パワーアナライザ
PW3390

モーター・インバータの電力変換効率を計測するパワーアナライザ

● クラストップレベルの電力基本確度±0.04%rdg.±0.05%f.s.を実現 ● 200kHzの測定帯域と、高周波までフラットな振幅・位相確度 ● 大幅な小型軽量化を実現、フィールドでも研究室並みの高確度測定 ● 新燃費国際基準WLTPの電流・電力収支測定に最適 (使用温度範囲が -10℃~40℃に拡大され、WLTPに追加された -7℃低温試験にも使用可) ● 過渡状態の電力を50ms高確度高速演算、その他高調波解析、瞬時波形、ノイズ解析・効率損失など全ての項目を同時並列演算 ● Bluetooth® 無線技術対応アダプタ併用でHIOKIのデータロガー(LR8410 Link対応品)に測定値を送信可能 ● 多系統の同時測定に、最大8台(32ch)同期したデータを取得可能 ● クランプ電流センサによる簡単な電力計測 直流電力測定のJCSS認定を取得 詳細ページ 360°回転画像を見る

グッドデザイン 2018受賞コメントより

年々進化するエネルギー効率向上のためのインバーターやパワーコンディショナーの技術の開発には、高度な電力測定が必要不可欠であり、様々な現場での計測状況も想定される。長年積み上げて来た世界最高レベルの測定精度を保ったまま、とにかく小さくすることと、変換ケーブルやセンサーの対応、電源供給の工夫により、様々なシーンへの「応用」にこれでもかというほど対応した点を高く評価したい。

電力測定器:高確度と機動性を両立したパワーアナライザ PW3390

パワーアナライザーPW3390は、リーディング誤差±0.04%、フルスケール誤差±0.05%、クラストップレベルの電力基本確度を実現。200kHzの測定帯域と、高周波までフラットな振幅・位相特性。電流センサの位相補正機能と併用して、高周波かつ低力率な電力も正確に測定します。電力変換効率の評価やEV/HEVインバータモータ解析、高調波解析に最適です。

電力測定器:豊富な電流センサで測定シーンを拡大するパワーアナライザ

確度重視の貫通型、利便性重視の高確度クランプ型、最大AC6000Aの測定ができるフレキシブル型など、測定シーンを拡大する電流センサ。インバータの二次側測定から商用電源ラインの大電流測定まで、コンパクトなボディーで電圧、電流、電力、高調波、波形、効率演算など多彩な電力解析を実現しました。

車両の燃費性能評価試験イメージを動画でご紹介

下記にご紹介する、新燃費基準WLTCモード燃費試験に準じて燃費測定する際に必要な電力測定性能と、 試験実施に便利な機能を持っています。 試験イメージを動画でご覧ください。

タフな温度環境下で、高確度に測定

恒温室や温度変化の激しいエンジンルームなど、過酷な温度環境下でも高確度に測定します。優れた温度特性と広い使用温度範囲をもつ、高確度貫通型と高確度クランプ型、入り組んだ配線や狭い場所に簡単設置できる小型センサーなど、多彩な電流センサをラインアップ。PW3390 本体は-10℃の低温環境から40℃の環境をカバーし、さまざまな環境下に持ち運んで使えます。

詳しくはこちら(高確度の貫通型/クランプ型センサーの一覧)

フィールドにも高確度測定を持ち運ぶ

電力解析エンジンに演算機能を凝縮することで、大幅な小型軽量化を実現。フィールドでも研究室並みの高確度測定を実現します。

ワンタッチで画面切替、多彩な電力解析

電力解析エンジンにより全ての項目を同時並列演算。ページキーで画面を切り替えるだけで多彩な解析が可能です。

測定確度と高周波特性を 徹底追求

4チャネルの電力入力を備え、リーディング誤差±0.04%、フルスケール誤差±0.05%、クラストップレベルの電力基本確度を実現しました。パワーエレクトロニクスにおける高効率機器の電力・効率を、より正確に測定します。さらに、200kHz の測定帯域と、高周波までフラットな振幅・位相特性を実現することにより、高周波かつ低力率な電力も正確に測定することが可能となりました。

電力解析エンジンが実現する高速・5系統同時演算

500kS/s 高速サンプリング、16bit 高分解能のA/D変換器で入力波形を正確に捕捉。電力解析エンジンが周期検出 / 広帯域電力解析 / 高調波解析 / 波形解析 /ノイズ解析の5 系統全てを独立でデジタル処理します。高速同時演算処理により、正確な測定と50msのデータ更新レートを両立しています。

高確度を徹底追求した電流センサー

・高確度 貫通型 高い確度と広い測定帯域をもつ貫通型。広い使用温度範囲で最大2000Aの大電流を高確度に測定します。 ・高確度 クランプ型 素早く簡単に結線できるクランプ型。広い使用温度範囲で最大1000Aの大電流検出から、入り組んだ配線や狭い場所でも簡単設置できる小型センサーまで、多彩な品揃えで高確度に測定します。 ・高確度 直接結線型 新開発のDCCT 方式により、50A 定格で世界最高クラスの測定帯域と測定確度を実現します。

詳しくはこちら(高確度の貫通型/クランプ型センサー、直接結線型の一覧)

高周波、低力率電力も正確に。電流センサの位相補正機能を搭載

新技術のバーチャルオーバサンプリングを搭載。500kS/s、16bit の高分解能を維持したまま、200MS/s 相当の位相補正を実現。電流センサの位相誤差を0.01°分解能で設定し、補正します。従来は正確な測定が難しかったインバータ出力のスイッチング周波数に含まれる高周波かつ低力率な電力も、位相補正機能を使うことで、測定誤差を大幅に低減し測定します。 * バーチャルオーバサンプリング:実際のサンプリング周波数より数百倍高いサンプリング周波数を用いたデスキュー処理を機器内部で仮想的におこなう技術

PC通信ソフトウェア PW Communicator

PW CommunicatorはPW3390とPCの間で通信をおこなうためのアプリケーションソフトウェアです。PW3390の設定、測定値のモニタ、CSVデータ保存、効率演算など便利な機能を搭載しています。 ・数値モニタ PW3390の測定値をPC画面に表示。最大で32項目を表示。電圧、電流、電力、高調波項目など全ての測定値から自由に選択可能。 ・波形モニタ 測定している電圧、電流の波形をPC画面でモニタ。 ・本体設定 接続されているPW3390の設定をPC画面上から変更。 ・複数台測定 PW3390をはじめ当社パワーアナライザPW6001、パワーメータPW3335、PW3336、PW3337を最大8台まで一括制御可能です。測定データのPCへの同時保存、測定器間の効率演算も可能です。 ・CSV形式保存 測定データを一定時間毎にCSVファイルに記録。記録間隔は最短で50ms。

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