バイパスダイオードテスタ
FT4310

昼間でも遮光せずに測定できる, バイパスダイオード開放/短絡検査装置

● FT4310なら日射下でも簡単に開放/短絡故障の検出が可能※1 ● 接続箱のストリングで簡単に検査※2 ● 1回の検査ですべて測定※3 ● 無線でデータを自動転送(iOS, Android対応※4) ※1 夜間の検査も可能です。短絡故障は昼間のみ検査できます。 ※2 屋根に登る必要がなく、作業効率が格段に向上 ※3 開放電圧、短絡電流、バイパスルート抵抗を測定し、一括表示 ※4 Bluetooth® 無線技術でデータを自動転送 タブレットorスマートフォン向けアプリ (Google PlayもしくはiOS向けApp)を使ってデータ回収ができます。 "HIOKI"で検索、"GENNECT Cross"をダウンロード!!
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新しい太陽光発電システム保守点検ガイドラインが制定されました

2016 年12 月28 日、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)及び一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)により技術資料として共同作成した「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」が公表されました。 IEC(国際電気標準会議)規格を元に、直流1500 V 以下の太陽光発電システムについて基本的な保安用件や保守項目、点検の進め方等がまとめられています。 このガイドラインにバイパスダイオードの検査が規定されています。 PVモジュールが影になる、汚れるなどにより、BPDが断線しているとホットスポットが発生し高熱となります。 バイパスダイオードテスタFT4310は、これを未然に防止するためチェックを行うことができます。

バイパスダイオードテスタFT4310の使い方

太陽光発電システムのメンテナンスに最適。 昼間でも遮光せずに開放故障(オープン)/短絡故障(ショート)の検査ができるバイパスダイオードテスタ。実際の現場での測定を交え紹介します。

昼間でも遮光せずに測定できるバイパスダイオード開放/短絡故障装置

世界初の技術で日射下でも遮光せずに開放故障したバイパスダイオードの検出が可能になりました。 夜間の検査も可能です。 *短絡故障は昼間のみ検査できます。

接続箱のストリングでバイパスダイオードの開放/故障検査ができる

接続箱のストリングで簡単に検査ができるため、屋根に登る必要がなく、作業効率が格段に向上します。 *測定対象となるストリングを系統連系から離して測定します。

1回の検査ですべて測定

ロータリスイッチを「BPD TEST」に合わせ、スイッチを押すだけで、故障判定に必要な項目を測定し、一括表示します。 1ストリング2秒以下で測定できます。 RBPR:バイパスルート抵抗値 Voc:開放電圧値 Isc+α1:測定電流値 Isc:短絡電流値 判定:バイパスダイオードの開放の有無(コンパレータ設定時はRBPRの値でも判定)

スマホアプリ GENNECT Cross対応測定器

GENNECT CrossはiOSとAndroid用の無償アプリです。測定器がスマホやタブレットにBluetooth®通信で接続し、現場で役立つ新しい機能が満載されています。 スペシャルサイトでは、GENNECT Cross の機能、活用事例、技術情報など現場で役立つ情報を、深くお伝えしています。

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異常時は音と光でお知らせ

ブザー音と赤色発光で異常をお知らせします。 例)開放(オープン)故障時  *BPD TESTモード使用 RBPR:「オープン(opn)」と表示されます

短絡(ショート)故障を検出-高精度電圧計搭載

バイパスダイオードが短絡故障すると、太陽電池の該当する部分が発電に寄与できなくなるため、出力電圧が低下します(10 V程度)。 この差を検出することで、バイパスダイオードの短絡故障やクラスタ欠損を発見できます。 1000Vシステムの10Vの電圧の違いを見つけられるよう、高精度の直流電圧計を搭載しています。 開放電圧測定に特化している「Vocモード」を使用すれば、1秒以下で電圧差を表示し、短絡故障の判定を行えます。

便利な付属品

●首掛けできる携帯用ケース 落下する心配なし 両手が空くため確実なプロービングが可能に ●スイッチ付きリード 手元にホールド用のスイッチがあるため、本体を操作する必要なし 手元を照らすライト搭載

【参考】バイパスダイオードの故障による不具合

正常: 太陽光パネルに部分影(故障を含む)ができた時、電流をバイパスし発電効率の低下を防ぎます。 短絡故障: 短絡故障していると、発電電流がループしてしまい、電力を取り出すことができず、発電効率が下がります。 開放故障: 開放故障していると、影ができた時強引に不具合セルに電流を流すため発熱し、火災を引き起こす危険性があります。

【参考】FT4310がストリングに与える影響

日射下で、バイパスダイオードの開放検出が可能であっても太陽電池を壊してしまっては意味がないため、測定時にストリングに与える影響については充分検討されています。 FT4310は測定スイッチが押されると、まずIsc(短絡電流)を測定し、その電流値+1Aの電流が流せる電圧を印加します。 バイパスダイオードは、モジュールの定格短絡電流の1.25倍の電流を1時間流して問題ないことがJISで要求されていること、FT4310は定電流制御されていること、印加時間は5mS以下と短時間であること等から、ストリングに与える影響はI-Vカーブ測定や短絡して絶縁抵抗測定する場合と変わりません。 太陽光パネルを壊すことはありませんので安心してご使用ください。

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