アプリケーション・用途

SiCパワーデバイスを用いた鉄道用インバーターの効率評価

課題

鉄道などの輸送機器で使用されるインバーターは、高電圧の電力を変換します。この効率を測定する場合、高電圧の測定が必要です。
 また、従来のSi(シリコン)にかわる次世代素材として、SiC(シリコンカーバイド)が注目されています。SiCパワー半導体をインバーターに使用すると、「高速スイッチング制御」と「高効率電力変換」を両立できます。開発者や生産者は、このようなインバーターの効率改善効果を確認するために、0.1%単位の正確な効率測定を必要とします。この場合、出力側の電力に含まれる高周波成分の測定が不可欠です。

解決

パワーアナライザ PW8001とAC/DCハイボルテージディバイダVT1005を使用し、SiCパワー半導体を使用したインバーターの効率を測定できます。



■高電圧の測定
VT1005を使用すると最大5000 Vの電圧をパワーアナライザで測定できます。



■高周波の測定
VT1005を使用するとDC〜4 MHzの帯域を測定できます。また、測定帯域における振幅と位相の平坦性が優れているため、高精度に電力を測定できます。

関連製品一覧

ページ先頭へ

ページ先頭へ