アプリケーション・用途

半導体, ダイオードのCV特性を簡単に測定

市場の動き

代表的な半導体である、FETやダイオードはp型半導体とn型半導体が一つの結晶内でつながったPN接合という構造で形成されています。ダイオードは、ひとつのPN接合、FETはpnpまたは、npnとふたつのPN接合で形成されています。PN接合の面にかかる電圧がある値より大きくなると電子の流れが発生します。この性質を利用し、電圧の大きさで電気信号のON/OFFを制御します。素早くON/OFFする為に、電圧を高速に変化させる必要があります。そのため、数pFと低い容量であることが求められます。

課題

LCRメーターの測定信号はゼロを中心とした正弦波です。半導体にゼロを中心とした正弦波を加えると、プラス側は流れ、マイナス側は流れない半導体の特性から、測定信号が歪みます。そのため、直流電源から半導体にバイアス直流電圧をかけ、LCRメーターで容量を測定します。さらに、直流電圧を変えながら容量測定したものが「CV特性」です。しかし、LCRメーターと直流電源を組み合わせた測定には、各機器を統合して制御するプログラム構築が必要になります。

解決策

“Sequence Maker”は計測器を統合制御するExcelアドインです。USB、RS232C、LAN、GPIBといった通信インターフェースに対応しています。また、計測器の通信共通ドライバであるVISAにも対応しています。PCにつながった計測器を自動でサーチし通信を確立してくれるので、制御コマンドを制御したい順番でExcel上に記載していけば思い通りの制御ができます。

“Sequence Maker”のダウンロードはこちら

実測データ

“Sequence Maker”は計測器を統合制御するExcelアドインなので、グラフ描画や取得したデータの加工はすべてExcelの機能でできます。「自作したプログラムでデータは取れたもののどうやって加工したら良いのか」といった悩みも不要です。データの比較やレポート作成は使い慣れたExcelでおこなえます。

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