アプリケーション・用途

大型設備の同電位検査

アース接続(接地・グランド配線)と金属筐体間の電気抵抗を小さくし、設備・システムの安全性を高めます

■ポイント

・設備のグランド電位が高くなると、使用機器の誤作動や計測の誤差になることがあります。

・電位の基準となる金属筐体の接地線との電気抵抗を小さく保つことで、設備のグランド電位を低く抑えることができます。





■詳細説明

・RM3548-50は4端子測定法を採用しているので、測定リード抵抗や接触抵抗の影響を受けずに微小抵抗を精度よく測定できます。

・大型設備では電位の基準となる金属筐体に大電流が流れることがあります。このとき金属筐体の抵抗が大きいと、電流によって電位差が生じ、使用機器の誤作動や計測の誤差になることがあります。

・金属筐体は通常接地されますが、金属筐体-接地 間の接続抵抗を小さくすることで、電流が流れても大きな電位差が生じません。グランド電位が安定するため、設備やシステムの動作が安定します。

・抵抗計で金属筐体-接地間の抵抗を測定します。このとき測定リードを設備の大きさだけ伸ばす必要がありますが、外来ノイズの影響が大きくなるのでご注意ください。

※リードを延長すると外来ノイズの影響を受けやすくなるので、測定時間を長くしたり、アベレージ機能を使うことでノイズの影響を抑えます。

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