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世界に先駆けCAT III 2000V直流高電圧プローブが誕生 高電圧化する太陽光発電設備を安全に点検

掲載年月日:2021年12月13日


HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:岡澤尊宏)は、このたび、直流高電圧プローブP2000を発売します。デジタルマルチメータDT4261や同日発売予定のクランプメータと組み合わせて使用する直流高電圧測定用のプローブです。国際的な安全規格IEC61010におけるCAT(測定カテゴリ)IIIに対応し、直流2000Vまでの測定に対応します。

直流高電圧プローブP2000

■開発の背景
世界的な脱炭素社会実現に向け、太陽光発電システムに注目が集まっています。同時に電力需要の高まりから、太陽光発電やEVバッテリーで高電圧化が進み、新たなメンテナンス需要も拡大してきています。
一方で、高電圧化によりメンテナンス時の危険性は増しています。計測器は、安全に使用するために、国際的な安全規格IEC61010で、使用する場所によって安全レベルの基準をCAT II~IVに分類しています。測定カテゴリに適合した計測器を使用することで、感電や損傷などの重大な事故から人や設備を守ることができます。高電圧化を受け、安全性に関する規格が見直され、系統連系されている太陽光発電設備の測定は、測定カテゴリCAT IIIに分類されました。
このような背景から、太陽光発電設備のメンテナンス時に使用する計測器は、安全に使用するため高電圧に対応したものが必要となっています。


■特長
1. 世界に先駆けてCAT III 2000Vに対応
現在の太陽光発電設備では1500 Vのシステムが普及しつつありますが、今後システムのさらなる効率化、大規模化が進むと、より高電圧に対応した計測器が必要になります。そのような近い将来を見据え、CAT III 2000V対応の直流高電圧プローブとして、P2000が誕生しました。
直流2000Vに耐える規格に対応した安全設計で、作業者の感電や設備の焼損を防ぎます。


2. P2000に対応するクランプメータも同時発売
直流高電圧プローブP2000は、測定電圧を出力比1/11で出力します。測定電圧を直読するためには、「DC HIGH V PROBEモード」機能(高電圧換算機能)を備えたクランプメータ、またはデジタルマルチメータが必要です。
このたび、同機能に対応したクランプメータ4機種も同日発売いたします。8月に発売したデジタルマルチメータDT4261にも搭載されています。

P2000とCM4375-50の組み合わせ

※ P2000対応測定器(「DC HIGH V PROBEモード」搭載)
AC/DCクランプメータ CM4371-50  定価35,000円(税込み38,500円)
AC/DCクランプメータ CM4373-50  定価37,000円(税込み40,700円)
AC/DCクランプメータ CM4375-50  定価45,000円(税込み49,500円)
ACクランプメータ CM4141-50  定価30,000円(税込み33,000円)
デジタルマルチメータ DT4261  定価28,000円(税込み30,800円)


■主な用途
太陽光発電システムの設置工事、点検作業
電気工事における電圧測定


■年間販売目標台数(国内外)
P2000 2,000台


■発売予定日
国内、外国 2021年12月17日(金)


■価格(税込み)
直流高電圧プローブ P2000 定価15,000円(税込み16,500円)

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