インバーターモーターの部分放電試験
電気自動車(EV)などに搭載されるインバーター駆動のモーターは、スイッチング動作により瞬間的な高電圧が加わります。
巻線部分に部分放電の発生が長時間続くことで絶縁劣化が進み、短絡や絶縁破壊により重大な事故(発火など)を起こす危険があります。
部分放電試験を行えば、潜在的な不良の流出を防止でき、モーターの品質と安全性の向上が図れます。
巻線部分に部分放電の発生が長時間続くことで絶縁劣化が進み、短絡や絶縁破壊により重大な事故(発火など)を起こす危険があります。
部分放電試験を行えば、潜在的な不良の流出を防止でき、モーターの品質と安全性の向上が図れます。

計測イメージ
IEC規格準拠の2つの部分放電試験で、多角的な潜在不良検出を追求
AC部分放電 (AC PD) 試験
IEC 60270, IEC 60034-27-1 準拠: 内部放電、巻線間隙が不十分であるがために発生する沿面放電や異物混入を確認
インパルス部分放電 (インパルスPD) 試験
IEC 61934, IEC 60034-27-5 準拠: インバーターの鋭い立ち上がりに伴うサージ電圧の耐性を確認

HIOKIが提案する製品の構成
ST4200 は、AC 部分放電 (AC PD) 試験とインパルス部分放電 (インパルスPD) 試験が⾏える独⽴した部分放電試験器です。
耐電圧試験器、インパルス巻線試験器から試験電圧を印加し、部分放電センサで部分放電を検出します。部分放電検出センサを高電圧リレーボックス SW2001に内蔵することで、合理的なシステム構成が実現できます。
耐電圧試験器、インパルス巻線試験器から試験電圧を印加し、部分放電センサで部分放電を検出します。部分放電検出センサを高電圧リレーボックス SW2001に内蔵することで、合理的なシステム構成が実現できます。

使用機器
5. 部分放電センサST9200
AC部分放電検出。
SW2001に内蔵, 発注時指定オプション
SW2001に内蔵, 発注時指定オプション
6. 部分放電センサST9201
インパルス部分放電検出。
SW2001に内蔵, 発注時指定オプション
SW2001に内蔵, 発注時指定オプション