アプリケーション・用途

実稼働状態におけるリアクトルの損失解析

リアクトル損失解析の目的

パワーアナライザでリアクトル損失を直接測定することで、短時間で損失を測定することができます。
リアクトル損失における鉄損比率、銅損比率を測定することで、高効率化、小型化のための改善ポイントが分かります。
 ・鉄損比率が高い場合 → コアに問題あり。形状、材質などを改善
 ・銅損比率が高い場合 → 巻線に問題あり。線材や巻き方などを改善

測定からわかるパラメータ

U1、I1 から演算される電力はリアクトルの [全損] です。
U2、I2 から演算される電力はリアクトルの [鉄損] です。(鉄損:コアの磁性材料が交流で磁化することにより発生する損失。無負荷損、コアロス。)

[全損] と [鉄損] から [銅損] が分かります。(銅損:巻き線の抵抗成分により発生する損失。負荷損)
[鉄損] と [銅損] から [鉄損比率]、[銅損比率] が分かります。

パワーアナライザのポイント

・広い周波数帯域と位相補正機能により、リアクトルやコンデンサなどの高周波かつ低力率の電力を正確に測定可能です。
・ユーザ定義演算により、評価したいパラメータをリアルタイムに計測器本体で演算、表示できます。
・電力解析エンジンによる高速同時解析により、波形、演算値、高調波、ノイズ、FFTなど全てを画面切替だけで確認可能です。

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