アプリケーション・用途

コンベア搬送速度の記録・監視

背景

生産・製造設備において、鉄鉱石、石炭、肥料、穀物のような重い材料でも効率よく簡単に移動できる大型のコンベアは広く活用されています。大量に生産を行う生産工程では複数のコンベアを使用し、その生産の性質に応じて、高速で動作するコンベアと低速で動作するコンベアとを使い分けています。

コンベア搬送速度を正確かつ確実に測定することは生産・製造設備にとって非常に重要です。この測定によって、生産材料、仕掛品、完成品を途切れることなく安定して輸送できるかどうか確かめることができます。

コンベアの搬送速度を記録・監視する理由

多くの場合、コンベアの速度は、ローラまたはプーリに堆積した汚れや、ベルト自体の摩耗、亀裂の影響で変わってしまいます。また、コンベアの速度が要求される速度と異なる場合、生産歩留まりが変化し、生産工程がずれてしまう可能性があります。
したがって、生産スループットを維持するために、コンベアの搬送速度を記録・監視する必要があります。
またコンベア設備を導入する時の検討段階においても、適切な搬送量とベルト幅を調整するために、搬送速度の記録が行われます。

使用方法とポイント

面倒な配線作業は不要です。メモリハイコーダとローラーエンコーダを接続するだけでコンベアの搬送速度を計測できます。
また、配線がシンプルなので、ラインのメンテナンスも簡単です。

使用方法
・ローラーエンコーダとメモリハイコーダ(周波数ユニット)に接続します。
・ローラーエンコーダをコンベアに接触させ、搬送速度を記録・監視します。
・ローラーエンコーダの外周長と測定周波数から搬送速度を換算します。

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