでの測定に対応できます。
<測定確度>
 新製品(CT6841、CT6843):0.3%rdg.
 従来製品(9277、9278):0.5%rdg.
<測定周波数帯域>
 ・新製品
   CT6841:DC~1MHz
   CT6843:DC~500kHz
 ・従来製品
   9277、9278:100kHz
<使用温度範囲>
 新製品(CT6841、CT6843):-40℃~85℃
 従来製品(9277、9278):0℃~40℃    
<定格電流>
 ・新製品
   CT6841:AC/DC20A
   CT6843:AC/DC200A
 ・従来製品
   9277:AC/DC20A
   9278:AC/DC200A

 またCT6841とCT6843は、従来製品に比べ、周辺の配線から受けるノイズの影響を軽減していますので、より正確な測定ができます。
2.センサヘッド部と握り部分を小型化し、狭い場所でのクランプ測定が従来より容易に
 自動車のエンジンルームは、エンジンや多くの配線により、狭く込み入った空間になっています。新製品は、センサヘッド部と握り部分を小型化し、そうした狭い場所でもの測定が従来に比べて簡単になりました。センサ部は強靭なロック構造にしていますので、外部衝撃で外れることもありません。
 また、従来製品のヘッド部(赤丸部分)が角形だったのと比べて、新製品は丸い形状にしていますので、込み入った場所にある配線でもセンサヘッド部で挟みやすくなりました。
   
■価格
 AC/DCカレントプローブCT6841 : 160,000円(税抜)
 AC/DCカレントプローブ CT6843 : 160,000円(税抜)
   
■年間販売目標台数
 1,000台(2製品の合計 国内・外国合わせて)
    
    
    
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