アプリケーション・用途

ペルチェ素子の抵抗チェック

ペルチェ素子の内部抵抗を測定することで、金属・半導体・接合状態などを検査することができます

■ポイント


・ペルチェ素子は直流電流を流すと接合面で「発熱/冷却」し、また電流の方向を逆にすると「発熱/冷却」を反転することができる金属と半導体を組み合わせたデバイスです。
・接合状態などを測定する場合、直流電流で抵抗を測定するとペルチェ素子内で熱移動があるため、冷却面・発熱面が生じて抵抗値が安定しないことがあります。
・ペルチェ素子測定のアプリケーションでは、直流電圧測定機能を使わず、交流抵抗測定機能だけを使用します。 交流電流での測定であれば、熱移動、温度変化が少なく安定した抵抗測定が可能です。

・ペルチェ素子には数mΩといった低抵抗のデバイスもあります。

・BT3562は交流電流(測定周波数1kHz)での内部抵抗測定ができ、最小分解能0.1μΩなので、低抵抗の ペルチェ素子でも高精度な測定が可能です。


■補足


・バッテリハイテスタBT3562は交流抵抗と直流電圧を同時に測定できる計測器です。

・ペルチェ素子測定のアプリケーションでは、直流電圧測定機能を使わず、交流抵抗測定機能だけを使用します。

・直流電圧値はボタン操作により非表示設定が可能です。 

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